駒子の備忘録

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『華日々』初日雑感

2012年04月14日 | 大空日記
 宝塚大劇場、2012年4月13日(初日)。

 1926年、ニューヨーク。
 「狂騒の時代」と言われたこの時代を象徴するように、マンハッタンの高級住宅地の瀟洒な屋敷では、今宵も社交界の紳士淑女を招いたパーティーが催されていた。屋敷の主・アレクサンドル・ウォリスキー(大空祐飛)はロシア貴族の末裔と称し、青年実業家として巨万の富を築いていた。宴が最高潮に達した頃、屋敷に一発の銃声が響く。男がパーティーに乱入し、騒然となるが、まもなく駆けつけたニューヨーク市警の刑事アーサー・シェルドン(凰稀かなめ)らによって男は取り押さえられ…
 作・演出/原田諒、作曲・編曲/太田健。
 作者の大劇場デビュー作にして宙組トップスター・大空祐飛とトップ娘役・野々すみ花の退団公演。

 日帰りで観てきました。明日(もう今日だ…)朝また行くんだけど(^^;)。
 とりあえず、75点くらいかなー。
 湿っぽくしたくなかった、お洒落で小粋なミュージカルにしたかった、という志は買う。でもいろいろとつっこみたいところはあってね…という感じなのです。
 以下ネタバレで語ります。それでもいいという方のみ、というか初日をご覧になった方で辛口評でもいいという方のみ、読んでやってくださいませ。
 あくまで個人の感想です、すみません!


 イントロは街角、走り回る警官と、銀橋に強盗犯を追っているらしきアーサーたち刑事、というベタな始まり方。
 アーサーは、強盗犯が逃げ込みそうもない高級住宅地の方も一応追ってみようとします。
 と、そこでは狂乱のジャズ・エイジそのもののパーティーが…という構成。これまたベタですね。でも流れるようでいい、とも言えます。
 アレクサンドルのお屋敷は『グレート・ギャツビー』を思わせますが、同じ時代の同じ地域の話だから、まあ仕方ないやね。
 客たちのナンバーが終わるところに自然と拍手を入れたくなりますが、それとアレクサンドルの登場に入る拍手とは分けた方がいいと思うので、タイミングを工夫してほしいなと思いました。
 アレクサンドルの執事ダニエル(風羽玲亜)がなんかいい感じの存在感を醸し出していて、主役の登場をうまく誘っているのはよかったと思いました。てかアレクサンドルの正体、知ってるんだよね? イイ感じにワケ知り顔っぽくてホントよかった。いや執事ってご主人様のすべてを知っているもので、当然なのかもしれませんが…

 さてここで最初の疑問です。
 パーティーに飛び込んできた強盗犯ロイ(凛城きら)はアレクサンドル、本当の名をロナウド・フィリップスのかつての友人だったことが後にわかるのですが、このときロイはここが彼の屋敷であること、つまりロナウドがアレクサンドルを詐称していることを知ってやってきたのか? そしてロナウドはこのときこの男がロイだと気づいたのか?
 台詞からするとロイはロナウドだとわかって助けを求めてやってきたように見えました。だとしたら、知らん振りするロナウドってヒドいヤツですよね。もちろんたかが昔の仲間にあれこれタカられちゃたまらん、というのも正論かもしれないけれど、だとしたらそういうフォローがないと…
 それとも十何年ぶりかで全然わからなくて、本当にただの暴漢だと思った、ということなのかなあ? でもそれも薄情に見えかねませんよね。ロイとはかつてひどい喧嘩別れをしたことにするとか…?
 とにかくここは主人公のキャラクターに関わるデリケートな問題なのではないかしらん?

 アーサーはロイを取り押さえ、次の場面へ。
 ジーグフェルド・フォーリーズのオーディションを受ける娘たちが銀橋を渡ります。これまた流れるような展開で好感持ちました。あおいちゃんがサリーのブルーのドレスを着ている…!
 あっきーの振り付け師ジェームズ(澄輝さやと)、ちーちゃんの秘書ピーター(蓮水ゆうや)がちゃんとそれっぽいのが素晴らしい。
 そしてあっというまにキャラを客席に浸透させて笑いを取るともちんのフローレンツ・ジーグフェルド(悠未ひろ)が素晴らしい!
 フォーリーズのスターはフローレンツの妻アンナ(純矢ちとせ)ですが、オーディションを受ける女の子たちに手厳しく当たります。「私より美人は取らないで!」って感じなのはアステア姉と一緒ですね(^^;)。
 意地悪がひどすぎるし理不尽なので、ジュディ(野々すみ花)が敢然と抗議します。ベタだけどキャラクターをわかりやすくアピールしていました。まっすぐでひたむきで正義感が強く、その分不器用で世渡り下手なヒロインなんですね。キュートでチャーミングです。
 ジュディはオーディション会場から追い払われます。…プログラムでは「飛び出す」となってるな、そうだったかな?(^^;)自信ナシ。

