増元照明氏が、ご自分のHPで次のような記事を書いておられます(7月15日の記事)。
>主催は、「村山談話の破棄を求める埼玉市民の会」である。その中で、田母神元航空幕僚長の基調講演のあと、シンポジウムに参加したものである。
>最後に、私は「村山談話なるものは、国益を損なう最たる発言である」と感じているし、主催者の趣旨(村山談話を破棄する)には賛意を唱えたい。
正直、増元氏の日頃の態度や言説、付き合っている仲間たちその他から判断すれば、彼がこのような意見を持つこと自体は特に意外ではありません。むしろ当然というものでしょう。
が、それにしてもねえ。
世の中、「ある意見に賛成する」ということと、「ある意見に賛成し、その関係のイベントにも出席し、さらにそれを自分の発表媒体で公言する」ということには大きな開きがあります。
桜田淳子が統一協会の信者であることは仕方ないですが、その信者であることを公言して、その立場を肯定したら、マスコミからシャットアウトされてしまいます。これも仕方ありません。
正直、増元氏のような、拉致被害者家族の中でもフロントに位置する人物が、田母神のような馬鹿と組んだら、拉致問題についてはマイナスではあってもプラスなどなにひとつありはしないのですが、もう氏はそんなことを判断するような冷静さもないのでしょうか。
そして
>最後に、私は「村山談話なるものは、国益を損なう最たる発言である」と感じているし、主催者の趣旨(村山談話を破棄する)には賛意を唱えたい。
増元さん、失礼ながら、拉致問題と村山談話は関係ないでしょう。
いまさら日本政府が村山談話を撤回したところで、氏のお姉さんたちが日本に帰ってくるものでもありません。
氏は、これは拉致問題とは無関係な立場での意見表明だと主張されるかもしれませんし、たしかにそうなのかもしれませんが、こんなことに氏が賛意を唱えたところで、損はしても得することなど何一つないんですけどねえ。
安倍晋三ですら事実上、なにひとつ手をつけることのできなかった村山談話(とそのセットの河野談話)が今後日本政府によって破棄される可能性はほとんど皆無です。これはこの談話についての個人的な意見とかは無関係です。無責任な立場で、こういったことを非難していればことが済む田母神や櫻井よしこみたいな馬鹿とちがって、日本政府には様々な責任があります。そもそもこれらの談話を非難している人たちも、具体的にどうすればこの談話を撤回できるかという工程表を誰一人として提示できません。つまり、破棄は極めて困難ということです。
増元氏の頭の中ではたぶん
日本政府は北朝鮮に弱腰だ→同時に北朝鮮は、態度が悪い→それは日本政府が外国にものを言わなかったからだ→その象徴が村山談話だ→だから村山談話を破棄すべきだ
という思考があるのだろうと(勝手に)考えます。
個人的には、それって単なる牽強付会じゃんとしか思えませんが、本気で氏はそう考えているんでしょうね。
でも、あらためて言いますけど、そんな意見表明したところで、何の進展もないですよ、ほんとに。
そんなことを主張したところで、一部の頭の悪い人間や確信的な人間が喜ぶだけです。
増元氏は頭が悪くて確信的な人間なのかもしれませんし、人間の思考を変えることなんかできっこありませんが、こういったことを主張するなら、氏は拉致被害者救出運動なんかやめて、反北朝鮮活動家か右翼活動家になればいいんですよね。なまじ「家族会」の看板なんか背負っているから、私みたいな人間を不必要に不愉快にさせます。
氏のHPに
>拉致被害者を救う!
日本を変える!
と大きく表示されています。
どうも私の見たところ、最近の増元氏は、拉致被害者の救出より、反北朝鮮活動や「日本を変える」ことのほうによっぽど興味があるみたいです。
拉致被害者を救うのはいいとして、日本を変えるって何をどう変えようというのでしょうか。失礼ながら、そんなことは増元氏が主張することではありません。そんなに日本を変えたいんだったら、それ専門の活動をしたほうがいいんじゃないかな。いや、日本を変えたいから、彼は2004年の参議院選挙に立候補したんですよね。彼が選挙で惨敗したことは、日本にとってまことに幸せなことでした。彼もこれに懲りて、その後立候補はしていないし。
本気でお姉さんがまだ北朝鮮で生きていると増元氏が考えているんだったら、いまの態度はもう少し改めなければならないし、もう存命ではないと考えて北朝鮮への復讐にシフトしているのなら、ぜひ反北朝鮮活動に特化していただきたいものです。今のままですと、他の拉致被害者家族の方々が迷惑します。
>主催は、「村山談話の破棄を求める埼玉市民の会」である。その中で、田母神元航空幕僚長の基調講演のあと、シンポジウムに参加したものである。
>最後に、私は「村山談話なるものは、国益を損なう最たる発言である」と感じているし、主催者の趣旨(村山談話を破棄する)には賛意を唱えたい。
正直、増元氏の日頃の態度や言説、付き合っている仲間たちその他から判断すれば、彼がこのような意見を持つこと自体は特に意外ではありません。むしろ当然というものでしょう。
が、それにしてもねえ。
世の中、「ある意見に賛成する」ということと、「ある意見に賛成し、その関係のイベントにも出席し、さらにそれを自分の発表媒体で公言する」ということには大きな開きがあります。
桜田淳子が統一協会の信者であることは仕方ないですが、その信者であることを公言して、その立場を肯定したら、マスコミからシャットアウトされてしまいます。これも仕方ありません。
正直、増元氏のような、拉致被害者家族の中でもフロントに位置する人物が、田母神のような馬鹿と組んだら、拉致問題についてはマイナスではあってもプラスなどなにひとつありはしないのですが、もう氏はそんなことを判断するような冷静さもないのでしょうか。
そして
>最後に、私は「村山談話なるものは、国益を損なう最たる発言である」と感じているし、主催者の趣旨(村山談話を破棄する)には賛意を唱えたい。
増元さん、失礼ながら、拉致問題と村山談話は関係ないでしょう。
いまさら日本政府が村山談話を撤回したところで、氏のお姉さんたちが日本に帰ってくるものでもありません。
氏は、これは拉致問題とは無関係な立場での意見表明だと主張されるかもしれませんし、たしかにそうなのかもしれませんが、こんなことに氏が賛意を唱えたところで、損はしても得することなど何一つないんですけどねえ。
安倍晋三ですら事実上、なにひとつ手をつけることのできなかった村山談話(とそのセットの河野談話)が今後日本政府によって破棄される可能性はほとんど皆無です。これはこの談話についての個人的な意見とかは無関係です。無責任な立場で、こういったことを非難していればことが済む田母神や櫻井よしこみたいな馬鹿とちがって、日本政府には様々な責任があります。そもそもこれらの談話を非難している人たちも、具体的にどうすればこの談話を撤回できるかという工程表を誰一人として提示できません。つまり、破棄は極めて困難ということです。
増元氏の頭の中ではたぶん
日本政府は北朝鮮に弱腰だ→同時に北朝鮮は、態度が悪い→それは日本政府が外国にものを言わなかったからだ→その象徴が村山談話だ→だから村山談話を破棄すべきだ
という思考があるのだろうと(勝手に)考えます。
個人的には、それって単なる牽強付会じゃんとしか思えませんが、本気で氏はそう考えているんでしょうね。
でも、あらためて言いますけど、そんな意見表明したところで、何の進展もないですよ、ほんとに。
そんなことを主張したところで、一部の頭の悪い人間や確信的な人間が喜ぶだけです。
増元氏は頭が悪くて確信的な人間なのかもしれませんし、人間の思考を変えることなんかできっこありませんが、こういったことを主張するなら、氏は拉致被害者救出運動なんかやめて、反北朝鮮活動家か右翼活動家になればいいんですよね。なまじ「家族会」の看板なんか背負っているから、私みたいな人間を不必要に不愉快にさせます。
氏のHPに
>拉致被害者を救う!
日本を変える!
と大きく表示されています。
どうも私の見たところ、最近の増元氏は、拉致被害者の救出より、反北朝鮮活動や「日本を変える」ことのほうによっぽど興味があるみたいです。
拉致被害者を救うのはいいとして、日本を変えるって何をどう変えようというのでしょうか。失礼ながら、そんなことは増元氏が主張することではありません。そんなに日本を変えたいんだったら、それ専門の活動をしたほうがいいんじゃないかな。いや、日本を変えたいから、彼は2004年の参議院選挙に立候補したんですよね。彼が選挙で惨敗したことは、日本にとってまことに幸せなことでした。彼もこれに懲りて、その後立候補はしていないし。
本気でお姉さんがまだ北朝鮮で生きていると増元氏が考えているんだったら、いまの態度はもう少し改めなければならないし、もう存命ではないと考えて北朝鮮への復讐にシフトしているのなら、ぜひ反北朝鮮活動に特化していただきたいものです。今のままですと、他の拉致被害者家族の方々が迷惑します。
この状態は本人にとっても良い事ではないし、日本政府にとっても内心は疎ましく思っているでしょう。喜ぶのは安倍や荒木のような極右くらいなものです。そりゃ煽るわけだよなあ…。
>日本政府にとっても内心は疎ましく思っているでしょう
正直かなりのやっかいものでしょうね。他の拉致被害者家族の中にも相当迷惑がっている人もいるでしょう。ほんと、困ったもんです。