拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

インフレで牛肉は遠くなりにけり

2024-03-09 18:29:51 | 日記

日銀総裁がとうとう国会で「現在はインフレ状態」と白状した。それを受けて、政府は、物価上昇を上回る賃金上昇を目指すって言ってるけど。なんだか馬鹿。だって、自分で物価を上げといて、それを追いかけて、で、追いつけないんだから(22か月連続で実質賃金は下がってる)。そりゃたしかに物価上昇の要因の一つはウクライナ戦争。でも、他の国は、だからこそ少しでもその影響を薄めようと金利を上げてるのに、日本は低金利のまま。日銀はこれまでずっと低金利政策を続けてたから変えるのが怖いのね、きっと。多くの日本人は、心配性の遺伝子を持ってるって脳科学者が言っていた。政策を変えて失敗してたたかれるのが心配なんでしょう。だから、責任がなくなるとホントのことを言うのよ。前の総裁だって、辞めたとたんに「もはやデフレではない」って言ってたもんね。

「失われた30年」とか言いますけどね、たしかに給料は上がらなかったけど、物価も上がらなかったら暮らしはそこそこ安定してた。ある外国の専門家もそのことを指摘して「日本人は幸せだった」と言っていた。なのに好き好んで物価上昇に火をつけてしまった。寝た子を起こすとはこのこと。そりゃあね、日銀のお偉いさんは、インフレ下でもこれまで通り牛肉を食べるのでしょう。でもね、あたしたち庶民はね、牛肉が食べられなくなって、豚肉も食べられなくなって、いまや鶏肉がたのみのつな。これすらも高くなってますからね。偉い人はそんなことに思いもよらないのでしょう。庶民がパンを食べられないと聞いて「じゃあ、ケーキを食べればいいのに」と言ったマリー・アントワネットよ、まるで。


王(ワン)

2024-03-09 10:49:54 | 音楽

人名の「キング」で多くの人が思い浮かべると思われるのは「キング牧師」。(オールド)テニス・ファンはキング夫人。横野君は往年のテナー歌手のジェームズ・キング。そして、現代、日本の競馬ファンが熱い視線を送るのは女性騎手のレイチェル・キングさん。最近は、日本人の女性騎手が増えてきて話題になってるけど、女性ということでハンデをもらってる(男性騎手よりも斤量が軽くなる)。でも、レイチェル・キング騎手は、短期滞在の外国人ということでハンデなし。なのに、短期間に重賞を二つも勝った。そのへんの男性騎手よりよっぽど上手いと大評判。

そのレイチェル・キングさんが帰国時に残したコメントが「また、日本に来たいですね」と訳されているけれど、語尾の「ね」に相当する英語はなんだったんだろう。もしかして、訳した人が勝手に「ね」を付けたのだろうか。

「キング」は「王」。「王」は中国語よみでは「ワン」。だから、王選手のニックネームは「ワンちゃん」だった(背番号が1だったこともある)。すると中国のピアニストのユジャ・ワンは「王ユジャ」?当たり。「王羽佳」なんだと。因みに、あたしが初めて親から買ってもらったクリスマスプレゼントが「偉大なる王(ワン)」って言う子供用の小説。虎の物語でした。

中国のピアニストと言えば、他に、ランラン、牛牛ってあたりが有名らしい。「牛牛」の読みは「ギューギュー」でも「モーモー」でもなく「ニュウニュウ」なんだと。牛乳の乳ってわけではないわよね。因みに、日本人のピアニストで牛田さんって人がいる。いろいろややこしい。ランランの英語表記は「Lang Lang」で、これをドイツ語にすると「長長」だけど、ランランの漢字表記は「郎朗」(同じ漢字×2じゃない!)。ちょっと年輩の日本人なら「ランラン」と言えば「カンカン」(ランラン、カンカン=初めて日本に来たつがいのパンダ)。

ここで、あたしの脳内の連想ゲーム。「ユジャ・ワン」に「ランラン」がからんで「ワンワン」。犬が「ワンワン」なら猫は「ニャンニャン」。この「ニャンニャン」にはドラマ「不適切にもほどがある」で阿部サダヲが連呼する「ちょめちょめ」と同じ意味もあるから、時と場所によっては不適切です。