文理両道

理系文系両面で90以上の資格試験に合格。
専門は電気工学だが、経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。

書評:人事課長鬼塚 1

2016-09-28 07:26:41 | 書評:その他
人事課長鬼塚 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
クリエーター情報なし
集英社

・渡辺獏人

 主人公の鬼塚は太陽ビールの人事課長。一見こわもてで「人事の鬼」と呼ばれているが、実は一人一人の特徴を十分に把握したうえで、それを活かせるような人事を行っている。そのためなら、役員にも異議を唱えるという、まさに理想の人事屋だ。

 でも、ちょっとまて! そんな人事屋なんていね~よ(笑)。 大きな会社になるほど、個々の人間の能力なんて把握できなくなるから、人事の仕事は、いろんな部署から上がってきた人事案を調整と銘打って、書類上で適当に操作しているだけ。ひどいところになると、メンバーの能力など関係なく、人員の数に応じて、成績を割り当てているところもあるのでは。

 だから、どこにいるかということが人事考課のための重要な要素になる。優秀な人間が多いところにいれば、相対的に不利になり、そうでない場合は、その逆になる。また、誰が考課を行うかによってもかなり違う。きちんと部下の実力を見てくれる上司もいればそうでない上司もいる。テレビで話題の「イヤミ課長」なんて奴の下についたら最悪だろう。要するに、人事というのは、必ずしも本来の能力で決まるわけではないということだ。

 大きな企業になるほど、人間というのはコマ扱い。個人の能力なんてのは無視して、「人役」という十把一絡げでの扱いをされているところもある。

 それにこの漫画、人事課長が、直接他部署の社員を呼び出して話を聞いているが、それぞれ直属の上司がいるのに、その頭越しにというのは、普通の会社だとまずないだろう。 

 それに課長って、一応管理職だけど、ふつうはそれほど権限を持っているわけではないよ。下には係長だのがいるけど、あれは労基法上は管理職ではない。労基法上の管理職というのは、課長以上としている会社が多いので、法的には課長は管理職の末端ということになる。ただし、判例にあるような管理職の定義に当てはまるほどの権限を持った課長なんてまずいない。

 大体人事とか労務が力を持っている会社なんてろくなものではない。この会社も人事課長が、社員たちに畏怖されているが、人事課長なんて気にしているような会社って働きたくもないな。

 まあ、そうは言っても、本当にこんな人事課長がいたらいいなとは思うのだが。

☆☆☆

※本記事は、「風竜胆の書評」に掲載したものです。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

京橋川の土手(広島市を歩く147)

2016-09-26 17:00:40 | 旅行:広島県


 京橋川の土手に、ヒガンバナがたくさん咲いている場所があった。ここは、だいぶ前にかさ上げ工事をした場所なので、おそらくその時に植えたのだろうが、赤い花と白い花を適当に並べているような感じだ。どうせなら、場所によって、赤だけとか白だけにした方が、ずっと見栄えが良いのにと思う。

 今はまだこんな感じだが、何年か経ったら、この辺り一面に咲くようになるのだろうか。


○関連過去記事
半田屋のかつ丼(広島市を歩く146)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

書評:地理 2016年 09 月号

2016-09-26 11:21:33 | 書評:学術・教養(人文・社会他)
地理 2016年 09 月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
古今書院


 「世の中にたえて地理のなかりせば 麿の心はのどけからまし」

 恥ずかしながら、中高時代の私の気持ちを在原業平の「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」をもじって詠んでみた。そもそも学校というものがあまり好きではなかった私だったが、特に地理というのは退屈な科目の一つだった。なぜこんなことを覚えなくてはならないのか。田舎学校の真面目な生徒だった私は、一応それなりの成績は取れるくらいの勉強はしていたのだが、その副作用ですっかり地理嫌いになってしまった。

 ところが、本書を読んで少し考えが変わった。思っていたより、地理というものは幅が広く、学際的な学問だということが分かったからだ。この号の特集は、「魚を得る・売る・食べる」と銘打っており、「食に関わる地域や環境、産業や文化、社会を見つめてみよう」(p13)というもの。このテーマについて多様な切り口で書かれた記事が掲載されているが、執筆者の専門を見ると、水産地理学、経済地理学、漁業地理学といった、なんだか面白そうな名前が並んでいる。記事も地域の食文化の違いや水産業を通じた地域間の繋がりなどが分かり、なかなか興味深く読める。

 このほか、地図データを使った自然災害の分析、ドローンを使った気温観測や災害調査、北海道のボーダーツーリズムの展開など、興味深い記事が満載だ。こういったものを読むと、高校までの地理のあの退屈さはなんだったんだろうと思ってしまう。

 書評欄が充実しているのも好ましい。この号には6冊の本が紹介してあるが、いくつかは機会があれば読んでみたいと思った。

☆☆☆☆

※本記事は、風竜胆の書評に掲載したものです。


コメント
この記事をはてなブックマークに追加

放送大学学位授与式

2016-09-25 17:35:29 | 放送大学関係


 今日は午後から、放送大学の学位授与式に出席してきた。これで4回目の卒業になるが、これまで一度も出たことがなかったので、話の種に出席した次第だ。なお、入学者説明会も同時に行われていた。

 卒業式のあと同窓会主催の茶話会に出席して、帰ろうと思ったら、こんどは放送大学内のクラブにつかまり、そこでの懇談会のようなものにも出席することになった。記念写真を撮ったり、帰りに花をもらったりで、なかなか面白い一日だった。


 なお、学位は一資格と数えるのが私の流儀(学位は数えない人もいるし、単位取得だけで1資格に数える人もいる)ので、これで95資格めとなる。生涯100資格まであと5つになったが、どうしようかな。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

放送大学教材到着

2016-09-24 18:03:47 | 放送大学関係


 放送大学は、もう4回卒業して、新学期から5回目の放送大学生となる。今度の所属は「心理と教育コース」で、心理学を学ぼうと思っている。とりあえず今年度の2学期に履修したのは「認知神経科学」の1科目。いろいろと身の回りがばたばたしているので、面接授業は申し込まなかった。
 これに、7月に試験を受けることができなかった「上田秋成の文学」と合わせて2科目が、2学期勉強することになる。1月にちゃんと試験を受けられればいいのだが。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加