拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

リタイアの時期

2024-03-21 17:45:34 | 音楽

外付けHDDのディスク化作業の次なる標的が「笑っていいとも」。例によって作業しながら見てたんだけど、当初は芸人が騒ぐクイズが続いて、えー?こんなんだっけ?とちょっとがっかりしたけど、見続けていくと要所要所に貴重な「記録」が出てきて結果的に大満足。例えば、テレフォンショッキングに久米宏が登場したりとか。それは2013年の12月のこと。久米さんが69歳で、タモリさんが68歳のとき。既に久米さんのニュースステーションが終わって10年近く経っていて、「笑っていいとも」も翌2014年の3月で終わることが発表されていた。すると、久米さんがニュースステーションを辞めたのは60歳になる年、タモリさんが笑っていいともを辞めたのは69歳になる年、ってことになる。当時、なんで「いいとも」を辞めちゃうの?と残念に思ったけど、現在の私の歳は当時のタモリさんの歳よりちょっと下(はっと気がつくとそこまで来てしまった)。で、既に仕事を辞めてますからね、リタイアする年代だったんですね。だったら、タモリさんがそこから10年も「ブラタモリ」を続けてくれたことに感謝しないといけないのかもしれない(まだまだお元気そうだけど)。因みに、「いいとも」が終わったんで、タモリさんは「ブラタモリ」で日本中を回れるようになった。それから、久米さんは、ニュースステーションをもっと早く辞めようと思ってたんだけど、同年代のタモリさんが生放送の「笑っていいとも」でまだがんばってる、だから自分ももう少しがんばろう、と思って辞めるのが4年延びた、って話をしてました。

さてさて、私が数年前に仕事を辞めたのはそういう頃合いだったということで。じゃ、趣味の方はどうなるんだろ。趣味はずっと続けられると言ってもね、やっぱり気力、体力が要るからね。横野君もそのあたりのことをよく言ってる。ほら、横野君、おかま声で歌ってるでしょ?おかま声の維持って普通の声よりも大変なんだって。プロも結構若くして引退するらしい。あと、彼、いろんな楽器をやってるでしょ?やっぱり昔より指がもつれるらしい。だから、うーんと練習をしても、年齢による衰え分をカヴァーするのが精一杯で、練習すれば上手くなる、ってわけじゃないらしい。それってモチベーションに影響する。だから、どういう場所で、どのくらいの頻度で続けていくかが思案のしどころだ、って言ってる。

因みに、タモリさんと久米宏さんはほぼ同時期に同じ大学に通ってたんだって(吉永小百合さんも)。で、「モズ」ってジャズ喫茶店があって、そこにお二人とも通ってたんだって(当時は面識はなかったらしいけど)。あと、学校近くの雀荘とかラーメン屋の話で盛り上がっていた。因みに、横野君もお二人と同じ大学だけど、ジャズは門外漢だからそのお店のことを聞いても知らないと思う。年代も違うし。


バックハウスはパン屋さん!?(てるてる家族感想文)

2024-03-21 11:08:40 | 日記

朝ドラ「てるてる家族」を久々に見た(外付けHDDのディスク化作業で)。「笑いあり涙あり」ってキャッチフレーズは大概眉唾なのだけれど、これはまさにそのもの。とか言いつつ、初放送の際は良さが分からず、はまったのは再放送のとき。この間、関西の笑いのツボの理解が進んだのかも知れない。思ったことをいくつか。

四姉妹のモデルは実在し、次女夏子のモデルは歌手のいしだあゆみさん。そのいしだあゆみさんがドサ回りの歌手役で出ていて、夏子の持ち歌である「ブルー・ライト・ヨコハマ」を夏子に無断で歌ったのだけれど、ホントはいしださん自身の歌なのに「人の歌」と言ってるところが面白い。この歌はリアルタイムで聴いていたけど、今聴くと「ブルーライト」に注意が向く。当時、青色LEDはまだ発明されてなかったから、これはネオンサインの色なのだろう。私の父などは、こういう色に照らされて繁華街をほっつき歩いていたのだろう。私的には、いしだあゆみさんと言ったらこの歌と、あと朝ドラ「青春家族」。

「てるてる家族」には、近所に住む発明家のおっちゃんが登場する。おっちゃん(「おじさん」よりも響きがいい、と私は思う)が発明したのは即席麺。で、食品会社を起こしたというんだから、期せずして今再放送してる「まんぷく」とかぶります。即席麺の開発→競合他社の出現による業績低迷→カップ麺の開発(その際、フリーズドライの技術を取り入れ、カップ麺に向くエビを探し当てる)等々のエピソードは共通(そりゃ、モデルが同じだから)。ただし、発明家の役は、「まんぷく」は長谷川博己、「てるてる」は中村梅雀で見た目は随分違うけど、どちらも発明家らしい役作り。それから発明に一心不乱に協力するのが「まんぷく」は奥さんのふく子(安藤サクラ)であるのに対し、「てるてる」は四姉妹の三女の秋子(上野樹里)でした。

映画で四姉妹と言えば「若草物語」。原作は小説だけれど、私がこの題名を聞いて思い出すのは映画。と言っても、この原作を元に山ほど映画が作られていて、私が思い出すのはエリザベス・テーラーが出てた古ーいヤツ。最近はメリル・ストリープやエマ・ワトソンが出演したのがあるらしい。いけない、見てない、早急にアップデートしなければ。

「てるてる家族」の実家はパン屋さん。私、なりたい職業の一つがパン屋さんで、リタイアしたら近くのパン屋さんに弟子入りするって友達に言っていて、そしたらそのパン屋さんが数年前に休業して、よかった、弟子入りしないで済んだ、と思ってたら、知らないうちに再開してる。ちょっと焦ったけど、弟子入りできない立派な理由があった!そのうち奥地の家に引っ越すんだった。ほっとする私(別に友達に言っただけなんだから弟子入りしなくたって誰はばかることないんだけど)。

パン屋さんと言えば、「バックハウス」っていうピアノを弾くおっちゃんが昔いてたらしい。「バックハウス」って言ったら「裏の家」とかって意味?でも、この人ドイツ人。ドイツ語で「バッケン」は「(パンを)焼く」だからもしかして「パンを焼く小屋」?当たってた。横野君は、その「パン屋さん」が弾くハンマーなんちゃらって曲が大好きなんだって。