切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

《 「秋の心にしみる コンサート 2023」》            2023.11.30

2023-11-30 22:35:08 | 日記


 先日、表題のコンサートに行ってきた。友人からチケットをいただき生演奏の歌もいいだろうと思い、しかも いただいた チケットだったので 行ってきたということだ。
 会場は客席数 約200から300席くらいの中規模ホール。四条烏丸の近くだ。公演は京都市内のミュージックスクールの先生及びその友人、あるいは生徒さんたちということになる。 どちらかといえば全体的にシニアの方が多く、客席の方も果たしてどのくらいくるのかと思っていたが、予想以上に多くのこれまたシニアの方々が来場されていた。私にとってもこのようなコンサートというのはずいぶん 久しぶりのことだ。昔は京都市交響楽団の市内巡回コンサートというのが行われており、各学校の体育館などで無料で演奏会が行われていたのをよく聞きに行っていた。



 ミュージックスクールの先生は元宝ジェンヌの方でシニアに当たるが、ずいぶんはつらつとした女性だ。発表会は1部と2部に分かれ、1部では主としてスクールの生徒さんたち、と言ってももちろん全員がシニアの方々だが、各自の思いを込めた歌を披露した。いわば素人さんたちの歌の発表。大半が女性だったが数名の男性も歌を披露し。うまいか下手かは私の耳ではなかなか判断ができない私はそれほどのド素人だ。しかし皆さん方はスクールの生徒さん。さすがの歌声。一生懸命心を込めて歌いやはりコンサートホールでの生演奏ということで、テレビなどで見ているよりもよほど上手に聞こえる。しかも皆さん、なかなか心を込めて心情表現を自然に出しているような感じに聞こえた。やはりスクールで学んでいるだけのことはあるなと感心する。

 

  ゲストとしてプロの女性オペラ歌手が登場。最初ピアノ演奏をバックに1人で歌われていたが、さすがに プロであり、声の質が違うという感じ。外国語で歌われている部分はもちろん私たちにはさっぱりわからない。それにしてもなんと迫力のあることか。後に他の歌われた方々と一緒になって並んでいたが、体も随分大きいことがよくわかった。背もそこそこ高い。やはりオペラ歌手ともなると体がある意味勝負という感じだ。多分メゾソプラノ辺りではないかと思われた。
 2部になると女性が6~7人並んで登場。中央に椅子が用意されていた。なぜかなと思っていたが、どうやらその中央にかなり高齢の女性が立っていた。そして端から順に各自が歌っていく。やはり女性というのは持って生まれたものがあるのかどうかは分からないが、なかなか表現力があるなと思う。そしてひときわ高齢の小柄な女性の順になった。歌い始める。 なんと艶のある大きな声。音程もしっかりとっており発音もよくわかった。なんとこの女性、この後紹介で御年 92歳!会場からはびっくりするような声も上がった。もちろん私もびっくり。とてもそんな年には見えない。椅子はこの方のために用意されたものだったのだが、最初から最後まで一度も座らずにずっと立ったまま順番を待ち、そして歌い 92歳の意地を見せたという感じだ。やはりミュージックスクールに通って歌を練習して、みんなの前で発表するという目標に、一つの大きな 生きがいを感じているのだろう。本当に大したものだと思う。長生きの秘訣でもあるように感じられた。本当に感心感心。

  

 その後登場する少し若めの女性たちは、ガラッと変わるほど歌が上手い。歌だけではない。腕を使ったり体を動かしたりした身体表現も非常に豊か。どう見ても単なるスクールの生徒さんとは思えない。プロと言ってもいいほどの歌声と表現力だ。やはり長い間スクールに通って、厳しくも楽しく歌を続けてこれだけ上達したんだろうか。その辺の事情はよくわからないが、これだけの表現力があれば確かに大勢の人の前で歌うのも楽しいのではないだろうかと思える。

