memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

中国への新しい使者を選定  フィリッピン

2012-06-04 10:22:08 | 海事
ベニグノ・アキノ大統領は緊張の高まっている南シナ海の領海問題対立の中、ベテランの新大使を任命したと大統領報道官が発表した(5月26日AFP MANILA)

Sonia Brady70歳は大使として2006年から2010年まで駐在していた。騒ぎの大きくなる中で熟練の外交官が領海紛争で擦り切れた関係を扱うことになる。アキノ大統領は「あの国の政策と文化にすでに精通した人物。そうした人物が地面をけって走ることができる」と語ったと報道官Abigail Valteが発表。しかしながら議会承認を得るまでは彼女の指名は行われない。アキノ大統領は当初友人でありビジネスマンのDomingo Leeを昨年指名したが、Leeは経験不足であるとして議会が拒否した経緯がある。

両国間の関係は4月に南シナ海で中国漁民を拘束しようとしたフィリッピン艦艇を中国側が阻止したことから悪化した。両国は紛争のScaborough礁の近くに完全を派遣ひと月以上にわたり双方の主張を繰り返している。中国側はこの岩礁をはじめとし南シナ海のほとんどについて、アジアの隣国の海岸線までを含め領有を主張している。一方フィリッピン側はこの岩礁はフィリッピンの200浬経済水域の中にあるとしている。それ以降、中国はフィリッピン産の果物の積荷を押収、フィリッピンを訪れる旅行者に対し警告を与え、マニラは北京が岩礁に船舶を増強していると。

フィリッピンはこの地区において軍事力の弱い国の一つでその同盟国米国は支援にまわる。アキノ大統領は6月にホワイトハウスでオバマ大統領と面談する予定がある。「このことは中国との対立には何の関係もない」とValte報道官が発言。これは昨年11月にヒラリー国務長官がフィリピン訪問の際に計画されたものであると。


一尾2ポンドのサケでスーパーマーケット(SM)の価格競争  英国

2012-06-04 10:21:31 | 
SMのASDAが天然物の冷凍サケに一尾2ポンド(249円)の値を付けたことで価格競争の構えが生まれた(5月21日Telegraph)
ASDAのSMの一部で売られたこの魚は4人家族であればひとりあたり半ポンドにしかならない。この安値がライバルのSMであるMorrisons, Tesco やSainsburyなどで競争をあおっている。これによりどうしてこのような安値で魚を提供できるのかという疑問と批判が生まれているし従業員の適切な報酬を確保できるのかという声もある。

このSMの冷凍魚担当バイヤーのGed Futterは「我々はいつも消費者の助けになることを求めている」先月このSMは食品を他所でより安く買えたらその分を払い戻すことを約束している。2008年にはこのSMは鶏肉の価格を2ポンドまで下げたことで動物愛護団体から批判を受けたことがある。これは消費者を引き付けるのが目的であった。今年のはじめには7ペニーのバレンタインカードで人目を惹きつけ“最悪のカード”として批判をかっている。

今回の840グラムのアラスカ産のサケはクリスマス前には4ポンドであった。ある消費者はこのサケの値引きのことを「品質も満足、新鮮なピンクの身質、来週にもあったらまた買ってステーキにしたい…」とmoneysavingexpert.co.uk でのべている。mっまた別の消費者は「一尾を買ったがとんでもない品物、こんな悪い品見たこともない。確かに安いが食べるのはとても厄介なことだ」という。食品キャンペーンの関連のJoanna Blythman はDaily Mail紙に「質すのは難しい」がこの価格で漁民に正当な儲けがあるのだろうかと。ASDAの広報担当者は低価格商戦のために大量に仕入れたものであるという。