2014年10月21日、環球時報(電子版)によると、中国は南シナ海南部の南沙諸島・永暑礁の名称をこのほど「永暑島」と改め、環礁から島に昇格させることを決めた。中国は同島を海洋政策上、重要と位置付けている。
永暑島は南沙諸島中央部に位置。中国大陸から約740キロ、海南島の楡林港からが560キロにある。中国政府は1988年、同島に有人の海洋観測所を開設。ヘリポート、4000トン級船舶が停泊できる埠頭、野菜栽培所、人民解放軍の兵士が200人駐在できる施設なども作られている。今のところ一般市民の居住者はいない。
中国の軍事専門家によると、中国政府は南沙諸島の軍事・行政拠点となる永暑島の施設を最終的に2キロ平方メートルまで拡大する予定。大型の軍用空港を建設し、将来的には南シナ海防空識別区の設置を計画している。同島はマレーシア、フィリピンから約550キロに位置するため、中国は周辺地域の軍事拠点として機能を強化する方針だ。
@南沙諸島で最大の島になるようですが、ここに空軍基地をつくり南沙の制空権を手中に収めるつもりのようです。