 新人を入れたはいいものの、レビューには金がかかり、フローレンツたちは資金繰りに困っています。
 そこへ現れたのがアレクサンドルで、レビューのスポンサーになろうと申し出ます。そして担保として劇場を取る…

 ちなみにこういう詐欺はわかるのですが、ロナウドがそもそも成り上がったりアーサーたちに追われたりするのは偽造紙幣とか株券とか模造宝石のせいらしい、と後にわかりますよね。
 でも紙幣とか株券とかはバンバン偽造しても価値が値崩れするだけで、そんなにとんとん拍子にお金持ちになれたりはしないと思うんだけど…とちょっと思ったりしました。もっと単純に、口八丁手八丁で別人になりすましたり人を口車に乗せて騙す詐欺師、という技(?)に限定してもよかったんじゃないのかなあ…

 ロナウドが劇場に思い入れているのは、過去にいわくがあるからなのでした。
 少年時代(モンチ。ロナウドの子供時代にしては私にはだいぶ繊細な少年に見えました…)、ロイ(こちらの少年時代はじゅまちゃん、楽しんで演じているのがすっごくよくわかります)とふたりで、劇場に集う紳士淑女に新聞やプログラムを売っていたのでした。
 ときには物乞いに間違われることもあり、それが彼のプライドを傷つけ、いつかこの劇場を手に入れてやると彼に誓わせたのでした…

 このあたりの思い出をニック(北翔海莉)は共有していません。彼とロナウドとの出会いは台詞で語られるだけです。もちろん彼は彼なりにロナウドに恩義を感じ、相棒としてともに詐欺にいそしんでいるわけですが(^^;)、もうちょっとエピソードがあるとよかったかもしれません。というか、あったけど削ったのかな…?

 さて、ウィンター・ガーデン劇場ではジーグフェルド・フォーリーズに対抗したレビューをかけていましたが(あゆみ先輩、さすがの怪演です!)、次のスターとしてアンナが引き抜かれてきます。
 手を回したのはハリウッドの敏腕エージェントに化けたロナウド(メガネは素敵、髭は怪しい(^^;))。スター不在にしてフローレンツの興業を失敗に追い込み、劇場を手に入れようという算段なワケですね。これはおもしろいと思いました。

 一方、ニューヨーク市警。アーサーはロイが拘置所内で自殺したと聞きます。
 ハイ、またまた疑問です。というか要するにこのロイというキャラクターに関するザルさが私の気に障る最大の問題点なのですが、彼は何故自殺したのでしょうか?
 ロナウドが助けてくれなかったから? 彼の方は今でも幼かった頃のふたりの写真を肌身離さず持っていたというのに、ロナウドの方は見分けてもくれなかったから? それともわかっていたのに無視したから? それで絶望して?
 主人公を、誰かをこんなふうに死に追い込んでしまうような人間に描いちゃダメだって。そもそもキャラクターをこんなに簡単に殺しちゃダメだって。
 私はロナウドなら警察に賄賂を渡すなりなんらかの手を回すなりして、ロイを助け出すのかと思っていたのだけれど。それかロイが死んだのは自殺なんかではなくて、口封じか何かのために殺されたのであり、ロイが起こした強盗事件には何か裏があるということになるのかと思っていました。
 イヤ別に話を必要以上に複雑にする必要はないんだけれどさ、でもロイは結局ただの強盗に成り下がっただけの男、ということにしたかった、ということなのかなあ? 詐欺でのし上がったロナウドとは、同じ移民でもそんな差ができてしまったということを表現したかったということなのかな? その差は紙一重だったのだ、せつないよね、みたいな?
 でもそれじゃロイがあまりにかわいそうですよね。無能扱いってことですもんね。キャラクターに対してこういう無神経な扱いをしてもらいたくないんですけれど…(ToT)

