拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

一匹ならSame?(ではない。バッハ三昧の一日)

2017-07-31 11:40:20 | 音楽
昨日は午後「14」のコンサートでカンタータを聴き、夜はカンタータの会でカンタータを歌ったというバッハ三昧の一日であった。内緒だが、コンサートと夜の会の間、時間が空いたので歌前酒としてワインを若干(600ml)いただきました。「14」はいつも通り、歌もオケもソリスト(団員が団内オーディション(聞くからに恐ろしそう)を経て務めるんだと)も立派の苺じゃなくて一語。きっと相当な鍛錬を積まれるのであろう。真逆なのが夜の会。「ゆる~~~~い」のがウリ。いきなりカンタータの新曲を三回通すのだが、人の歌にケチを付けないのが不文律。因みにアルト以外のパートを歌うのはとうとうここだけになった(テナーがいないため)。ところで、私がかねがね当ブログで「Samen」は決してやらしい意味ではないということを書いてきた。この言葉の濡れ衣をはらすのが私に課せられた使命だと考え生涯書き続ける所存だ。で、今回もその話。聴かせていただいたBWV40に「des Weibes Samen」という歌詞がある。これを「女の精子」と訳しちゃうと頭の中がクエスチョンまみれになる。最近流行りのおねえのことではない。これは「女性の子」と訳されている。つまり「Samen」には子孫の意味もあって、ここではその意味で使われいるのだ。私があれ?と思ったのは、夜の会で歌ったBWV120の「deines Vaters reiner Same」。え?「Samen」って単数は「Same」だった?「Samen」は複数?普段「Samen」と言ってるのは精子(又は植物の種)の数が無数だからで一匹(一粒)なら「Same」?いや、そんなはずはない。「Samen」は単複同型のはずだ。そのとおりであった。「Same」は「Samen」の雅語であった。印刷ミスで「n」がとれてるわけでもなかった。

お父さんはジークフリートになった(予想的中)

2017-07-30 10:00:11 | 日記
キラキラ星を歌っていると……ドードーソーソーラーラーソー、ファーファーミーミーレーレードー、ソーソーファーファーミドーミミレ、という風にペルゴレージのスタバト・マーテルになる(アルトのソロ)。さて本題。ドラマの今後の展開についての私の予想は大概はずれる。ミネ子のお父さんは高子と駆け落ちをするとの予想は、見事に大外れ。ミネ子がCMに出たとき「お父さん、ありがとう」という台詞を「お父さん、今どこにいるの?」と言い間違えるとの予想もはずれた(そこまでバカではなかった)。事実は小説よりも奇なり。私の想像はドラマより奇なり。しかし、お父さんがジークフリートになる(記憶を失ったお父さんが他の女性と暮らす)との予想は当たり。ネットでは「酷すぎる」との声があふれたとのことだが、私には想定内だった。ん?今、サンデー・ジャポンを見ながら書いてるのだが、不倫議員のお相手市議が「手はつないだけど一線は越えてない」と言ってる。お父さんはどうだ?女優のセツ子と同居しているが、この後、木村佳乃さん演じるお母ちゃんとよりを戻すためには「一線を越えてない」という設定が役に立つだろうし、朝ドラ的にも相当だろう。前例もある。「ふたりっこ」でオーロラ輝子にくっついて家を出てしまったお父ちゃんも一線を越えてないということだった。そういう意味では最近はどろどろ度満載の大石静さんの脚本もこのときは朝ドラの一分を守っていた。だが、朝ドラといえども「ふたりっこ」の前、「青春家族」では既に橋爪功さん演じるお父さんと遥クララさん演じる芸者さんが一線を越えていた。

