memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

マグロまき網漁船またもや海賊に   スペイン・バスク

2011-10-23 08:49:18 | 海事
バスクのマグロ巻き網漁船Alakranaはまたもや海賊の襲撃を受けたが撃退した(10月18日typicallyspanish)

この船が2年前に襲撃を受けた時には乗組員は47日間拘束されたことがある。今回の襲撃はインド洋で操業中の火曜日の出来事。 スペイン国営テレビのRTVEは、ソマリア沖300浬で網入れ中に襲撃を受けたものと報じた。同じ海域では先週末にも2隻のフランスまき網船に対しても同様の襲撃があった。

本船 Alakranaには民間の海賊対策要員が乗船、2009年10月の襲撃ではスペイン人16人を含む36人の乗組員が47日間海賊に拘束されたための配慮である。ほとんどの乗組員は2年前とほぼおなじである。火曜日の今回の襲撃に対し2時間をかけて退避、保安要員が撃退策をとった。


鮮魚を買う時に由来を聞きますか?

2011-10-23 08:48:09 | 水産・海洋
ルソン島中央部やその周辺では最大の淡水魚資源はテイラピアとバンガス(ミルクフィッシュ)でありパンガシナン州のTaal湖やLaguna de Bayがある。テイラピア養殖はビッグビジネス(リスクや投資が少なく儲けが大きい)であるため、環境主義者らは養魚場の増加が湖を次第にダメにするのではないかと懸念している(10月30日CASA VENRACION)

この問題はとくにTaal湖においてみられる。自分は環境主義者ではないが、死んだ湖で養殖された魚が我々消費者に売られることには懸念を持つ。もしミルクフィッシュについてわからなければWEB検索してみてほしい。

一言でいえば、酸素のレベルが低下すると、水中生物は生きてゆけない、湖の養殖場の魚は死ぬことになる。このことは養殖業者の損失である。損失を軽減するために死んだ魚が市場に向けられることがある。酸素の低下には様々な理由がある。その一つはあまりに多くの魚が酸素を必要とすること(養殖いけすが多すぎる)。ほかには汚染がある。養殖場の魚は餌を与えられ、不要な餌は水中に残る。第3はこれも汚染にからむが、人間や社会活動によるゴミでらう。商業企業や家庭がラグナ湖やラグナ湾に排出していることにより湖は今や死につつある。
過去の調査によれば多くの汚染が川や流れに沿った家庭からの排出であり、非常に顕著な有害なスープのような水を垂れ流しているのは養豚場一方、ラグナ湖の魚養殖は続いている。ラグナから水揚げされた魚が我々消費者のところにやってくるのだ。

5月にテイラピアとコクレンの稚魚20万尾が湖で生きる業者の生計の糧として放たれた。1400基のイケスの業者は台風Ondoyの影響を受けた。
あなたが市場で淡水魚を買う時に、魚がどこからきたかを尋ねますか?もちろん魚を売る人はそれを知らない可能性がある。魚は中間業者を経由して市場に届くからだ。それに魚売りは魚が汚染されたTaal 湖やラグナから来たとは答えたくない。ではどうやって我々の身を守るのか。


巨大サメの聖域での漁獲を禁止

2011-10-23 08:47:36 | 水産・海洋
8か国の首脳によりサメの消滅防止対策が決まった。海の食物連鎖の最上位にいるサメについての最近の動きの中で象徴的である。彼ら代表は聖域の設定について支援することを宣言しそれぞれの国の水域におけるサメ漁業の禁止を取り決めた(10月3日MP)

この発表はパラオ大統領Johnson Toribiong とホンジュラス大統領 Porfirio Lobo Sosaが消滅するサメの保護に対し地球規模での挑戦を呼びかけてからちょうどf1年後のことである。すでにいくつかの国、地方、地域などが保護政策に賛意を示している。今年、ホンジュラス、バハマ、モルデイブ、トケラウ島嶼(NZ領)はそれぞれの国の沿岸にサメの聖域を設け、ミクロネシアもその設定をすることが決まっている。

この動物に対する商業漁獲の禁止区域は現在270万平方キロに広がっていて、その大きさはメキシコとテキサスを合わせた面積よりも大きい。地域的には最近、カルフォルニア、ワシントン、オレゴン州およびグアム、北マリアナ諸島でもサメの禁漁が決まっている。 (以下省略)