ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

やっぱり安倍晋三は非常に面白い男だ

2010-10-30 00:01:02 | 社会時評
私が情報ネタにさせていただいているブログ「黙然日記」さんで、すばらしい文章を知りました。かの安倍晋三が、自分のサイトに発表している記事です。こちらのものです。

>『失態繰り返す 仙谷官房長官』
最終変更日時 2010年10月26日
.『あきれ果てた人物だ。』

仙谷官房長官の事です。

愚かで無能である事は既に書いてきました。
日本と中国の国益がぶつかっている時、記者会見でなんと過去の歴史を持ち出し、逆に日本国民に反省を求めるお馬鹿さんです。

最近この人物の言動は、空虚で無内容、事実誤認に満ち、立ち居振る舞いの卑しさは見るに耐えません。
国会に於ける自らの発言で謝罪、撤回を連発しているのも無惨ですが、それに関する記者会見での質問にはノーコメントを繰り返しています。
酷い時は6回もノーコメントと答え、自分の子供のような若い記者達の失笑をかっていました。自民党政権時代の官房長官は、とてもそれでは通りませんでした。

恫喝的答弁も乱発で、まるで進退極まり、開き直ったサル(笑)のようで情けない。
予算委員会で、山本一太議員の質問に対し、「新聞記事をもとに質問するのは拙劣だ」と説教したところ、本人が何回も新聞片手に質問していた事が後で明らかになり大恥かいていましたが、私が副長官の時、彼は新聞どころか週刊誌の記事を取りあげ核問題で私に質問していました。

本人はわからないだろうと、高を括っていたのでしょうが救い難い浅はかさです。

国会答弁における間違いも多い。
これだけ愚劣な官房長官はあまりいませんが、どういうわけかマスコミはこの人物に甘く、あまり書かない。
しかし、いくらフタをしても腐臭は漂ってくるものです。
私もこんな人物の非難の為に筆を費やしたくはありません。しかし国益が損なわれている中黙っているわけにはいきません。

(以下省略)

あのー、これ日本の首相だった人物の名前で発表されているものですよ。実際に書いたのはたぶん本人ではないでしょうが、それにしてもほとんどこれは絶望的になる代物ですね。正直、まともじゃありません。

安倍って、自分ではまだ首相に再度なるつもりなんですかね…。可能性なしとみて居直っているんならまだわからなくもないんですが(そうだとしたって程度の問題ですが)、でもこれで本気で自分がまた首相になる気だったら…。

さて、産経新聞もなかなか面白い記事をのせてくれます。

>復権うかがう安倍晋三氏 尖閣事件批判の急先鋒 保守勢力の核になれるか
2010.10.24 22:48

自民党の安倍晋三元首相が夏の参院選後、精力的に動き始めた。尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件では中国批判の先頭に立ち、返す刀で菅政権を「弱腰外交」と切り捨てる。14~20日は谷垣禎一総裁の特使としてワシントンを訪問、米政府要人との会談を次々に行い、存在感を示した。3年前の参院選で自民党を惨敗させた「十字架」を背負いながら保守勢力の核として復権を目指す思いが透けてみえる。(桑原雄尚)

 

 安倍氏は訪米中、シンクタンク「ハドソン研究所」主催の講演で、米政府関係者を前に積極的に懐柔策を仕掛ける中国ロビイストに警戒するよう強調。この様子はワシントンのケーブルテレビで何度も取り上げられ、米政府への反響は大きかったという。帰国後の21日には、自らが会長を務める保守系議連「創生日本」役員会で米要人との会談についてこう報告した。

 「『中国ともっとうまくやれ』と言う人もいたが、『そんなことではいけない』とクギを刺してきた」

 故中川昭一元財務相の遺志を継いだ創生日本は若手・中堅を中心に70人以上が入会し、自民党最大勢力になりつつある。活動も活発化しており、27日には都内で街頭演説を行い、中国漁船衝突事件をめぐる日中両政府の対応を糾弾する予定。年内を目標に教育や外交・安保などの基本政策を取りまとめる一方、地方組織の拡充も進める。