ノンアルコールビール

2017-07-29 11:37:57 | 
美と若さのなんとかという番組があって、美しい楽の音を発したいとは思うしそのための精進はしたいがこと容姿ということになると私が美を追究するなんざオオサンショウウオが空を滑空することを夢見るようなものでからきし興味がない。だが「若さ」というワードには思わず反応してしまうお年頃。最近急激に劣化を感じるようになった。しらうおのようだった手はがさがさだし。で、その番組のこないだのサブタイトルは「酒は老ける毒」。なんでも、最近分かってきたことなのだが、日本人は本来アルコール分解酵素を持ってない人が多いのだが、たくさん飲むにつれてCypなんとかという酵素が増えてきて、それがアルコールを分解する。え?その話何十年も前に聞いたぞ。でも酵素の名前はシップなんとかじゃなかった。え?その別名はP450?それそれ。だからやっぱり昔から聞いていた話だ。で。酵素が増えるならいいじゃんと思いきや、P450がアルコールを分解する際、活性酸素が生まれて、それが若さの大敵なのだそうだ。その話は初耳だ。しかも、P450が増えると麻酔が効かなくなるとも。それは困る。こないだ奥歯を抜いたときの痛さはただ事ではなかった。思わずギエーーっと叫んでしまった。次回は全身麻酔で抜いてほしいと思ったくらい(ただ、私が抜く前に他の人がやはりギエーーっと絶叫していたから、ここの先生がせっかちで麻酔が効く前に抜いてしまうのかもしれない)。次に歯を抜くときのためにもP450は減らさなければいけない。で、番組が推奨するのは適量の飲酒。飲み過ぎた日があれば翌日抜くとかしてトータルで適量であれば、全然飲まない人よりも死亡率は低くなるそうだ。ということで、実践。わが家には1年半前に買いだめをしたノンアルコールビールが山ほどある。1年半前に何があったかと言うと、とても人には言えないこと(ウォッカをストレートでばかばか飲んだのがいけなかった)。さすがに酒はやめようと思ってノンアルコールビールを買いだめたのだが禁酒の誓いは数日で破られ(他人事のように書いてしまった。破ったのは私だ)、ノンアルコールビールの山は粗大ゴミになるかに思われた。しかし、今やわが食卓の救世主。1年間使わないものは生涯使うことがないから断捨離しろという人がいるが、ノンアルコールビールは1年半で陽の目を見た(ヴァイオリンとクラリネットは40年たって再び陽の目を見た)。と、ここまで書いてきたが、すべてを覆すような話。その番組が掲げた飲酒量と死亡率のグラフなのだが、たしかに、飲酒量が適量を超えるとだんだん死亡率が上がってくる。しかし、私は見逃さなかった。適量の3倍までは全然飲まない人よりなお死亡率は低いのだ。じゃあ結局飲んでいいってこと!?おまけの話。ノンアルコールビールは家計簿上、内食と酒のどちらに計上すべきか。酒じゃないんだから内食?そうすると1か月の目標(1万円以内)を超えてしまいそう。酒の代わりなんだから酒でいいよね?

研いでよー

2017-07-28 11:08:36 | 

これまで無洗米を買っていたが、少しでも安くと思い、普通のお米を購入。これ、ホントに研がなきゃいけないんだろうか?研がないと糠臭いというが、糠って栄養があるんでしょ?とか理屈を付けて無理矢理研がなくてもいいという結論に達しようとする。研ぐと言えば、百均では猫の爪研ぎも売っていて、安いけどちゃんとケメ子が研いでる、と喜んでいたら、薄くて簡単にかみ切れるもんだからワサビがちぎってはぽい、ちげってはぽい。おまけにちぎるたんびに鳴いて寝ている私を起こす。戦利品獲得のアピールだ。おかげで3分の1が消失してしまった(写真2枚目の手前)。全滅は時間の問題。仕方がない。しっかりしたのを買おう。で、二千円弱で購入。面積も厚さも倍だし、上下をかっちり固定できるんでワサビもちぎれない。よしよし、今度は大丈夫。しっかり研いで元をとってちょうだいよ。と思ったらケメ子がベッドにしてる。研いでよー。そう言えば、写真2枚目の左側に映ってる丸い物体は研ぎ器で結構なお値段だったが、しばらくベッド代わりに使われただけで現在はうっちゃられている。因みに「米を研ぐ」も「猫が爪を研ぐ」も、いずれも「研ぐ」だが、別の言葉で言おうとすると、米は「洗う」、爪は「磨く」だ。

ピカタ・ムンディ(世のピカタ)