 最終的には約2時間の公演の予定だったが3時間近くに及んだ。特に有名な歌手が来たわけでもないが、なかなか満足できる発表だったと思えた。
 そしてもう一つ 驚いたのは、最初から最後までずっと ピアノ演奏を続けられたミュージックスクールの代表者の方だ。元タカラジェンヌとはいえども、歌を歌ったり踊ったりするのが中心だと思っていたが、ピアノがあまりにも凄すぎる。次から次に登場する生徒さんたちの様々なジャンルのを歌の伴奏を一人でやってのけた。しかも素人の生徒さんたちには テンポやリズムや音程を合わせるのも難しい人たちもきっといるだろう。それをピアノ演奏でカバーしていく。しかもこの方、前日は徹夜状態でパンフレットを作りこの日に臨んだという。3時間近くも演奏しっぱなし。この方はもちろんプロになるが、それにしても見事というか、本当にすごいもんだとこれまた感心だ。

 

 演奏会の最後には大きな拍手が起こり、参加者が舞台上に並んで集合写真を撮っていた。 また演奏中もビデオカメラが据えられており、全て収録され後に DVD 化されて参加者に配られるとのことのようだ。
 コンサートといえばどうしても有名歌手や タレントのものと思いがちだが、このような音楽教室の発表会というのもそこそこのレベルがあり、決して大したことないなどとは言えないようなレベルを有していると思った。しかも無料でチケットを頂いたので、なおさら 値打ちものだったと言える。たくさんの歌を聞かせていただいて気分も非常に良かった。


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《 嘔吐、嘔吐・・・絶不調のなかで転居完了・・・体重激減!!》 2023.11.22

2023-11-22 21:16:26 | 日記


 11月19日、ようやく引っ越し完了。 11月初旬から荷物整理を始め捨てる物、持っていく物を分けて持っていく物を運送会社から渡された段ボールに入れて行く。 文字通り 午前中から夕方まで昼休みを挟んで、毎日毎日それを続けていた。あまりにも 所有物が多すぎてとても間に合いそうにもない。できるだけ 自分自身で判別をしていきたいと思っているが、間に合わなければ引っ越し前日に会社の梱包部隊がやってきて、私の指示のもとに どんどんどんどん詰め込んでいくことになる。多分、大事な物を忘れてしまうようなことにもなりかねない。そんな状態だから次第に精神的にストレスが溜まり、焦りとともに体調も異変が出始めた。

  引っ越し 4日前に、冷凍のチヂミを解凍して食べた。そのすぐ後から強い胃もたれが始まり、胃痛が始まる。嘔吐感が強くなりなんとか我慢したが、翌日 朝食で食べたものを全て吐いてしまった。 胃もたれと胃痛が続き、荷物梱包の作業効率も大幅にダウン。そしてついに引っ越し前日、女性3人の梱包部隊がやってくる。まさか女性ばかりだとは思わなかった。どれを梱包してどれを残すか、3人から次々に質問され即判断し新しい部屋のどこに置くのかと聞かれる。ここでついに強い吐き気。結局この日は朝から夕方にかけて3回、嘔吐した。自分でも体が げっそりしているのがわかるほどだ。

 女性三人の梱包隊はさすがにプロで、どんどん箱を組み立て荷物を積み込み、テープであっという間に1箱 作ってしまう。こうしてわずか1時間半で梱包作業を終えてしまった。 当然 部屋はあちこち ぐちゃぐちゃな状態で、自分でもどれを持って行くのか、どれを置いていくのかがわからなくなってしまったような感じになった。3人の女性は中年 二人、 若い人 1人。 特にごつい人でもない ごく普通のおばちゃんやお姉ちゃんといった感じの人たちだ。なのに かなり重い箱も一気に持ち上げて運んでいく。やはり何かコツがあるんだろう。ある意味見てて見事なものだと思えた。こうして昼前に3人は仕事を終えて帰って行った。

 夕方に会社のトラックがやってくるので、それまでに自分自身で取り残している物や色々な物を確認しながら、新たに梱包して箱を作っていく。しかし嘔吐したこともあって 疲れ切ってあまりやる気が出ない。そうこうするうちにトラックがやってきた。今度は比較的若い男性ばかりで、皆でかい人たち ばかりだ。ただ単に重い箱を運ぶだけではなく、テレビにしろ 冷蔵庫にしろ マッサージチェアにしろ、極めて重い 70~80kg くらいあるようなものも慣れた手つきで どんどん運んで行きトラックに積み込んでいく。やはり 体力勝負であり、また 同時に体を痛めないように運ぶコツというものを習得しているんだろう。やはり 仕事を通して慣れているので、見ていてもしんどそうな雰囲気は全く感じさせない。そこは 引っ越し業者のプロというものだ。