8月に行われた参院自民党議員会長選で、安倍氏は自らが所属する町村派から出馬した谷川秀善前参院幹事長を推さず、「世代交代」を掲げた伊吹派(当時)の中曽根弘文元外相を水面下で支援。森喜朗元首相との確執を生む結果となったが、存在感を示すことにもつながった。先の衆院選で自民党保守系若手の多くが落選、ややリベラルの谷垣氏を中心とした執行部体制となったことは、自民党の支持が回復しない一因となっている。中川氏の急逝もあり、50歳代である安倍氏に保守派リーダーとして返り咲きを望む声は少なくない。

 ただ、政界混迷の原因は、安倍氏が首相として臨んだ3年前の参院選惨敗にあることは間違いない。しかも安倍氏はその後体調を崩して退陣した。自民党には「安倍氏のせいで…」との恨み節はなお残り、安倍氏の言動に「あの人に言われても…」という拒絶反応はなお消えない。党内には安倍氏を含む首相経験者全員の政界引退を求める声さえもある。

 それだけに安倍氏復権のハードルは高い。創生日本をいかに育て上げるかも大事だが、北朝鮮による拉致問題で見せたような政治手腕を振るうことができるか。そして政界再編を見据えながら明確な国家ビジョンを示すことができるか。首相経験者とはいえ、政治家としての正念場はこれからだといえる。

(引用ここまで)

さすがに自民党も自民党支持者も、安倍を本当に復権させるほど馬鹿ではないと思いますが、でもどうなんですかね。前にも私が指摘したとおり、右翼も産経新聞も自民党も、おどろくほど安倍に甘い。産経のこの記事もそうだし、自民党の態度もひどいものです。馬鹿を適当におだてておいて頭の悪い極右層の支持を集めようというねらいかな。まともな有権者が安倍を本気で支持するということはなかなか考えにくいとは思うけど。

しかしそのような神輿にのって馬鹿をふりまく安倍って、たしかになかなか面白い男です。上の記事も最後は、

>それだけに安倍氏復権のハードルは高い。創生日本をいかに育て上げるかも大事だが、北朝鮮による拉致問題で見せたような政治手腕を振るうことができるか。そして政界再編を見据えながら明確な国家ビジョンを示すことができるか。首相経験者とはいえ、政治家としての正念場はこれからだといえる。

と書いているくらいで、記者も本心では無理だと思っているみたいですね。

まあこの馬鹿がどれくらい世界に恥をさらすか、私は笑って見ているつもりです。

同じ日の追記:bogus-simotukareさんのところによると、あの安藤慶太記者がなかなか気合の入った記事を書いてくれそうです

>「【安藤慶太が斬る】拝啓 岡崎トミ子国家公安委員長殿 日本の過去よりまず自分の過去と向き合うべきではないですか? 」(31日 日曜日・午後)では韓国での反日デモに国会議員として参加した経歴を持つ岡崎トミ子国家公安委員長を、読み応え十分に取り上げます。

面白い記事だったら私も記事を書きましょう。馬鹿にし応え十分に取り上げます。
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8 コメント

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Unknown (珍坊痔漏)
2010-10-30 17:35:21
安倍がやたらバラエティとかに露出してますから、本気で復権狙ってるんじゃないですか。
TV局が担ぎ上げるところを見るとTV業界にはどれだけ応援する馬鹿がいると言うのだろうか。
返信する
>珍坊痔漏さん (Bill McCreary)
2010-10-30 22:39:06
ええ、本気でねらっているでしょうね。自民党なり自民党の支持者は、さすがに彼をもう一回トップにしようとは思わないでしょうが、それでも産経とか右翼はまだこいつに期待しているということでしょう。

