切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

自衛隊は自民党のもんやったんか ~ ムカツクことばっかり

2017-06-29 23:32:39 | 社会

 新聞やテレビのニュースで大騒ぎになっている通り、稲田防衛相の信じられない発言があった。安倍や菅は「失言」だとして、直ちに本人に発言を撤回をさせた。その上で職務にしっかりと取り組むようにと指示をした。
 全く信じられない。防衛大臣の立場で、自民党、防衛大臣、防衛省、自衛隊は皆さんに支持を頂いて云々かんぬん。第一大臣と名のつく者は、その立場を利用して政治活動してはならないと規定されている。ただしこれについては大半の大臣が、法律違反丸出しで、あちこちで破っているが、何故か公職選挙法違反などで警察は動くことはしていない。(さすが、内閣直属国家警察だ。)さらに防衛省や自衛隊は自民党を支持しており、そのことに感謝し、一層のご支援を、というこの言い方は完全に掟破り。中学校の社会科で学習するけど、自衛隊員は公務員であり、その公務員は、全体の奉仕者であって一部の奉仕者ではない、というのは常識中の常識。


 これが弁護士出身の大臣とは全く信じられない。こんな理屈が通るんだったら、自衛隊は自民党専属の軍隊ということになる。自衛隊が常に自民党のために動き、権力を行使することになる。そう受け取らざるを得ない。文字通り軍事独裁国家ということになる。こんな危険な発言が東京都民の前でなされ、本人は知らずに行ったのか、意図して言ったのか、その辺は分からないけど、なんとも安倍や菅が、本人が撤回して今後も職務をしっかりこなせば良いと無罪放免の単なる注意だけ。他の閣僚の中にも、こんな程度の失言で一々辞任してたら、全部の大臣が辞任しなければならない、などとほざいている奴がいる。別の閣僚は、失言した、撤回した、ただそれだけのこと、これ以上何も言う必要はない、とこれまた無責任にほざいている。
 当の稲田防衛省は撤回はしたが、謝罪は一切していない。安倍お気に入りということで、もう既に何度も失態を犯している稲田防衛相は、ちょっとやそっとでは罷免されることはないんだろう。まさしく安倍によるお友達内閣の面目躍如たるものがあり、あまりにもバカバカしくて笑う気にもなれない、などと言うと、それこそ危険なことになる。つまり今回の問題を徹底的に追求し、本人が辞めないのであれば、安倍が罷免しなければならない。そこまで野党側が追い詰められるかどうかが大きく問われている。


 それにしても安倍内閣の独裁的なやり方は、最早ファシズムと言える。そのことの酷さ危険さを国民の声をバックに、メディアがもっともっと激しく切り込んで行かないとだめだ。 森友学園問題は最早遠くに過ぎ去ったような感じで、大阪の方でコツコツと立件され、起訴の方向に持ち込まれようとしている。が、全国的にはかなり忘れ去られている。加計学園問題は、嘘とごまかしのなかで強引に幕引きされた。国会が閉会すると安倍は言い訳がましく、獣医学部はやる気があればいくつでもどんどん作っていく、などと極めて無責任なことをほざいている。国会期間中はちょっと言葉が過ぎて、自分でもよくなかったと思う、と言葉だけで反省したふりをして、実際のところ決まるものさえ決まってしまえば、安倍にとってみれば万々歳なところ。
 その加計学園問題できょう、新たに下村元文科相に200万の献金があったことが明らかになった。しかもまあなんとも呆れるけど、政治資金規正法に引っかからない20万以下に小分けされて、献金があったと言って何ら問題ないとほざいている。加計学園関係については分からないが、調べるという。加計学園関係者は献金したことを明らかにしている。誰が見ても完全に嘘をついてることが明々白々。このような薄汚い、人間としても人格も低レベルな奴らが、この国を牛耳っている。


 閣僚にしてもいつもいつも失言だらけ。ただしこの「失言」と言う表現は、単なるちょっとした言い間違い、口が滑った軽い響しかない。メディアでもこの失言と言う表現を使ってるけど、奴らが口から出しているのはそんな軽々しいものではない。場合によっては、失言といいながら意図的に使っている場合もあるだろう。それでもこういうことが一向に無くならないのは、かなり昔からのことであって、しかもかなりひどいことを言ってもそれを許してしまってきた、と言う日本独自の寛容で、曖昧で、適当に済ましてしまう、と言ったような 土壌の上に、胡座をかいているからなんだろう。こいつら議員たちは、国民の信任を得て、国民全体のために仕事をしているはずなので、国民の血税からバカ高い歳費という給料をもらっている。
 しかし特に政治権力を持つ立場にたった連中、つまり自民党公明党の奴等のことだが、まさに権力の座にふんぞり返り、国会審議途中で打ち切ろうが、審議なしでは強行採決しようが、決めたいと思うことは強引に決めて涼しい顔。民主主義を破壊していることの自覚なんて皆無。
 この間ずっと起こっていることはまさしく、情実政治。つまり安倍内閣の連中にとって、お友だちや味方になってくれる者たちに、利益を与えるような政治が行われている。だからこそ稲田防衛相も自衛隊は我々のもの、我々の味方、と思い込んでしまうんだろうし、加計学園の理事長が安倍たちとお友達で、さらに他にも加計学園の大学に客員教授として名前を連ねてるような閣僚もいる。


 こんだけたくさんの不正な行われていて、誰もがウソと確信していても、野党の追及は政府のウソや欺瞞を世間に広められたものの、結果的に最後まで、安倍らの思い通りに事が運んでしまった。
 官庁上層部の人事権も内閣が握るようになり、上級官僚たちは政府に対して最早、何も言えない単なるロボットと化した。ごく一部の元官僚が事実を公開したけども、現職ではわずかな官僚たちの声が取材され、少し本音が出てきただけ。内閣と官庁が一体化して、日本という国を思うがままの方向に持っていこうとしている。

 一応日本には三権分立があることになっているけど、こんなものはとっくの昔に形骸化している。司法は以前から行政寄りと言うか、行政を忖度するような姿勢が続いている。そんなのは、行政訴訟の判決結果をみれば明らかだ。何しろ裁判官も出世したいんだろう。立法は権力を握る安倍たちのやりたい放題で、司法の監視機能も無きに等しく、行政は特定の有力者たちに目が向いて、現実のひどい格差社会を改善しようなどという気概も何もない。なんでこんな酷い国になってしもうたんか。
 そんなん言わずもがな、結局そんな奴等を選んだのは我々国民だ。今更後悔しても遅いのは我々国民に問題があったちゅうことや。まあそれでもいろんな方法で声を上げていかんと。またメディアの方もしっかりと追求してくれるところもあり、そういうメディアは応援していかなあかん。なんせ奴等は、読売とフジサンケイという全国レベルの安倍御用達のメディアを飼ってるんですワ。

 ほんまムカつくことだらけだけやけど、今日はこのあたりで。
 
 またしても乱文になってしもうた。


(画像は他HPより転用)
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