文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

おいてけぼり(思い出シリーズ29)

2015-11-03 09:17:01 | 思い出シリーズ
 またまた、幼馴染のお坊さんの学生時代の話。寺の跡取り息子だった彼は、立派な住職になるために、仏教系の大学にかよっていた。

 彼と会ったときに出てくる話題は、とにかく、女の子のことだけ。顔をあわせる度に、自分がいかにモテモテかといった話を聞かされるのである。

 秋は学園祭の季節。ある時彼が、自分たちの大学の学園祭を案内するから遊びにこいと言う。なんだかいやな予感がしたが、同じ学生アパート仲間である、早寝早起きが得意なS君といっしょに、彼の大学に行ってみた。

 彼と落ち合ったのも束の間、彼は、ちょっと用事があるからといって、どこかに行ってしまい、そのままいつまでも戻ってこなかったのである。後日彼から、聞いた話によると、どうもお目当ての女の子の後を追いかけていたようだ。オイ!( ̄~ ̄)

 もう一度確認しよう。彼は立派な住職になるために、この大学に通っているのである。

 帰り道、私とS君との話題は、もっぱら彼の悪口だったのは言うまでもない。

(これも100%真実です)

※本記事は、2006.02.24付で「時空の流離人」に掲載したものに、加除修正を加えたものです。

○関連過去記事
物理学は女にもてる?(思い出シリーズ28)



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