memories on the sea 海の記録

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米国大西洋産ニシン漁獲枠

2010-08-23 00:32:29 | 水産・海洋
米国のNOAAは2010年2011年4および2012年の大西洋ニシンの採集漁獲制限を発表。年間漁獲制限は9万トンで昨年尾漁獲よりも10%すくない。(8月13日FNEWSEU)

制限いっぱいの漁獲をするには過去の漁場よりもさらに沖に出た操業の必要がある。この制限はニューイングランド漁業管理カウンシルによって勧告されたものである。
「歴史的に、メイン湾の沿岸部は漁船にとって主要な漁場であった、この海域での漁労を制限することは多くの事業体にとって厳しいことだ」NOAA漁業サービスの北東地区行政官のPatricia Kurkulは言う。「漁業界が沖合いでの漁獲比率を増やせば、そこで漁獲枠いっぱいまで獲ることはなく沿岸部の漁獲低減による経済効果が出る。

大西洋ニシンは沿岸部も沖合も単一の系統群と見なされている。
そこには4つの管理区画がありそれぞれの区画毎に許容漁獲量が設定されている。全体としての資源量は乱獲されていないし、また乱獲は発生しない。しかしながら沿岸部の資源要素はニシン資源の18%であり、もっとも漁獲努力にさらされている。沿岸部に偏っている漁獲努力とその資源の長期間にわたる影響について審議会は不安視している。

そうした心配と資源の健全状態維持のために、審議会は2006~2008年の米国とカナダ漁船の平均漁獲レベルまでの減少を勧告している。過去3年間の漁獲データは可能である。また、2010年~2012年には調査のための禁漁期間も勧告されている。大西洋ニシンの漁獲は暦年で管理されている。新しい漁獲枠が設定されるまでは前年度分が有効である。


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