2017-07-28 10:58:43 | グルメ

「ピカタ」と言うと「ムンディ」と続けたくなる。ミサの「ペカタ・ムンディ」からの連想だ。「Qui tollis peccata mundi」(世の罪を取り除くお方)の「tollis」は「取り」だ!と偶然の符合を喜ぶ私。ピカタは、若い頃ワイン関係の仕事をしてるんでワインに合う料理を自分で作ろうと思って初めて作った思い出の料理。料理本を見ながらだった。当時は卵にパセリを混ぜたが、昨夜は自家製の大葉で代用。追記。半年前にもピカタの写真をアップしていた。で、やはり「ピカタ・ムンディ」と書いていた。そのときは瓶詰めパセリを使ったそうだ(私によると)。今回の方が美味く見える。

兎美味しかの山

2017-07-27 11:40:02 | 音楽
♪うーさーぎー美味し、かの山~。父の実家は山梨にある。子供時代は夏休みにいつも行っていたが(家族旅行はここだけだった)、成人してからはほぼ縁切り状態なので、父の実家についての私の記憶は子供時代で止まっている。その記憶の中の父の実家の玄関を開けると土間が奥まで続いていて、土間の天井から兎が吊されていた。近くの山で獲られたものだった。三匹いた犬はいずれも猟犬で、目つきが悪かった……もとい、鋭かった。その哀れな兎の殺害にその三匹が関与しているのは明らかだった。近所の家も同様で、やはり兎がぶら下がっていた。今から思えば食べるために干していたのだろうが、私たちの滞在中に兎肉が食卓に並んだためしはなかった(次男坊の家族に美味しい兎肉を食わせてたまるか、ということか)。冒頭の歌(ふるさと)のホントの歌詞は、もちろん「兎追いし」だが、もしジビエ料理を満喫するために追っかけたのなら「美味し」でもまんざら間違いではない。しかし、今や「おうさちゃん」はペットとしても人気。「大草原の小さな家」にも、子供達だけの冒険旅行の途中で食べるものがなくなり兎を捕まえたのだが、結局逃がしてやったという回があって、へーえ、肉食文化のアメリカでもそうなんだ、と変に感心したことがある。じゃあ、ドイツではどうなんだろう、と思って「Hase」で画像検索。すると可愛らしい兎の写真に混じってぽつぽつと料理の写真。大体20枚に1枚くらいかな。ドイツではジビエ料理は「Wild」と言って、私は鹿肉を食べたことがある。

「細かいこと」≠「小さなこと」

2017-07-27 08:49:32 | 日記
国会の閉会中審査で「看過ならぬ」ことがあった。某党の質問者の質問に対して担当大臣が「そういう『細かいこと』を総理に聞いても無理だと思う」と言って自ら答弁したのだが、これに対して質問者が急に怒り出す。ものすごい剣幕で「今、○○大臣、『看過ならぬ』ことをおっしゃいましたね。そんな『小さなこと』ってどうことだよ。言ったよ今。そんな小さなことは総理が答弁することじゃないって。われわれが調べてきたことに対してそうゆう失礼なことを言うのはおかしな話じゃないか。失礼だよ。いいから。もうあなたは答弁結構だ。時間の無駄だ。時間の無駄だから出てくんな」。着席しても憤懣やるかたないようで「ふざけんな」とつぶやく。抜粋すると私の主観が入るので(テレビ局がやってることと同じになっちゃうので)、長文だが全部掲載。この後、この党の理事さんが他党の理事を委員長席に呼んでごちょごちょ(この理事さんがこうやって議事を止める光景はもうおなじみ)。で、議長が大臣に答弁に気をつけるようにと注意。これが事の顛末なのだが、おかしい。大臣は「細かいこと」と言ったのを質問者は「小さいこと」にすり替えている。両者の意味は全然違う。「小さいこと」は「とるに足らぬこと」で、たしかにそう言われたんだったら質問者が怒ってしかるべきだろう。しかし「細かいこと」は文字通り細部を言うのであって、どうでもいいことでは決してない。しかし、専門部署でなければ分からない(不動産登記法に対する不動産登記規則のような感じ)。だから担当者が代わりに説明するというのは私にはちっとも不自然ではなかった。なのに質問者はなぜあのように怒鳴りちらしたのだろうか?この人の頭の中では「小さいこと」と「細かいこと」の違いなど「小さいこと」なのだろうか(ご自身で「小さいこととはなんだ」とおっしゃっておきながら)。それとも単に聞き違えたのだろうか。聞き違いであんなに国会で怒鳴りまくっちゃいかん。しかも委員長に大臣に注意までさせたんだから(この委員長もちゃんと聞いてなかったんだろうか)。この質問者さんは、討論番組でも温和にお話をされる方なのにどうしちゃったんだろう。ホントは激情家でそれが出た?それとも存在感を示すためにわざと切れてみせた?ところで、この質問者さんは、討論番組で相手を論破するときよく「すみません」とおっしゃる。この方に限らず、相手を論破する際、多くの人が「すみません」と言う。私はこれにはすごく違和感を抱く。「すみません」って言ったら自分が間違っていたってことでしょ。でも、そういうつもりはさらさらなくて、えへへ、これからあなたをやっつけるよ、痛い思いをさせてごめんね、ってことだと、ものすごく相手を見下している感じがしていやなのだ。最初の話に戻る。テレビは質問者さんが「出てくんな」と怒鳴ったところだけ放送(相変わらず)。だが、ネットでは結構多くの人が「細かいこと」が「小さいこと」にすり替えられたことに気づいていて発言をしている。ネットも捨てたものじゃない(問題もあるが)。

