鶴見緑地公園の中には、花博の会場内施設だった「咲くやこの花館」、「いのちの塔」、「国際陳列館」「国際展示 水の館」が現存していて、「咲くやこの花館」と「いのちの塔」は常時公開している。
咲くやこの花館
大阪市パビリオンとして建設された「咲くやこの花館」は、熱帯から乾燥地帯、高山、極地圏までの、さまざまな気候帯の植物約2千6百種、約1万5千株を8つのゾーンにわけて展示している総合植物館となっている。
入り口
折角なので入場料5百円を支払って中に入ると、熱帯植物雨林、熱帯花木、サボテン、多肉植物、高山植物、フラワーホールなどのコーナーがある巨大な建物であった。
ゴクラクチョウ花
中でも熱帯植物雨林のスイレンの花、熱帯花木ゾーンのゴクラクチョウ花、サボテンコーナーの奇想天外、多肉植物ゾーンのバオバブの木などが珍しかったが、入場料200円の京都府立植物園観覧温室には正直負けていると思った。
アロエの木
ヒマラヤの青いケシや熱帯スイレンなどを開花調整し、一年中見られるほか、季節の花も含め約3百種の花を常に楽しめるように開花が調整されている。
1980年代に中国の雲南省で発見された「パフィオペディルム・ミクランツム」という蘭が、高山植物室の低温ケースの中で丁度開花していた。
咲くやこの花館の外に出てみると、共生・共走リレーマラソンというイベントが行われていて、その会場でギターを弾いている人の歌声が、公園でカラオケをやっている連中の声と全く違う張りのある声であることに気がついた。
近くに寄ってみると1968年に「受験生のブルース」をヒットさせたフォークシンガー、高石 ともやさん(65歳)ではないか。
高石さんは、ボランティアとしてこのイベントに参加しているらしいが、シニアランナーとして有名で、2002年にはウイスコンシントライアスロン大会に出場し、60~64歳の部で優勝しているほどである。
また有名なホノルルマラソンには30年連続出場し、昨年は名誉の30番のゼッケンをつけて3時間59分で完走しているので凄い。
さくやこの花館の奇想天外
ちなみに、花博に出展したダイコク電機の企業パビリオン「名画の庭」(安藤忠雄設計)は、京都市左京区の京都府立植物園の隣に移築され今も公開されている。
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