空家

全国で空き家が900万戸だそうです。数字にピンときませんがそうじゃろうなという感覚はあります。記事読むと他に放置空き家という区分があるそうで、こちらは385万戸だそうです。詳しい説明はないのですが、残りの515万戸は一応手入れしてある、そこに住んではないけれど風通しや掃除やの手は入れている空き家のことでしょう。なるほど。私も両親が住んでいた家に住んでないのですが、その家屋は何とか維持してます、500万戸の方です。で、その放置空き家の県別ランクが載っていて、当県山口県は堂々の7位、8万戸だとか。当地の町中にも空き家だらけです。壁が崩れて雑草まみれでいかにもの家がいつの間にか更地になっていて、ニュースでよく見るようになった行政による強制撤去かぁと思うことはありますが、しかしそうではない、見た目にひと気のないことが明らかな昔ながらの家並がいくつも残ってます。市街（と表記するほどの賑わいではないのですが）の中心が昔と別の地域に移ればそこには人がいなくなります、当然の結末なのですが若い連中の都会への流出とそもそもの人口減の現実は残酷です。子供の頃によく遊んだ場所や遊びに行った友人宅がすっかり寂れている風景はもう当たり前になってます。全国的なことであろうことは想像に容易ですが、鄙の地にはまさに顕著な現象ではあります。