水の蛇口からお湯が出る

2017-07-26 18:21:34 | 日記
6時すぎてからピンポーン。誰だと思ったら○○ガス(≠東京ガス)の人。ガスが自由化になったので売り込みに来たのだった。で、今ガス代がいくら位かかってるか?と聞かれたから、今月は千円台と言ったらびっくりして「上手に使ってるんですねー」と言って、それじゃあガスを代える必要がないからと言ってあっさり帰って行った。感じのいいお姉さんだったから考えてもいいかなと思ったのに。それにしても、この時期千円台というのは普通ではないのか。だって、水の蛇口から出る水はもはや水ではなくお湯。湯船にたっぷりお湯を張るといってもほとんどガスは使ってない模様。あとは炊事だけだし。さて、書き始めたついでだ。もう一つ日常ネタ。昨日は「土用の丑の日」とかで、スーパーの魚売場は鰻で埋め尽くされている。しかし、この地域は23区でももっとも地価の低い地域。そう簡単に鰻が売れてたまるか。すると、レジに並んでいる人のカゴを見ても鰻は皆無。ほうら、見たらんしゃい。足立区民をなめたらあかんぜよ!

夜でも"Guten Morgen"?

2017-07-26 13:31:04 | 言葉
こないだの足立区花火大会の行き帰りに自転車の隊列ができた話を書いた。私は、自転車をこぐときは気持ちがジェンティルドンナになるので必死にこいで先頭にたつ。だが赤信号で必ず後続に抜かされる(止まってる私をみんなが追い抜いていく。多くの○○区民にとって赤信号は眼中にない。ここで私は疎外感を感じる)。でも○○区民は自分たちが正義だなどとは思ってない。おまわりさんに怒られたらすみませんと言う(と思う)。だが、主に東京西部に棲息しているお金持ち兼偉い人は、自分が一番偉いと思ってるから、自分が法に触れたら法が悪いと言う(と思う)。おまわりさんと言えば、今朝スーパーの駐輪場におまわりさんが二人いて、そのうちの一人、婦警さんが「こんちはー」と近づいてくる。え?ボク、なんにも悪いことしてないけど(○○区民はおまわりさんが近づいてくるととりあえず逃げる)、と思ったら「自転車事故が多発してるんでー」と言いながらティッシュをくれた。おお、今たまったポケットティッシュを有効活用しよう、当分ティッシュを買うのはやめよう、と思ってた矢先だから大変ありがたい。と思いながら、まてよ、今朝の10時だ。だったら「おはようございます」だよな。「こんちはー」は早いよなー、と心の中でつぶやく。逆に、芸能界では夜でも「おはようございます」と言うらしい、いや、クラシックの先生方も、夜、「おはようございます」とおっしゃる。こちらはどうお返事すべきなんだろう。先生様が「おはようございます」とおっしゃるんだから合わせるべきか。でも、こちらは「一般人」だし。山口百恵さんは、引退する前から普通の人と同じ挨拶だったそうだ。外国ではどうなんだろう?例えば、ベルリン・フィルのメンバーは、夜でも「Guten Morgen」と言うのだろうか?と思って「Auch am Abend sagt man "Guten Morgen"」でググる。結構、ドイツ人もこのネタで議論をしていた。朝が早い仕事か夜が遅い仕事かで変わってくるなんて書き込みもあったが、「音楽家」は常にGuten Morgenかどうかは不明のまま。

