柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

正義

2024-05-10 06:55:51 | Weblog

こんな騒ぎになるとは思わなかった。熊本水俣の環境省会合での不細工を指して関係者が言うてるそうです。そうかぁ、まだそんな認識なのかぁ、とこちらが呆れます感心します。あれだけカメラがマイクが張っているのにあの対応で良しとする感覚です。つまりああいう対応が標準だということですね。言葉丁寧にマイクを取りに行く。カラオケで歌い過ぎる奴から奪い取るんじゃないんですから。「ご意見いただきました」の会合はそういうモノだということなのですが、相手がいかにも善良なおとなしそうな爺さんだったから余計に世間の正義感に火が付いたという顛末、冒頭の感想聞くになんと想像力の乏しいことよのうと思いますがね。もっともあの進行役の役人とすればいつものようにやったまでで、アイヒマン感覚に過ぎぬこと、悪意などないことは想像つきますけれど。となるとやはりあそこでの大臣の対応でしたね。あとで追及されて涙流して謝るくらいなら、その場で役人を制して発言を促していればいいことでした。つまりそういう構えがないのです彼には。官僚上がりなのか二世なのか、リーダーの経験に薄い人なのでしょう。でも未だに水俣病認定でもめているのですね。被爆者手帳云々も同じ図柄ですが、どこで線引きするか(定義するか)のこととは知りつつ、当初の症状の軽い人たちが撥かれて長生きして後遺症に悩まされての現状です。医学的(科学的)判断の次は政治的判断です。被害者が高齢になっていく、早く何とかしろという感情論です。そういう流れの中でのあの対応ですから、やはり行政の四角四面が、想像力のなさが咎められるべきなのでしょうねぇ。

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