 そして19日。朝から 新たな 引っ越し先のマンションに早めに入り、しばらくしてから業者のトラックがやってきた。当初の話では荷物の多さから夕方までかかるかもしれないという見込みだったものの、 彼らの何とも素早い作業で昼過ぎには全て終わってしまった。マンション入り口から動線上に養生テープを貼りシートをエレベーター内にも貼り、そして部屋まで それが続く。そういう作業はあっという間だ。 そして 荷物の搬入。これもまた自分自身がその荷物はこっちあっちと指示をして、次々に運ばれてくる。こうして あっという間に搬入作業は終わってしまった。この引っ越し代 だけで約25万円。 ネットなんかで見ていると 5~6万円で済んだとか10万円とか、という声があるとともに、 中には30万とか50万円かかったとかいう話もある。 どういう基準で見積もりを出しているのかが分かりにくいが、基本的には荷物の量と運ぶ 距離ということだろう。 転居先は旧宅からわずか1.5km。 徒歩15分 といったところだ。 まあ 2トン車が使用されたので、その分もあるのかもしれない。 一人暮らしの引っ越しというのは 軽トラックで済ます場合も多いと聞く。そういった場合にはかなり 割安になるらしい。いわば大手ではなく個人経営の引っ越し業者だ。 今回はテレビの宣伝でも有名な 全国展開の業者を選んだ。パンダのマークでおなじみだ。

 転居先は 駅から徒歩1分、という好立地のいわゆるシニアマンション。 介護付き老人ホームとは全く違うものだ。 シニアマンションと言いながら実際には、若いファミリーや 中年の夫婦なども 入居している。そういった意味では年齢に関係なく 普通に購入できるマンション。建物全体が バリアフリー となっており、各部屋に体調が悪くなった際に緊急、あるいは 非常ボタンが設置されており、 24時間体制で管理人が常駐しているので、 いざという場合には頼りになるマンションだ。他に朝から夕方までは受付にコンシェルジェの女性が2名常駐しており 受付業務にあたっていると同時、健康上 心配な人の部屋の見回りなども行われている。 今回は2SLDKを購入した。面積で約70㎡ 近くだ。
 このマンションには男女別の大浴場があり、また休みなしで経営されている食堂がある。お年寄りにとってみれば この食堂で朝昼晩食べるというのは、非常に 体力的にも助かるものだ。 ただ1日分で約1500円になる。自分では時々使用する程度になると思う。基本的にはもっと 安上がりで済むようにしたい。

 マンションのすぐ前が地域スーパー 。そしてその横にはコンビニ。 さらに 私の主病院が 徒歩 5分ぐらいのところにある。そういった意味では非常に便利な場所にあり、環境的にもいいものだと言えるだろう。

           

  2年ほど前からこのマンションを調べており、 いくつかの 不動産業者にネットで登録して空き部屋が出たら紹介してもらうという形にしていた。しかし かなり 人気のあるマンションで、なかなか空きが出ない。 出てもすぐに待っている希望者で埋まってしまう。そういったマンションだ 。築10年を過ぎているので 価格もお手頃 といったところだろう。
 結局のところ 約40年住んだ家を売却してこのマンションに入ることにした理由は、 独居 じいさんであるという現実だ。近くに親戚は全くいない。肉親も全くいない。 家の中で倒れて発見が遅れるのは確実だ。 近所付き合いと言ってもお互い高齢者が多く、 お互い立ち話でもして楽しくおしゃべりをしているようなこともない。そういった意味では自分自身の残された年数のことを考えると、最後の最後は早く発見されて 処置してもらう方がいいのではないかと考えた。そういった点でこのマンションは その条件を叶えている。 実はこのマンションの隣にも似たようなマンションがあり、 シニアの人たちが食堂で食べている姿を見ることができるが、さすがに大浴場付き というマンションは極めて珍しい。

 最終的に ここを選んで良かったのかどうか、 という判断はなかなか難しいものだ。 やはり40年間住んだ土地はそれなりに愛着もあり 後ろ髪引かれるようなものもあった。ご近所さんへの挨拶はしたが、 皆さん 驚かれていた。 一部を除き多くの人が私より年上の人 たちばかりだ。 そのご近所さんでもここ数年の間に亡くなった方が何人か出ている。 あえて無理して引っ越さなくても良かったのかもしれないが、今更 考えても仕方がなくこのマンションの中で最後を迎えるという覚悟で臨んでいきたいと考えている。