バカって言ったら自分がバカ(バカなテレビを見る私)

2017-07-26 10:47:25 | 日記
加計学園についての国会の閉会中審査を全部見た(録画も含めて)。一番印象的だったのは前愛媛県知事。ご自身が言うところの「加計学園を今治に呼んだ張本人」。もう話したくて仕方がなかったという感じで、既得権益を守るための岩盤規制がどれほど強固か、獣医学部新設がいかに大事かを身振り手振りを交えて懇々と述べられ、とても私の母より少しだけお若いだけとは思えない(野党から言わせれば論点が違うということだが)。ときどき聞かれたことから話が大きくそれることがあるが、ひとしきり脱線された後、ちゃんと聞かれたことに戻ってくる(江川卓投手の引退会見がそうだった。当ブログも脱線は躊躇しないがちゃんと戻るようにはしている。ときどき意図的に流れるままに流浪することもある。第九の第4楽章が聞き込むほどにピントこなくなるのは、それまでのがっちりしたソナタ形式の構造から脱却した「変遷の連続」のせいだと思う。これを許容すると再び第九の感動が戻ってくる。また脱線したが、今回は当初の話に戻る)。ところが、テレビ局はこの前知事の話をほとんど取り上げない。どうやら、加計学園については、初めから「首相=悪者(=スターウォーズの皇帝)」というストーリーが決まっていて、それが崩れるような前知事の話は都合が悪いのだ。私は、えばってる人はきらいだから今の与党には与しない(因みに、反対ばっかりしてて建設的な議論をしない野党も応援したくない。だから選挙のときは投票先がなくて困る)。だが、今のマスコミの態度は不公平だ。これまで政府にさんざいじめられたので政府が弱った今こそ積年の恨みをはらすときだと思ってるのかな?と勘ぐるのはまだ優しい。単に、視聴率を稼ぎたいだけなのかもしれない。最近某野党を離党した議員さんが「(自分が辞めた党が「学園もの」に固執するのは)政策論争をしてもワイドショーがとりあげないから」と言っていた。そんなバカなテレビを見る私もバカだ(バカって言ったら自分がバカ)。しかし、マスコミは国民をみくびっている。ネットでは前知事の発言が話題になっていて、それを取り上げないマスコミに対する批判が起きている。すると、一番バカなのはやはりマスコミ(及びそれに迎合する人たち)か?それにしても高い支持率を誇った現内閣の支持率の急降下ぶりには目をみはる。スターウォーズのデススター(皇帝側の最終兵器)も、いったんほころびを見せたらあっという間に消し飛んだ。マスコミに因んだ話その1。ワイドショーで、某院長さんが国会議員を名誉毀損で訴えた話題の際、ある「偉い人」(あるいは「偉そうな人」)が、院長さんを批判して「名誉毀損というのは真実でないことを言うことだ。真実を言ったのなら名誉毀損にはならない」とおっしゃってた。ブー。名誉毀損の成否には、原則として、摘示した事実が真実かどうかは関係ない。なのによくもまあ公の電波で「真実なら名誉毀損にならない」と言い切ったものだ。その2。漱石の「坊ちゃん」に出てくる新聞報道がいい加減きわまりない。マスコミっていうのは本来この程度のものなのか。しかし、表現の自由を振りかざして偉そうにしてるんだから、やることはちゃんとやってほしい。

♪4時5分(ゆずの曲ではない)

