ロシア海軍がバレンツ海で訓練

ロシア北方艦隊が大規模な演習をバレンツ海で実施、これには潜水艦、水上艦隊、地上部隊、空軍も参加した（9月9日BarentsObserver）

この訓練は来週まで継続するがロシアで唯一の空母 “Admiral Kuznetsov”,原子力巡洋艦 “Admiral Ushakov”それに駆逐艦 “Admiral Chabanenko”と “Vice Admiral Kulakov”,が参加したと ITAR-TASS通信が報じた。

訓練の目的は異なる部隊の連携強化にある。Tu-95 および Tu-22爆撃機が空軍長距離戦力として訓練に参加、また対空防衛隊、 海軍歩兵、機動旅団も参加した。木曜日には地上の標的に対しミサイル発射も行われた。北方海軍は通常はこの種の訓練を秋に行うが、参加艦艇や部隊は年ごとにかわる。

スープにされる運命のサメが救われ海へ

スープ鍋から救われた子供のサメが袋の中でもがき海へと戻された。毎年何百万というこの捕食魚が殺されている（9月10日AFP/arabtimes）

タイではおよそ年間2.2万トンのサメがフカヒレのために漁獲されている。この中華料理の美味は金持ちだけのものだったが、いまや金を持つ中流階級にも人気を博している。

自らをDive Tribeと呼ぶ環境活動家のおかげで、市場やレストランから買い戻した何十匹のサメがタイ湾に戻された。その中には若いイヌザメやツマグロサメがあってからくもフカヒレスープになるところを逃れた。こうしたサメを中国人は精力を増強すると信じている。
Dive Tribe （潜り族）の創設者Gwyn Millsはサメの窮状はトラやゾウに比べて見過ごされているという事実を嘆いた。サメの損害が取り返しがつかなくなるのに5年か10年もかからないと恐れた。「あまりにも多くのサメを失った。これ以上は海から獲るべきでない」とMillsはいう。科学者らはフカヒレ採取を非難する、生きた動物から鰭を切り取り、海に投げて殺す。大のザウルスのいた時代から泳いでいた捕食者としてのサメの群れを世界規模で破滅に追いやっていると。

海洋保護グループのオセアナは世界中で年間7300万尾のサメがフカヒレ採取の犠牲となりその90％が枯渇しているという。しかし、サメは1975年にヒットしたステイーブン・スピルバーグの映画ジョーズでは貪欲な人喰いサメとして描かれている。しかし実際はほとんどのサメは人を襲うことはないという。「実際、人を襲うことはまれ」とスキューバのインストラクターでサメを逃がす活動に参加したJean-Christophe Thomasはいう。

土曜日にはタイのリゾートのパタヤの“水中世界”水族館から袋に入れられたサメ60尾が海に解放された。「自分もプラスッチクの袋を運んだ、でもいつサメが出たかわからなかった」とMahidol大学海洋生態学の講師Wayne Phillipsはいう。「しかし彼らが自由を得てよかった」
環境主義者らは、サメは捕食者の頂点にあり、海洋生態の中では重要な役割であるという。「よってサメを保護することができれば残る岩礁も保護される」とPhillips.「サメが重要な魚であることを人々に理解してもらいたい」 「サメの再生産は遅い。よって商業漁獲には不向きだ」

ホオジロザメやシュモクザメを含むいくつかの種は絶滅の危機にあると自然保護国際団体はいう。いくつかの国はすでに行動を開始した。大平洋の小国パラオは2009年にサメのサンクチュアリを宣言、同じ動きがモルデイブやホンジュラスでもある。台湾は世界有数のサメ漁獲を行っているがこの漁獲について対策を獲る動きがある。またサバやボルネオなどのマレーシアの州はサメ禁漁をしようとしている。（以下省略）

大波が漁船を襲った マレーシア

前日の9時間の豪雨のあと沿岸を襲った大波からボートを守ろうとBagan Ajamの漁民が奮闘した（9月11日NST）

幸いにも誰も負傷することはなかった。しかし5隻のボートがひっくり返り、ほとんどが流されそうになった。漁師のAbdul Zali Bashah,（51）によれば前日早くから始まった豪雨により強雨風が吹き荒れたという。強風は毎年9月から10月のモンスーン時期には発生する、しかし昨日のそれはいつもとは違った。「幸いにも我々がそばにいて、ボート確保のためにすぐに水に飛び込んだ、さもなくば100人以上の漁師が甚大な被害を受けただろう」という。「ボートが被災すれば損害額は5万リンギット以上になり、漁師は取り返しがつかない」とバタワースの漁業者協会の代表. Azizan Darus（53）はいう。それだけではなく、ボートの修理に一週間以上かかりその間収入の道がなくなるという。

今回の事態についてはバタワースの警察に報告したという。Azizanは被災漁民は漁業のみにより生計を立てていてほかに収入の道はないという。州保健環境福祉社会委員会の会長のPhee Boon Poh は150人の火災救難ボランテイアがよばれボートを岸辺に戻す作業を行ったと。
「ボートの被害は主にエンジンと網漁具。潮が引いてから岸に戻されたが、負傷っ者の報告はない」とSungai Puyuの銀でもある Phee氏はいう。,Ｐｅｒｌｉｓでは3日間続いた豪雨で40家族の150人が進水した家から逃れ救難センターに避難した。

政府が養殖を推進 モザンビーク

モザンビーク政府は火曜日“海面養殖区画”を設定し海産魚類の養殖を行うと発表した（9月14日allafrica）

閣議の終了後、政府のスポークスマンであり、法務次官のAlberto Nkumulaは食糧確保と収入の拡大のために養殖の重要性を記者らに訴えた。「タンクで魚を増殖すれば漁業者の海での生産に圧力をかけなくても済む」と。養殖を行えば多くの家計に仕事を創出し、貧困の減少にもつながる。このため漁業省は国立養殖開発研究所INAQUAを通じてMaputo, Gaza, Inhambane, Sofala, Zambezia, Nampula および Cabo Delgado国内７州の沿岸39か所での調査を行った。その結果、陸上で77,600ヘクタール、海面イケス養殖で32,100ヘクタール、海藻養殖に10,600ヘクタールの可能性があることが判明したとNkutumula氏は語った。

タンクおよび陸上養殖で56万トン、海面イケスで23.1万トンの可能性があることが推定された。収入に大きくかかわるものとしてはエビの養殖である。これはタンクや陸上養殖によるもので46.5万トン、海面イケス養殖で7.7万トン、海藻養殖で64.1万トンが期待できるという。こうした養殖開発のために政府は海洋養殖区を設定する。（以下省略）