JUSTQUEST -BLOG-

QUEST & KASHIWAX & STUPID

冬はどこだ

2018-12-05 | LIFE
人の世は言葉(単語)ができれば、その言葉に意思が吸い寄せられるように

言霊として徘徊しはじめますが、ときに便利なようでいて本質を見失いがち。

「異常気象」。キャッチーですが非科学的な言葉。

病院で診察してもらって「異常ですね」って診断されたら気味が悪い。

恐怖心がビジネスになるなんて、どこぞの大統領みたいな発想ですが

もう少し冷静で賢い大人でありたいものです。

雪が降らないという嘆きを毎日のように聞きます。

中学生の理科の復習ですが、空気中の水分が上空で冷やされることで

飽和水蒸気量を越えれば雲になり水分同士が結合して重くなれば雨として降る。

この循環は海水温(塩分濃度も)と大気のバランスによるエネルギー循環なわけですが

地球全体の大気循環の心臓とも言えるのがメキシコ湾流とノルウェー海流。

ストーブとクーラーですね。海水温が上がると水蒸気は増えますから

メキシコ湾の水温とアメリカを襲うハリケーンの関係は比例する。

日本を流れる暖流がベーリング海で冷やされる循環もありますが流速と流量を見れば

アッチの10分の1程度。地球の大動脈は大西洋にあるわけです。

そして問題は北欧の気温上昇と海水温の上昇。クーラーの調子が悪いわけです。

ノルウェー沖の海流を調整できるように海底の形状を変えよう!なんて

地球の心臓のバイパス手術を思いつく人はいないのか、コスト的にも技術的にも

現実的じゃないし、その影響が計算できない!というところか?

火星に人類が移住するよりは現実的な気がするんですが、それを行う権限を

誰も持っていないという問題もあります。



さて、雪が降ることを祈りながら仕事をはじめよう。
















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