「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

予特三特別会計での議論:『認知症施策推進基本計画』策定、小学校に「認知症カフェ」開設、マイナ保険証切り替え2024.12.2大丈夫?、中央区健康アプリ活用、災害時「生活不活発病」対策

2024-03-19 17:43:06 | 財務分析(予算・決算)

 2024.3.19、三特別会計での質疑の概要を記載します。

 詳細は、後日出る議事録でご確認願います。

1,認知症基本法本年1月1日施行、認知症施策推進基本計画策定及び認知症カフェの学校での開設

小坂①:認知症基本法で努力義務となる『認知症施策推進基本計画』を中央区も策定してはいかがか。

小坂②:認知症カフェの学校での開設する場合の課題はなにか。

回答①:国や都の策定状況もみながら判断。

回答②:場所を借りるのに活動費助成を行っている。
    学校を借りる場合、看護師の配置などマンパワーに課題があるであろう。

小坂要望①:早期発見早期対応から支援まで、さまざまな支援をなされている。
     『認知症施策推進基本計画』を策定することで、系統的に整理してみてもよいのでは。 
     国や都の動向も見ながら計画策定をご検討ください。

*認知症基本法関連記事 読売新聞2024.2.20


2,マイナ保険証切り替え2024.12.2開始しても、混乱を来さない準備は大丈夫か。

回答:保険証が発行されている場合、2024.12.2以降も1年間併用できる場合がある。
   12.2に向けて準備を進めていく。
   混乱しないように進めていく。
   システムの変更もあるようである。
   詳細がこれからのところあるが、混乱をしないように進める。

小坂要望:こちらも、現場が、混乱が起きないように注視をしていく。
 日本の医療DXが問題なのは、情報セキュリティの点である。(エストニアのような情報セキュリティ管理ができていない。)「中央太郎が、がんである」という情報が、「匿名」処理しかされない。すなわち「Aが、がんである」という処理のみであり、周辺情報が合わさることで、「中央太郎が、がんである」という「再識別」できてしまう。きちんと「非識別」の処理がなされなかればならない。また、自身の情報を出してよいのかどうかの「情報自己コントロール権」も整備されていない。医療DXには、慎重であらねばならない。
 また、現場が混乱が起きるような場合には、国に、「保険証廃止を延期する」ように意見をしていくことも求める。
 さらに、介護現場では、今まで「保険証」を預かる形であったが、今後は、マイナ保険証すなわちマイナンバーカードを預かることになり、その管理ができるように支援も求める。


3,データヘルス計画と中央区健康アプリとの連動

小坂:データヘルス計画の次の期が始まる。
   健康指導において、歩くことなどで健康のインセンティブを高めるために、他の分野で始まった『中央区健康アプリ』をこちらでも連動させてみてはどうか。

回答:健康アプリを用いていく考えである。

*『データヘルス計画』該当ページ掲載


4、災害の際の「生活不活発病」を防ぐ取り組み

回答:介護事業者には協定を締結しており、介護サービスを続けることとなっている。
   また、聖路加国際病院看護大学と、協定を締結しており、「生活相談員」が、福祉避難所を巡回し、「生活不活発病」含め課題の発見解決にあたる。

*生活不活発病関連記事 中日新聞2024.2.1

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小坂クリニック:3月19日(火)8:30-9:30/17:00-19:00 3月20日(祝)11:30-13:00 診療します。

2024-03-19 04:37:02 | 日程、行事のお知らせ

 3月19日は、区立中学校の卒業式。

 ご卒業される皆様、ご家族の皆様、ご卒業おめでとうございます。

 次のステージへと、羽ばたいてください。
 やりたいこと、おもっきりやってください。
 なんでも、積極的にチャレンジしていってください。

 万が一の相談事、なんでも、クリニックにもお持ちください。
 ひとりでは、決して抱え込まないで。
 
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする