龍角散のCMのBGMは田園である。田園とはベートーヴェンの田園のことである(と言わないと、玉置浩二の田園と思う人がいるかもしれない)。CMは第5楽章だが、第2楽章には「Scene am Bach」(小川のほとりの情景)という副題が付いている。なるほど、8分の12で「ティーラッラ、ティーラッラ、ティーラッラ、ティーラッラ」と奏でるのは清流の流れのよう。すると、途中で、8分音符が16分音符になって「ティラティラティラ、ティラティラティラ……」となるところでは水流が早くなるのだろうか。演奏によっては(ベームとか)途中で止まりそうになる。そこでは流れがせき止められているのかもしれない(でも、ベートーヴェンは、勝手に止まるなと言って怒るかもしれない)。この楽章のエンディングは、鳥がさえずることで有名。フルートがナイティンゲール、オーボエがウズラ、クラリネットがカッコウである……のだが、私には、もう一羽まぎれてるように聞こえる。二度目のさえずりに入る直前のファゴット(写真の丸印)も私にはさえずり……というか、ナイティンゲールのさえずりを真似ようとして誰かがフライングをしたように聞こえる。誰だろう。随分低い声だ。鳥じゃなくてウシガエルだったりして。
龍角散のCMのBGMは田園である。田園とはベートーヴェンの田園のことである(と言わないと、玉置浩二の田園と思う人がいるかもしれない)。CMは第5楽章だが、第2楽章には「Scene am Bach」(小川のほとりの情景)という副題が付いている。なるほど、8分の12で「ティーラッラ、ティーラッラ、ティーラッラ、ティーラッラ」と奏でるのは清流の流れのよう。すると、途中で、8分音符が16分音符になって「ティラティラティラ、ティラティラティラ……」となるところでは水流が早くなるのだろうか。演奏によっては(ベームとか)途中で止まりそうになる。そこでは流れがせき止められているのかもしれない(でも、ベートーヴェンは、勝手に止まるなと言って怒るかもしれない)。この楽章のエンディングは、鳥がさえずることで有名。フルートがナイティンゲール、オーボエがウズラ、クラリネットがカッコウである……のだが、私には、もう一羽まぎれてるように聞こえる。二度目のさえずりに入る直前のファゴット(写真の丸印)も私にはさえずり……というか、ナイティンゲールのさえずりを真似ようとして誰かがフライングをしたように聞こえる。誰だろう。随分低い声だ。鳥じゃなくてウシガエルだったりして。