築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

本数はあったんですが・・・

2023-03-22 09:14:04 | Weblog
普段、水曜日が休市のことが多い市場。
今週のような
「火曜日に祭日で休み」
ということがとってもイレギュラー(^^;)
つねに「日持ち」のことも考えながらの生マグロですので、
競り場では「今日は水曜日・・・」と頭にしっかり入れておかないと
どうしても今日が木曜日のような感じがしてしまって・・・(笑)

ということで、今週はあと4日!
基本的には魚体の大きいマグロは、色持ちのこともかなり考慮しながら下付け。
なので競り場に並んでいる時点で色の悪いもの、鮮度が微妙なものは、
「早使い」として、値段つけるにしても高値にはできません。。

今日は天然の本マグロ、塩釜の延縄漁が一番多かったかな??
他に銚子や房州勝浦などもあり、輸入物はニュージーランドの本マグロにインド。
韓国船の旋網漁もわずかですがありました。
定置網は長崎県の50キロ~30キロ台中心ですが、長崎定置はかなりセリ残っておりました。
セリ残りといえば今日は塩釜の延縄漁!
浜値も高いんですが、高くても物が良ければ売れます。
今日の塩釜の延縄は物が良くない・・・
ここで話が戻りますが、もう競り場に並ぶ時点で色が悪い。
脂はそこそこあれど赤身の部分がもう茶色っぽい。。
どうみても「色持ち」は期待できない魚な上に、値が高いのではそりゃ残ります。
もともと色持ちの良さが売りの延縄漁なのですが、こういった「変色」の延縄漁は
釣りや網に比べると、さらに悲惨な色の変化になります。
ヤケもそうなんですが、もともと焼けにくい延縄漁が焼けるともう
釣りや網に比べて、「全く使い物にならない」ヤケとなります。
今年の冬から塩釜の延縄は脂はあるんですが色持ちが延縄っぽくなかったんですが、
水温が上がってきて、それが如実に出てしまっている感じです。

浜で値がついているということは、豊洲に持ってくるまでに変色しているんですかね??
とにかく今日の塩釜の延縄は物がダメでしたね。。
それより浜が安い銚子や房州の色目がしっかりしているところのほうが値が出てました。
そして塩釜よりも物がよく見えるニュージーランド産の本マグロ・・・
こちらも高かったです。
物がしっかりしていれば売れてます。

脂がなくても色がしっかりしていれば、安くなっても売れます。
逆に脂があっても色が悪いのは売れませんね~
特に延縄漁のマグロは・・・です。


ということで色が奇麗そうなマグロを見つけました(^^)



韓国船の船網漁(笑)

旋網なのでちょっと血栓ありますが、美味しいマグロです(^^)



頑張れ!ニッポン(笑)

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