 さて、場面はもぐり酒場「クラブ・ヴィーナス」へ。
 フォーリーズのオーディションに落ちたジュディはここで踊り子として働くことになったのでした。
 ここの歌は良かったなー。でもそれが、こんなところにはふさわしくないほどの美声だったということで、それがロナウドがジュディに注目するきっかけになったということなら、そういう台詞が欲しかったかな。
 顔役のマフィア、キング・グラント(鳳翔大。靴がインパクトありすぎ! てか登場から大草原てどういうことwww)がジュディに絡んでいきます。
 ここで割って入るロナウド。すがすがしいくらいベタですねー。そもそもこんな酒場の日常茶飯事自体クールに見過ごすタイプなのか、女に手を挙げるヤツは許せねえ!みたいな男気溢れるタイプなのか、どうにもロナウドのキャラがブレて私には見えて、ちょっと失笑ものだったんですけど原田先生…www
 でも喧嘩のくだりの大空さんの蹴りはなかなかでしたわ!(*^^*)

 店から逃げ出したふたりは銀橋へ。鉄板、鉄板の流れです!
 でも「風邪引くぜ」にはシビれた!! あの台詞のためだけにも通える、それがファンというものです!!!

 ロナウドはジュディを、アンナを引き抜かれて呆然としているフローレンツのところに次のスターとして連れていきます。
 ジュディは新聞にフォーリーズのスターとして新聞に載り、アーサーはその記事を見て驚きます。
 初日前なのに、まだ無名の新人だろうに、とこっそりつっこんだことはナイショ。てかこのテの偶然が多すぎるよ原田先生、韓ドラかってーの!

 レビューの稽古は進みますが、ジュディは他の踊り子たちに嘘のレッスン時間を教えられたりして、意地悪されているらしいことが語られます。ジュディがスポンサーのロナウドと親しいらしいことがやっかみの対象となっているわけですね。
 このくだりのジュディは素晴らしい。彼女はロナウドに惹かれるものを感じてはいますが、億万長者の彼とは身分も違うと考えているし、彼は道楽半分で自分に手を貸しただけなのだろうけれど自分は必死で真剣で、実力でレビューを成功させてやる、と燃えている、自立したしっかりした女性なのでした。
 演出としては、ロナウドはジュディがかつての自分を思い起こさせるからついつい手を貸した、というようになっていますが、私はふたりはあまり似ていないと思うんですよね。不器用にコツコツやっているジュディが、わずかのチャンスをものにして器用に調子良くやってきた軽い男だったロナウドには新鮮に見えた…という方が、「らしい」のではないかしらん…

 一方ニックは、ロナウドがジュディに肩入れしすぎていて、劇場を手に入れる仕掛けがうまくいかないのでは、と心配している…ということだと思うのですが、ちょっとわかりにくいなー。
 あと、たらちゃん演じるキャサリンという恋人がいて、これは病気の母親を抱えたタイピストで要するにカタギの女の子です。ニックは彼女とは真剣な交際をしているらしいけれど、では自分が詐欺師であることは告白していないのか?嘘をついているということなのか?とかがよくわかりませんでした。
 そもそもニックって表向きはなんなんだろう、アレクサンドルの事業の共同経営者とかなんとか、そういったもの? キャサリンには今のところ自分のことをそう言っているのかなあ?
 あと、キャサリンに対して真剣なんだったら、模造品の宝石を贈るのってどうなのよ、という気が私はしたのですが…いつか彼女のために足を洗いたいと思っていた、というようなことを後々の伏線にしようというなら、小さくても汚れたお金でない、嘘でないお金で買った本物のダイヤを贈るもんじゃないのかな?
 あとダミーという言葉が出てきた気がするのですが、イミテーションとかフェイクとかの言葉の方が正しいしわかりやすいのではないかしらん…
 ところでダイヤモンドと言えば元々は原石のことで、磨かれたものはブリリアントと呼んだりするそうですが、『華やかなりし日々』の英題が『Brilliant Days』なのはそこにかけているのかしら…

 ブルックリン河岸の場面は、すみませんこそばゆかったわ…
 ロナウドは自分が移民であることをジュディに明かします。それだけ本気になったってことなんだろうけれど、でもちょっとわかりづらかったかなあ…というかデレが足りない?(^^;)
 つーかラブが薄味だよね全体に…もっともっといちゃついてほしったわー。中途半端だとこそばゆいのよ。でもキスの芝居は良かった…!