2017-07-25 16:59:09 | 音楽
先週ミネ子がよく歌ってた曲(以下移動ド。ミーレミド、ミーレミラ)は「おはなはん」。ということで、今回は懐メロ特集。いつものアニメ主題歌は今回はおいとく。まずは「三時のあなた」。♪さんじーのあーなーたー(ラーソーミドーミーソー)。これは覚えてる人も多いだろう。じゃあ、これはどうだ?三時から1時間5分後の「よじごふん」。♪よーじごふーん、よーじごふーん(ラーソラミー、ラーソラミー)、たーのしーくてーれびーをみーるたーめに(ドードドードシーラソーソラー♯ソラーラミー)(中略)おーぼえーておーくとー、べーんりーですー(レーミフーソラーラドー、ミーレドーミレー)(中略)じゅしーんそーおーだん(レレードーシード)。そう、これは4時5分から(たしか)NHKで放送された「受信相談」、つまりテレビ受信でトラブルが生じたときの対応策を紹介した番組だった。ところで、YouTubeを見てたらゆずが歌ってる「四時五分」てぇのが出てきて、え?こんな古い歌カバーしてるの?と思ったらゆずのオリジナルで全然違う歌だった。

身分違いの恋

2017-07-25 11:27:32 | 日記
ミネ子はKOボーイと別れた(ひよっこ)。KOボーイが親の決めた相手と結婚するためだ。もともと、本人も回りも身分違いの恋に危うさを感じていた。例えば、(この二人のことではないが)レストランでフィンガーボールの水を飲んじゃう人と、牛丼屋でお冷やのコップに手をつっこむ人が付き合ったらどうなるか。文化の違いを面白がる度量と好奇心があればよいが、「不作法」「罰当たり」って感じの罵りあいになったらもうダメ(そもそもそういうバトルをするような二人がくっつくことはないか)。ところで、明治、大正ならいざ知らず、ひよっこの舞台の昭和に政略結婚があるかって言うと、これが昭和どころか平成の世になってもあるようで。ドイツの語学学校で一緒だった日本人男性のUさん(ファーストネーム)は、私より一回り下だが偶然高校が一緒だったので仲良くしてもらってた。そのUさんが、帰国後の話になったとき「親が決めたフィアンセがいるだろうからその人と結婚する」と言ったので私はへー、今でもそういう話があるんだー、と思った(そういえばUさんもKOボーイだった)。因みに、Uさんはその学校に銀行から派遣されて来ていた。他の日本人も大概企業や役所から派遣されていてお金の心配はない。だから、休みになるとミュンヘンだーどこだーと遊び回っていた。自腹で行った私は日本でもお金がないが(だから練習後はガ○トにしか行かないが)、ドイツではもっと金欠で、休みとなると、せいぜい、近くの「黒い森」の山登り。で、あるとき、目的なしにひたすら山道を登っていたら、いきなり視界が開けて現れたのはのどかな牧草地(「のどか」というのはこういう村のためにある、と思った)。St.Peter(ザンクト・ペーター)という村だった(同じ地名がサルツブルクにあるようだが)。空気が違う感じがした。さて、そのUさんだが、帰国後の千代田線でばったり会った。「ばったり会う」っていうのはホントにあるもんだ(「ばったり」と「ぱったり」とどっちが適切かと一瞬考えたが、「ぱったり」だと倒れちゃうよな)。で、Uさんが、是非一杯やろうと言ってくれたが、この日は、たまたまお金の持ち合わせがない(いつも金欠だが、この日は財布ごと家に置き忘れていた)。でも、せっかくだから行きましょう、貸しますよ、と言ってくれたので、じゃあ絶対返すからね、と言って北千住で降りて赤ちょうちんに行く。その後、Uさんとは音信不通。私、お金はないが借金もない……とは言えなかった。このときの飲み代をまだ払ってない。Uさん、またばったり会ったら今度は私が払うからね。

「船」は女性とは限らない

2017-07-24 10:18:09 | 言葉
「スター・トレック2」を見てたら、悪者のカーンがエンタープライズ号を探すシーンで「Where is she?」と言った。この「she」は「宇宙船」のこと(字幕は「敵はどこだ?」だった)。船は女性名詞なんだよな……ん?まてよ。英語の名詞って男性だとか女性だとかあったっけ。ないよな。定冠詞は区別なく「the」だし。じゃあ、なんで「she」なんだ?慣用?因みに男性名詞と女性名詞と中性名詞の厳格なルールのあるドイツ語では中性名詞だ(今日の街歩き番組でも「Das Schiff ist die Kirche(その船自体が教会)」と言っていた)。にもかかわらず「船=女性」の英語のイメージが浸透してるのは七つの海を支配したイギリスの影響か?じゃあ他の海洋国家はどうだ?ええっ?スペイン語では「barco」、ポルトガル語では「navio」。大航海時代をリードした両国では男性名詞だ。

