拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

寝言で浮気がばれる?

2024-03-10 08:51:40 | 言葉

ブラタモリの昨日の放送が実質最終回だったという噂。昨日も、鹿児島湾を含めたあの辺一帯が大きなカルデラだったって話にへーっと思った。タモリさんは地質学者になっても偉くなったんじゃないかと思うけど、タレントになってくれたおかげでブラタモリを通じてあたしたちに国土のことを詳しく教えてくれたんだから、天の配材だったと思う。そういえば、山田洋二監督が渥美清さんについて、「フランス文学者になっても一流になった」と言ってたんだけど、なぜ「フランス文学」なのかについては説明がなかった。寅さんが長台詞を流れるように言う様は「寅のアリア」と言われていたそうだけど、それと関係があるのかしら。

NHKの「ユーミンストーリーズ」は短編集。先週は綿谷りさ原作の「青春のリグレット」だった。旅行先のバンガローで夫から離婚を切り出される妻。実は、そのバンガローは、妻が10年前(結婚前)、元カレと泊まり、元カレに「あなたとの未来はない。あなたと付き合うべきではなかった」と言って別れた場。かつて元カレに引導を渡した場で夫から離婚を突き付けられる。因果応報。ちなみに、夫には愛人がいて、妻がそのことを知ったのは夫のスマホを見たから。あたし、勝手に、こういう泥仕合を妄想した。

「あんた、女がいるでしょ?」
「いるわけない」
「嘘つき!あんたのスマホを見たんだから」

人のスマホは、たとえ夫のものであっても見てはいけない。夫がこのことを持ち出して形勢逆転となるか。だけど、頭の中は「ばれた」でいっぱいで反撃の余裕はないかもしれない。または、圧倒的攻勢に出てる妻から「開き直るな」と一蹴されるかもしれない。

あるいは、妻の方が、他人のスマホを見たことにうしろめたさを感じたなら、こういう応酬になるかもしれない。

「あんた、女がいるでしょ?」
「いるわけない」
「嘘つき!あんた、寝言で女の名前を言ってたわよ」

こう言われた場合、男は、ばれたと観念して白旗を挙げるのは待った方がいい。妻はカマをかけてるのかもしれないから。寝言を録音されていたら(証拠保全)別だけど。録音と言えば、ドラマで、妻が友人に夫の浮気をスマホで知ったと相談したら「スクショした?」と言われていた。これも証拠保全。しかも、こっちは寝言の録音より容易。

なお、中国語で「愛人」と言ったら、それは妻のことなのだそう。