ASAKA通信

ノンジャンル。2006年6月6日スタート。

学習、L'enfance

2018-10-16 | Weblog

      https://www.youtube.com/watch?v=sBSYXcNfIdw


これはこれ、あれはあれ、それはそれ。かくあるべし、かくあってはならぬ──
〈世界〉を教える記述命題のつぶてが嵐のように毎日「あなた」を襲っている。

日々の生活は、同時に、〈世界〉へのガイダンス、オリエンテーションとの遭遇でもある。
ただし、ガイダンスやオリエンテーションそれ自体が「真であること」を承認する理由も、
それを否認しうる確かな根拠も「あなた」はもっていない。

学習は二重の対話として進行する。
「快/不快」を分光するみずからのカラダが示すものと、
「よい/わるい」を指定し、ほほえみと怒り、やさしさときびしさ、
許しと禁止のコトバを投げかける「母なるもの」との対話。

この二重性は合流して「言語ゲーム」として展開してゆく。
二重性から生成する、葛藤・不全感・不安・いらだち・焦燥・怒り・悲しみ・懐疑、
そして親和・歓び・楽しさ・期待・発見・いやし・安心。

了解と納得。肯定的な関係のエロス(快)。
そのことをどこかで学び、深く基底に沈めること。

そして、いつか、ある時点で、それ以上に学んでおきたいこともある。
多様な学びの存在。あることを学びうることと学び損ねることの偶有性。

そのことの了解と〈世界〉をめぐる意味と価値の生成と消滅の可能性、
その位相を成立させている普遍的な「本質」について。
そしてそのことが可能にする合流可能性について。

 

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