柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

廃棄

2016-12-26 08:24:27 | Weblog
夢の高速炉(のはずだった)もんじゅの廃棄が正式に決まりました。何兆円の国費(こういう時は血税と呼ばれますが)をつぎ込んで、実際に稼働したのは何十日、殆どの期間停止していたという経過は、この決定のやむなしなのでしょうが、そう決まると決まったで遅すぎる!という非難が出て来ます。原発反対原理主義者達にかかるとこっちも十把一絡げにされてしまいます。どうだかなぁ。原発ってのは必要じゃないんですか資源のない日本にとっては。そこのところから反対なのですかね。化石燃料(こういう言い方も事態の切迫さを誤魔化しますね、単に石油の話です、石炭や天然ガスで置き換えられませんから)の取り合い、価格の上がり下がりにべったり依存する工業基盤の不安定さは感じないのでしょうか。よく喩えに出されることですが、アメリカとの戦争はABCD包囲網なんて呼ばれる、日本への石油禁輸政策にどうにもならなくなったからという側面が厳たる歴史です、資源は他所から買えばいいなんてことで済まされぬことだという認識です。遥か異郷のホルムズ海峡問題にあれだけ安倍さんが拘ったのはこういう理由でしょう?メタンハードレート他の深海資源には期待するし、こちらがモノになるならこちらに移行すればいいことですが、それと同じ重さで核燃料の再利用技術の開発も大切でしょうに。原子力という冠言葉にヒステリックに大声出すのはどうかと思いますね。福井県知事(もんじゅが福井県にあったこと、これで知りましたが。私も偉そうに言えません)が反対声明出してますが、これは県内の雇用先確保の面での反対ですね。原発城下町なんて表現があるように、その地域を潤している大企業ですからね。感情論に過ぎるでしょう?私はそう思いますし、もんじゅを潰すけれどこっちの研究は続けると言う政府の方針は大正解と思いますよ。いかがですか。
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