柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

対比

2019-11-24 09:04:52 | Weblog
天皇皇后両陛下が伊勢神宮に即位の報告に参内される。誰に?天照大御神に。これですねぇ。これを証明できない嘘だと言うたところで仕方ないことですわね。古事記、日本書紀の物語を嘘だと言うてどういう意味があるんでしょうね、国産みのいきさつなんて今の常識で考えれば「んなわけないだろう」です、でもそれはそれでいいんですよね。八咫鏡は伊勢神宮に鎮座ましましている、残りの二つのレプリカを持参して古式ゆかしき装束で馬車でお出ましになる。今時馬車の方がどれだけ費用掛りましょうか。うまく比較できることで、皇后陛下は馬にアレルギーがあられるそうで車に乗っておられる。あのおすべらかしが馬車と高級車とどちらに似合うか、どちらが荘厳かでありました。沿道には多くの人が詰めかける、日の丸を打ち振りながら。いい景色だと思いますね。勤労感謝の日は戦後のGHQによる日本文化破壊の一環として名称を変えられたものです、以前は新嘗祭でした、収穫に感謝する日です、天皇陛下の儀式の中で最も重要なものとされていたことです。ん?大嘗祭は天皇陛下即位の年の新嘗祭とまでは知っていて、大嘗祭は先にあったよなと、調べてみました。こんな時の検索エンジンの有難いことです。新嘗祭とは11月の第二卯の日だったそうです古来。十干十二支は今や干支(えと)としか生き残っていないですが、還暦もこれに沿った数え方で、昔のお墓の横面には明治何年という表記に加えて甲寅とか丁酉とか掘ってあります、これが年次を示しているのです。土用の丑の日、この丑も日付を表してます。全ての日、年に甲乙丙丁・・(十干)と子丑寅卯・・(十二支)が組み合わさって充てられてます。今年は己亥(つちのえ・ゐ)の年です、本日11月24日は乙丑(きのと・うし)の日です。で、11月の第二卯の日は暦をめくると11月14日で、その日に大嘗祭が行なわれています。慣習はきちりと守られているということです。そして同日夕刻ローマ教皇が何十年ぶりで訪日したとの報道です。雨の中多くの人たちが空港に迎えてました、感激して泣いている人をTVは写してました。信者の人たちに違いないのでしたが、ちょうど今豊臣秀吉がなぜキリスト教(伴天連)を禁じ追放したのかという本を読んでいて、異民族異教徒を差別排除することや奴隷を許容している宗教を許さなかった秀吉の慧眼に感心している者には異様に映りました。この国にキリスト教の根付かなかったわけ、信仰の自由、内心の自由が完全に保障されている国民の常識意識に改めて感じ入ることでした。天皇陛下の存在こそが日本人の信仰だったわけですね、非常に象徴的な対比と思いました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 幼稚 | トップ | 宣託 »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事