 ジュディの楽屋でジュディがれーれポーラといちゃいちゃ(語弊アリ)するのは、なんか新鮮でかわいかったなー。娘1,2が親友同士、なんてありそうなものだけれど、今まで意外になかったんですね。
 それはともかく、そこへアーサーが訪ねてきます。ふたりは同じ孤児院で育った幼なじみだったのです。そしてお互いファースト・キスの相手…
 そこへ花束持ってつっこんできちゃうロナウドがめっちゃ可愛かったわー!
 ここさあ、キャラ立てとか演出によってはものっすごい萌えポイントになると思うんだけれどなー!
 ここでジュディとロナウド(アーサーにとってはアレクサンドル)の仲がけっこう進展しているのを見て、アーサーも火がついちゃったりするんじゃないのかなー。まあその前からも、ただの幼なじみ同士の再会だけにしてはテルのラブモテオーラがすごくて、場面がピンク色だったけどね!

 そしてアーサーは、ロナウドが花束に添えたカードの署名を見て、アレクサンドルがロナウドであると知るのでした。それは自殺した強盗犯ロイが持っていた写真に記された名前…

 アーサーはニックを、そしてロナウドを追いつめます。
 ここのやりとりが良くなかった。
 ロナウドは本当はジュディのことなんか好きじゃなくて、ジュディのデビューを心配しているアーサーの気持ちを利用して、自分の逮捕をレビューの初日まで先延ばしにさせているだけに聞こえちゃったもん。
 違うでしょ? そうじゃないでしょ?
 ロイが死んだことはロナウドには本当にショックだったんでしょ?
 あとニックは裏切ったのなんなの、わかんないよ。それがショックだったの?
 でもとにかく、だからもうみんなナシにしてもいい、ここまでだ、逮捕されてもいいって観念したんでしょ。でもすべてを失っても、ジュディには未来を与えたかった、彼女に夢を見せてあげたかったんでしょ? だからせめて初日まで待ってくれ、とアーサーに頼んだんでしょ?
 そういう台詞を書こうよ原田先生。別にロナウドにそのとおり言わせて土下座とかさせなくても、そういうことは表現できるんだよ(><)。
 ドラマのキモだと思うんだけどなー…

 そしてついに初日。何も知らず、ただただ緊張してわたわたしているジュディを抱きしめるロナウド。観客としては別離と破滅の予感に泣きたいところです、いかにも惜しい。
 舞台に向かうジュディを見送り、花束をそっと置くロナウド。プログラムによれば、花束には後で読むように言った手紙が添えられていたそうなのですが…それはもしかして最終場のあとジュディに読み上げられたりして、そしてもう一場面あったんじゃないのか本当は!? これについては後述。

 初日の舞台は初舞台生のフォーリー・ガールもまじえて、豪華絢爛に展開されます。ここのジュディのお衣装、可愛かったー!
 でも振り付けはちょっと単調で退屈しまかな。あとでショーのフィナーレやパレードを観たとき、こっちの方が断然いいなと思いました。これが本当にジーグフェルド・フォーリーズのレビューのオマージュとして当時のレビューを再現したものなのだとしたら、やはり古いんだな…ということでしょうか?

 初日は大成功!
 打ち上げパーティーをしなきゃ、とフローレンツはスポンサーのアレクサンドルを探し、アーサーは逮捕のためにロナウドを捜します。しかし彼は客席にも舞台裏にもいません。
 その昔、劇場の外からこっそり潜り込んで舞台をタダ見していた通気口(だったかな?)を今度は逆に通って、劇場から外へ逃げ出していたのでした…

 再びブルックリン河岸。お守り代わりにずっと持っていた5セント玉以外は何も持たず、身ひとつで逃げてきたロナウドが街を眺め、軽やかに歌います。いわゆるサヨナラソングを、けれどあくまで軽妙に。
 そして彼は踊りながら消えていき、幕が下りるのでした…

