「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

ゼネコンに聴取後、400億円増 豊洲市場3棟再入札、都の予定価格 99%超で落札/なれ合いの中の一種の談合では?

2016-09-17 23:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 新たな築地市場移転問題がはらむ、矛盾がまた、あきらかになりました。

 なれ合いの中の一種の談合ではないだろうか?

******朝日新聞*******************

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12561455.html

ゼネコンに聴取後、400億円増 豊洲市場3棟再入札、都の予定価格 99%超で落札

2016年9月16日05時00分



 東京都の築地市場(中央区)が移転する予定の豊洲市場(江東区)の主要建物3棟の建設工事で、1回目の入札不調後、都当局が入札予定の大手ゼネコン側にヒアリングを行い、積算を事実上聞いていたことが、都幹部や受注ゼネコン幹部の証言で分かった。その後の再入札で3棟工事の予定価格が計407億円増額され、いずれも予定価格の99%超で落札された。▼39面=地下利用案たびたび浮上


 また、受注ゼネコン幹部は「再入札前に予定価格を引き上げるから落札してほしいと都側からヒアリングとは別ルートで要請があり受け入れた、と社内で説明を受けた」とも証言した。都幹部はこうした要請を否定している。

 都とゼネコン側のなれ合いの中で建設費がつり上がっていた可能性が浮かび、小池百合子都知事が発足させた「市場問題プロジェクトチーム」の調査でも解明のポイントとなりそうだ。

 主要建物3棟の建設工事は別々に発注され、2013年11月の1回目の入札で、青果棟に鹿島の共同企業体(JV)、水産卸売場棟に大成建設JV、水産仲卸売場棟に清水建設JVがそれぞれ単独で参加予定だったが、辞退し、不調に終わった。翌14年2月の再入札では、3件の予定価格を計407億円引き上げて実施。3棟をそれぞれのJVが落札した。

 受注ゼネコンの一社でこの工事に関与した幹部によると、1回目の入札では3社は独自に積算した価格より都の予定価格が大幅に安く、資材や人件費が高騰する中で採算がとれないため、辞退したという。

 当時の都幹部によると、その後、業者にヒアリングし、何にどの程度の費用がかかるかなどをゼネコン側から聞いた。都幹部は「入札参加が数社ある場合は見積もりが一番安いところを基準にするが、今回は1社。談合というか、随意契約という風に見えてしまうところはある」と証言した。

 受注ゼネコン幹部も「再入札ではこちらの見積額を都が理解し、再予定価格を設定した」。別の受注ゼネコン幹部もヒアリングがあったことを認め、「通常、ヒアリングはない。都の焦りを感じた」と話す。

 朝日新聞の取材に対し、鹿島は「事前に受注調整を行ったなどの事実はない」、大成建設は「工事は適正な手続きを経て受注している」、清水建設は、見積価格を都に伝えたり、都から予定価格を上げるので落札してほしいとの要請があったりした「事実はない」と回答している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする