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ロミー・シュナイダーが亡くなったのは、1982年5月29日です。つまり本日が彼女が亡くなってから30年目ということです。
彼女は稀有の美しさを持つ女優でしたが(「稀有」とはこういう場合にこそ使う価値のある言葉です)、最愛の息子の死に強い衝撃を受けたせいもあり、薬物の過剰摂取が原因と思われる心不全でこの日パリの自宅で亡くなりました。43歳の若さでした。
彼女は名前から分かるとおりドイツ系(といいますかオーストリア生まれです)ですが、本名はRosemarie Magdalena Albachです。彼女自身はオーストリアと西ドイツ(当時)、フランスの国籍を保持していたみたいですね。
彼女はオーストリアの王女エリザベート(エリーザベトほか、いろいろな表記があります。)を演じたのが世界的に評価されました。エリザベートのニックネーム「シシィ」が彼女のニックネームにもなったくらいです。ヴィスコンティの「ルードヴィヒ」でも彼女を演じています。
同じ日の追記:「ルードヴィヒ」で主人公を演じたヘルムート・バーガーは本日5月29日が誕生日です。1944年生まれで、彼もオーストリア人です。
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なお、ロミーの身長は1m61cmとのことですので、大女(1m72cm)だったエリザベートとちがい小柄な女性だったということですね(ドイツ女性にしては)。
でも、ロミー・シュナイダーの後にエリザベートを演じる女優は気の毒だね。ぜったい彼女にはかなわないもんね。
余談ですが、ヴィリー・ブラントと親しげに写っている写真もありますので、彼女自身はどちらかというと左派だったのかな?
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写真は1971年の写真、右の女性はブラント夫人。
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ヴィリー・ブラントと。
というわけで、本日はロミーという稀有の美女の死を悼むため彼女の写真を特集します。たぶん今日は、世界中で彼女について書いている人がいるんじゃないかな。
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1959年の映画より。
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彼女はアラン・ドロンと婚約していました。結婚にはいたりませんでしたが。
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「ありふれた愛のストーリー」です。この映画で彼女は、セザール賞の主演女優賞を獲得しました。作品は、アカデミー外国語映画賞にもノミネートされました。
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この映画が彼女の最後の出演作品となりました。西ベルリンで撮影された作品です。
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2011年発行のフランスの雑誌より。
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2000年発行のドイツの切手より。
彼女は、ドイツ統一を見ずに亡くなったのですね。統一後のドイツでも映画に出てほしかったなあ。
こうして写真を見てみると、彼女って究極のドイツ美女っていう気がします。時代が違うから、なかなか彼女のような美女が映画界で活躍するのは難しいでしょうね。
個人的には、年齢を重ねたロミーに晩年のエリザベートを演じてもらいたかったという気もしないではありません。彼女についての記事はこれからも書いていきたいと思います。下は1971年の写真より。
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(Romy Schneider 1938-1982)
シィシィ三部作や「ルードリヒ」も有名ですが、個人的には「太陽が知っている」が印象に残っています。
あと、「制服の処女」のリメイク版を見てみたいですね。
恥ずかしながら彼女の名を今日初めて知りましたが、この美しさには脱帽しました。
もし男はつらいよ寅次郎心の旅路(1989年公開。寅さんが旅先で出会ったサラリーマンとなりゆきでウイーンに旅立つ話)が10年早くすなわちロミー様の生前に実現していれば、私が松竹の経営者なれば、ロミー様をどんなに予算を積んでも寅さんとからませたでしょう。
ロミーは『枢機卿』などわずかながらアメリカのメジャー作品にも顔を出していますが、『華麗なる相続人』ではオードリー・ヘプバーンとの共演も経験していました。
しみじみ。
「離愁」は未見だけど
見なきゃ候補の1本です
早いものです。映画が観られるので30年も前に亡くなったとは
思えません。とにかくきれいな人でした。アラン・ドロンと
結婚するものばかりと思っていた私ですが、なかなか
結婚に進展しない。そのうちダメ(別れ)になってしまい、
いい男といい女だったのに「残念!」でした。
にはジェーン・バーキンも出ていますよね。彼女は当時有名になる直前くらいでしょうが、なんともすごいキャストだな(笑)と。
そう、美人でしょ。なかなかこれだけの女性はいません。
>私が松竹の経営者なれば、ロミー様をどんなに予算を積んでも寅さんとからませたでしょう。
ええ、マジで特別出演くらいならありだったかもしれませんね。それならまさに日本映画史の宝になったでしょう。
>晩年までのエリザベートを演じるという構想もあったそうです。
彼女が長生きしていれば実現したでしょうね。残念です。
>『華麗なる相続人』ではオードリー・ヘプバーンとの共演も経験していました。
ロミーのほうは長生きしても一線の女優でいられたでしょうが、オードリーのほうはだめでしたね…。
>アラン・ドロン
このカップルが成立していたらすごかったでしょうが、ドロンもちょっと複雑なところのある人間でしたから、結婚するのはいろいろきついところもあったのかもしれません。
またちょっとロミーの映画を見たいと思います。