 なので!
 せめて舞台裏で花束を見つけたジュディのくだりがあるとかさ、それを慰めるアーサー、みたいなくだりがあるとかさ。
 もっと言えばアーサーがジュディにロナウドを追うよう言うとかさ。
 下りかけた幕を花道から走り出たジュディが止めるんですよ! そしてひとり「まあまたゼロから始めてもなんとかなるさ」とか言っているロナウドに後ろから抱きつくんですよ!!
「行かないで、連れていって!」
 とかさ!!!
 私はそういうのが観たかったんですけれど!!!! ベタでも!!!!!
 死んで終わりじゃなくてよかったけど、でも、でもさ…(ToT)
 だってプログラムにそういう写真あるじゃん。ふたりして未来に向かってダッシュみたいなの。みんな大絶賛してたじゃん(少なくとも私のツイッターのタイムラインでは)。みんなこういう場面を期待しているわけですよ。ラブが足りないよー!
 ロナウドがジュディに本気じゃなかったみたいに見えるのはヤなんだよー、ジュディはしっかりしているしこの先も大丈夫だと思うけど、でも捨てられて残されるみたいなのなんてヤなんだよー!
 …というのが観劇直後の率直な、正直な感想でした。終わりよければすべてよし、だからなあ…ううーむ…


 というワケでロナウドというキャラクターはちょっととっちらかってしまってないかな?
 これは「歌劇」の座談会などでも語られていたことなので、わざとだとはわかってはいるのだけれど、原田先生はロナウドを、作り込んだキャラクターというより演じ手の大空祐飛そのもののようなキャラクターにしたかった、ワケですよね。
 それはわかります、でもそれってやっぱりとても難しいことだと思います。本人が最近よく言うように、タカラジェンヌは芸名の自分を演じているようなところがあるわけだからさ。何かを演じることの方が楽なんですよ、ナチュラルに、とかそのままで、とかって、物語の中では意外につらいものなのだと思うのです。
 ロナウドもアーサーも、公私の顔が違うタイプだから余計に、人物像に一貫性がないだけに見えて、ちょっとつかみづらかったかなあ。となると観客はキャラクターに感情移入や共感がしづらい、ということになると思うのですよね…

 まあ舞台って本当に変わるものなので、この先、というか明日からでも微調整してくるものだとは思いますけれどね。私も原田先生にお手紙書いちゃうかもしれないし(読まれるとは限らないけど。そしてまたそれが原因で修正されるものでもないかもしれないけど)。
 とにかくどうしようもない駄作だとか、ものすごくストレスがたまる作りになっているとか、そういうことはなかったので、及第点、かなあ?というところではありますかね…そういう意味での「75点」です。
 ただ大ちゃんは扱いが良かったけど、テルやみっちゃんファンはちょっとアレかもね、とか、やっぱりスミカももっと活躍させたかったよね、というのはあるかなあ…多彩なキャラクターを効果的に出して見せ場も作って…というのはなかなか難しいことなのでしょうねえ…
 わかりやすかったし、暗転が多かったけれどビギナーにも勧めやすい作品で、初舞台生公演らしくていいんですけれどね。

 今回はアタマ5回を連続観劇というスケジュールなので、明日からまた楽しみです! もう今日だけど! まだ会社で残業中だけど!(ToT)


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2 コメント

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初日感想 (yukixavi)
2012-04-14 10:11:25
トモヌナさま(駒子さま?)お疲れ様です。
ツイッターをフォローさせていただいているので、つい親近感があり・・・初めて書き込みます。
私も昨日初日、観てまいりました。駒子さまも書いてらっしゃる通り、いろいろ突っ込みどころは満載なんですが(あと、ニックは見捨ててしまうの?とか)、とにかくあのラストに持っていきたかったんだな、と、まあ納得しています。ジュディへの手紙(プログラムには、「手渡す」となってますよね・・・?)については、私も、ジュディが最後に手紙を読み上げるとか、追いかけてくるとか、何らかの展開が想定されていたのか・・・とは想像しましたが、でもやっぱり、ロナウドが一人で立ち去るあのラストシーンが良かった。銀橋からオケボックスに入るときの笑顔も。あれを見せてもらっただけで、満足です。
返信する
yukixaviさまへ (駒子より)
2012-04-16 22:23:29
コメントありがとうございます、今さらながらハンドルネームをアカウント名と一致させておかなかったことを後悔しております(^^;)。

それはともかく…
アタマ五回連続観劇を終えた今では、いろいろつっこみどころが多くてもすべてねじ伏せて去る主演のスター力が堪能できるんだからいいのか?という気分になりつつあります…
でもヒロインのサヨナラ公演でもあるんだからさあ、とはやっぱりちょっと思うので…
遠征のたびに何かしら書いてしまうかもしれません。
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