JUSTQUEST -BLOG-

QUEST & KASHIWAX & STUPID

一年中スノーボード屋

2007-06-18 | QUEST
夏はサーフショップになったり、スケートショップになったり
アパレル屋みたいになったりと、いろんな店がある。
それぞれの店に魅力があり、固定客が居る。

昨日、「アパレルが少ない」と言われた。まぁまぁまぁ、そんな店ですから。
夏場は「何がある」というわけでもなく、初めて来たら「つまんねぇ店」って
思われるかもなぁ。でも気にしない。(気にしろって?)

若い頃、楽器屋に行って憧れるギターを見て、「いつか買ってやる!」と思いながら
100円のピックだけ買って帰ってきていた日々。
ラジコンも、そんなだったなぁ。「いつか買いたい」という思い。

思われてるだけじゃ商売にならない・・・かも知れない。
だから買いやすい商材を並べて一年中なんか売れるようにしておく。
でもね、「憧れる」って今は少ないと思うんですよ。そういう魅力。
なんでもかんでも「売れるように」って・・・それが賢いのかは知らないが。

侍を気取るつもりはサラサラありませんが、生き残るためにプライドを捨てるなら
「やめてイイんゃねぇの?」って思うわけです。
心底スノーボードが好きで、「自分流の視点とプライド」があって、店を始めると
思うんですよ。それが「売上重視」になって、いつの間にか「アレ?」ってなる。
メーカーだってそうです。

価格だけの問題じゃないんですよ。「この店で、あのボードを買いたい」って憧れ。

その昔、外車の高級車などはブランド・イメージも大切にしていたので、お金があっても
売ってくれない、なんてことがあったそうです。
そんな話を聞いたときに「ふざけるな」と言う友人も居ましたが、自分は
「スゲェ、カッコイイ!」って思ったもんです。

ランボルギーニの社長がソレで断られて、ランボルギーニが「フェラーリに負けない車」
を作ろうと自動車産業に(それまでは農業トラクター会社)参入したのは有名な話。

大工の見習いをしていた頃、「腕は抜群だが、口が悪い」で有名だった私の棟梁は、
「金払えば建ててもらえるなんて思うな!」と仕事を断っていました。
ヤ〇ザの組長が菓子折り持って頼みにくるような人でしたから。
でも、近所の家の直し、とか格安で直してあげるんですよね。
人としては大嫌いでしたが、すごーーーく尊敬してました。

敷居を高くするつもりはありませんが、媚びるつもりもありません。
頑固?いや、時代と自分の価値観の違いでしょうね。



コメント (4)
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