元航空幕僚長、田母神(たもがみ)俊雄氏を原爆忌(8月6日)に広島市内に招いて開催予定の講演会
「ヒロシマの平和を疑う~田母神俊雄氏が語る、広島発真の平和メッセージ」に秋葉忠利同市長が日程変更を要請した問題で、主催者の「日本会議広島」は講演会を予定通り開催することを決め、27日付の中国新聞朝刊に意見広告を掲載した。
意見広告は「核兵器のない世界」は主催者の願いと強調。一昨年以降、秋葉市長が「広島平和宣言」で北朝鮮の核について言及しておらず、「核兵器や戦争がない世界」の実現には「その精神を掲げつつ、現実的脅威に万全を期して備えることが必要」と指摘した。
北朝鮮のミサイルや核実験強行など現実の脅威を踏まえ、再び核兵器の犠牲にならないよう考えることが「真の平和構築の道」と、企画趣旨を説明した。主催者側は市の要請を受けて検討した結果、講演会を開催すると市側に伝えた。満席となった今でも参加したいという問い合わせが殺到しているという。
講演会には秋葉市長が「表現の自由は尊重する」としつつも「被爆者や遺族の悲しみを増す恐れがある」というのが「広島市の立場」として日程変更を要請。広島県原爆被害者団体協議会など7団体も連名で抗議していた。同市は意見広告について「把握していない」としたうえで、主催者側にも「特に現時点でコメントするつもりはない」(平和推進課)とした。
@集会の自由は等しく国民に与えられた権利です。秋葉市長や左派系の皆さん、思い上がりはいけません。チケットも全部完売したそうです。