>TV業界にはどれだけ応援する馬鹿がいると言うのだろうか。

彼の行政手腕や事務処理能力の低さは万人に知れ渡りましたから、最後ははしごを外すでしょうが、でもどうなんですかね。
返信する
すごいですね (凡人69号)
2010-10-30 23:25:56
pr3さんのところでコメントさせていただきましたが、何がすごいかというと、安倍ちゃんが仙谷氏を罵倒すればするほど、ブーメランがビシビシ当たるところではないでしょうか?まあ、安倍ちゃんは鈍感なので、ブーメランが当たっているのがわからないんでしょうけど(笑)
(これもpr3さんのところで書かせていただきましたが、もしゴーストライターがいるなら、あびるんとかなんでしょうかね?)
それから、pr3さんのところでpipisanさんがコメントされていましたが、産経の森山記者による便乗記事があります。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/diplomacy/457426
今では夕刊紙や週刊誌、そして産経も、菅総理よりも仙谷氏ネタのほうが売れると思っているんでしょうね。
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【安藤慶太が斬る】 (gaulliste)
2010-10-30 23:37:32
この間は書き忘れてしまいましたが、【安藤慶太が斬る】が始まったときには私も強い衝撃を受けました。
まさか、安藤慶太が長文の定期連載コラムを任されるとは思っていなかったので。
あの気功研究の記事を知って、「存在を信じがたいほどの馬鹿」という評価が固まり、その後は教科書問題取材班で記事を書いてるなぁという印象しかなかったので。
まあ、「産経新聞は馬鹿ほど出世する会社」ってことを再認識したというかw
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>凡人69号さん (Bill McCreary)
2010-10-31 07:45:10
>ブーメラン

そうなんですよね。てめえ官房長官ばかりでなく首相までやっていたんだろって言いたくなるんですが、まああんまり認識していないんでしょう。

>もしゴーストライターがいるなら、あびるんとかなんでしょうかね?

たぶんそのたぐいでしょうね。この期に及んで安倍なんかのゴーストライターをつとめる、馬鹿にもほどがあります。

>菅総理よりも仙谷氏ネタのほうが売れると思っているんでしょうね。

どうもそうみたいですね。これはこれで、なかなか興味深いものがあります。
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>gaullisteさん (Bill McCreary)
2010-10-31 07:48:17
>安藤慶太が長文の定期連載コラムを任されるとは思っていなかったので。

安藤氏は『正論』で働いていたみたいで、産経の人事のコースはよく知りませんが、たぶん産経では「出世コース」にいるんでしょうね(笑)。

私も安藤氏の書く話の内容のひどさもさることながら、彼に定期的に記事を書かす産経のひどさには本当におどろきます。ほんと、馬鹿ほど出世できる新聞社です。でも安藤氏がほんとに出世するまでは、新聞社が存在しないか、文字道理の解体的出直しを余儀なくされるでしょう。
返信する
Unknown (bogus-simotukare)
2010-10-31 12:58:11
>面白い記事だったら私も記事を書きましょう。


私もさっそく書いてみたので後でご覧いただければ幸いです。
内容はトンデモといえばトンデモですが、反日デモに参加したことを謝罪せよなので
・『「人間動物園」が問題なら、NHKの「のど自慢」も問題』
・『武器を持ってるかもしれないから漁船相手に自衛隊を出せ』
・『義務教育は無償だが私立に行けば有償となる、朝鮮学校無償化除外もそれと同じようなものだ』
・『映画「はだしのゲン」を見せることは偏向教育』
といったこちらの予想の斜め上をいくトンデモに比べたら、まだまし(?)です。
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>bogus-simotukareさん (Bill McCreary)
2010-11-01 18:49:38
今回は、安藤氏は7ページとなかなか気合が入っていますね。読んでみますと、たしかに今までのあいた口がふさがらないというレベルのすさまじい内容ではありませんね。一般レベルの馬鹿な内容です。

正直bogus-simotukareさんのお書きになっている内容でほとんど言いつくされている気がしますので、軽いエントリで済ませようかと思っています。ともかくいつも貴重な情報、ありがとうございます。
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