斉唱

2017-07-24 09:57:06 | 音楽
大相撲で最後まで白鵬と賜杯を争った碧山(ブルガリア出身)は新婚さん。ドイツに在住していたが碧山関の相撲にかける熱意に惹かれて結婚した奥さんとラブラブであることが好調の原因か?千秋楽のインタビューでも奥さんへの感謝の辞を述べていた。例の泥沼離婚劇を見て結婚は地獄だと思った若者達も、少しは結婚も捨てたものじゃないと思ったか。序二段で優勝した炎鵬はインタビュアーよりも背が低い。私とあんまり変わらない……と思ったら体重は私より30kg重かった。やはり力士は小兵と言えども大きい。優勝した白鵬の表彰式の前にお決まりの国歌斉唱。ふと思った。「斉唱」と言うんだったらハーモニーを付けて歌ったら怒られるのだろうか?カルヴァン派の教会では(本来は)ハーモニーは厳禁だそうだ。「国歌」と言えば「斉唱」だが「独唱」もある。今年のダービーは、岡本知高さんの独唱だった。いよいよ競馬場でも男声ファルセットが響く世となった。競馬ファンも大歓迎。ただし、岡本さんはソプラニスタというくらいだからソプラノの音域までカヴァーされるが(「ある晴れた日」を生で聴いた)、この日はカウンター・テナーの通常の音域におさまった歌だった。

「オペラアワー」「時既に遅く」「男はみんなこうしたもの」(追悼・後藤美代子さん)

2017-07-23 11:16:08 | 音楽
ピッ、ピッ、ピッ、ポーーン(3時の時報)。ジャッジャッジャッ……っと勢いよく「こうもり」の序曲が始まりジャン、ジャン、ジャーーーーンと小休止になったところで後藤美代子さんの一声「オペラアワー」。序曲が静かに再開して少したつと「日曜日の午後のひととき(途中から「日曜日の朝」に変わった)、オペラのステレオ全曲録音レコードでお楽しみいただくオペラアワー」。このルーティーンをどんだけ聞いたことか。今月5日に亡くなられた後藤美代子さんは、間違いなくクラシック好きの子供達のマドンナだった。オペラアワーに限らず、当時、数々のクラシック番組でナレーションを務められた後藤美代子さんだが、私が覚えてるもので一番古いものは1971年のNHKイタリアオペラ公演のテレビ放送。このときの演目は、スリオティスのノルマ、パヴァロッティのリゴレット、コッソットのラ・ファヴォリータで、少年の私が一番魅了されたのは、音楽的にはリゴレットだが(文化祭でリゴレットをやったほど)、ナレーション的にはラ・ファヴォリータ。後藤美代子さんがお話になる粗筋の中の「時既に遅く」がやたらに印象的で、それ以来、私の頭には「ラ・ファヴォリータ」=「時既に遅く」と刷り込まれた。さて、NHKの方らしく、ご自分の感想などはほとんど仰らない後藤美代子さんだが、こういうこともあった。それはコシ・ファン・トゥッテの話をしていたときで、「コシ・ファン・トゥッテ」の意味は「女はみんなこうしたもの」だとおっしゃたそばから「わたくしは『男はみんなこうしたもの』と申し上げたい」と仰ったのだ。聞いてた私は「へー、後藤美代子さんもこういうことおっしゃるんだ」となんだかうれしくなった。そう言えば、やはり今年亡くなった野際陽子さんは後藤美代子さんのNHKの後輩。一度、民放のなんかのヴァラエティで(タモリさんの「今夜は最高」だったかな~)、野際陽子さんがパロディーで芸術番組の司会をするアナウンサーに扮したことがあったが、オマージュが捧げられたのが後藤美代子さんなのは明らかだった。お二人のご冥福をお祈りします。