菱浦港には、「キンニャモニャセンター」という海士町の特産品販売所があり、海や山里で収穫したオリジナル物品を販売している。

今回は、めかぶ、海士の塩、アラメ、わかめ茶漬け、イカスミ塩をお土産に買って帰ることとした。

さらにここでは、隠岐で取れた玄米をその場で精米してパックしてくれるというので、海に近いせいで味が良いと評判の隠岐米を10キロ買って帰ったが、噂通りの美味い米であった。

この「キンニャモニャセンター」の道路の向かい側には、昨年オープンしたという名産の隠岐牛の直売所兼レストランがある。

販売コーナーの左奥には、ランチメニューの焼肉定食、夜はステーキ、焼肉が食べられるカウンターと座敷がある。

記念に隠岐牛をスライスしたものを買って、「キンニャモニャセンター」に戻り、そこで保冷剤の代わりとして冷凍した「いかの子」を4パック買い、発泡スチロールの箱に一緒に入れて持って帰ることとした。
隠岐牛の販売品メニュー

買い物のあと「キンニャモニャセンター」2階の喫茶店のテラスで菱浦港を眺めながらお茶を飲んで休憩していると、目の前を小型フェリー「どうぜん」がのどかに通過している。

外に出ると丁度大型フェリー「おき」(2366トン)が、隠岐最大の島である島後に向けて出航するところであった。

自宅に帰ってから「いかの子」と隠岐牛を食べてみたら、これが両方とも絶品である。
余分なワタや固い部分を丁寧に取ってある「いかの子」を湯通しして臭みを取り、醤油と味醂、七味唐辛子を加えてさっと煮る。

暖かいうちに口の中に入れると、ふわふわした食感と、しっかりとしたイカの風味が口の中に広がってくる。
隠岐牛は、すき焼きにしてみたが、黒毛和牛特有の軟らかさで、肉の味がしっかりとして、これなら1度だけ行ったことのある松阪和田金のすき焼き肉に匹敵すると思った。

ちなみに和田金のすき焼きは、ご飯と漬物がつき、松坂肉2きれと野菜だけで8400円という超豪華版であった。
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