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《 ブログ書けず、ストレスたまる・・・》       2023.11.10

2023-11-10 21:04:33 | 日記


 このところブログが書けずに友人達からも指摘され、自分なりに何とかせねばと思いつつも ストレスが溜まってしまう。実は今、大規模断捨離の真っ最中で一度やり始めたら、キリのいいところまで進めないと気が済まないタチなので、毎日毎日ずっと続けている。

 40年近くもこの家に住んでいると、個人的に溜まったものがあまりにも多すぎて、それこそ断捨離が機能しないほどに溜まりにたまっている。中でも衣類については、夏はまだしも冬のゴツい衣類はかさばるし、しかも押し入れの中から次々に出てくるものを見ていると、同じような色の同じような防寒着ばかり。こんなにも似たり寄ったりのものを毎年のように買っていたことに、改めて自分の愚かさを思い知らされることになった。他にも ジャージ類も同じような色のものが何着も何着も出てくる。押入れの衣類ケースの中に ぎゅうぎゅう詰めに詰め込んで何年も何年も開けることもなく、その存在すら忘れていたものがあまりにも多い。

  他にもかつてはまっていたオーディオ関係。本格的オーディオのデッキ類はもうすでにハードオフやオークションなどで売り払ってしまったが、それでも残骸が小物がいっぱい残っている。これらの処理も結構時間がかかる。あるいはまた、その後マイブームになったビデオの録画、とは言っても99%がテレビ放映の映画だ。当時はVHSビデオに録画していたので大変かさばる。これが約1000巻もある。後年DVDが登場し仕事が終わって帰ってきてから、DVDにせっせとダビングをしたものだ。おかげでかさばるものはずいぶん 小さくなったが、それでも映画の本数があまりにも多くて、結構これはこれで DVD ケースに入れるとずいぶんケースの数が増えてしまった。



 他にも いろんなものがあり、パソコン関係の壊れたハードディスクや相性の悪かったメモリーやこまごましたものも含め、大量に保存してあった。こういうことは私の悪い癖で現役時代から、仕事で使ったノートやプリント類、あるいは職員に配布された仕事関係の様々な文書類をファイルに閉じて、1年経つとそれが約30冊分にもたまって、ご丁寧に家に持ち帰って押し入れの中にずっと しまい込んでいた。退職してからそれらを全てドキュメントスキャナーで電子データ化して、ハードディスクと DVD に記録し、書類は全て処分した。

 そんなものを持っていて読むことがあるのか、なんて同僚からもよく言われたが確かに保存している書類の99%は再び読むことなどない。無論卒業文集や卒業アルバムなどはたまに見返すこともあるので、全て今現在も保存している。こうして何もかも溜め込んでしまって、年齢を重ねてからそのツケが回ってきたわけだ。

 私の人生も残り少なくなってきた中で、やはり処分すべきは処分しておかないと親戚が苦労することになる。そういった意味でまだ体が十分動く間に、断捨離はできるだけ進めておくべきだということで一旦始めてしまうともう止まらない状態。その結果ブログも書く時間がないということだ。そのことは別の面からすると、写真撮影にこの間出ていないということになる。これは今年の夏が昨年に続いて異常な猛暑日の連続であったということと関係している。以前にもブログで書いたように、翌日の予想気温が35度に達していれば撮影はやめるというルールを自分で作り、その結果は7月の途中から撮影がストップしてしまって、9月に入ってもそれが続き、10月に入ってそろそろ撮影、と思った頃に突然断捨離計画が頭の中に浮かんでしまった。



 そういうわけでブログがストップ状態となっている。しかしいざストップしてみると、案外これは楽なことなのだ。だがしかしこの楽というのは考えてみれば、実にもったいない。 やはり日本の中で世界の中で、様々な事件・出来事が起こっている。そういったものに対して自分なりに思うことも多々あるので、それを書かずにはいられないという衝動にかられる。

 断捨離も今月でほぼ目処がつく。ちょうどその頃には京都の紅葉は真っ盛り、と言った状態になるだろう。久しぶりにカメラぶら下げて京都のあちこちを走り回るということになりそうだ。もちろん、社会的な諸問題についても・・・


  (画像はTVニュース映像等より)
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