ほそかわ・かずひこの BLOG

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小室圭氏がフォーダム大学の卒業資格を喪失か

2021-11-05 10:42:09 | 皇室
 小室圭氏は、本年7月に受験した米ニューヨーク州の司法試験に不合格でした。そのうえ、フォーダム大学はいったん卒業を認めていた小室氏を卒業者名簿から削除していたことが判明。小室氏は、司法試験の受験に必要なJDコース(Juris Doctor、法学博士課程)を卒業できていないため、司法試験を受験していないのではないかという新たな疑惑が上がっています。
 この疑惑について様々な人たちがSNSに書いていることを参考にして、時系列的にまとめてみました。

●2018年8月、フォーダム大学のLLMコースに入学

 小室氏は、米ニューヨーク州にあるフォーダム大学のロースクール(法学大学院)のLLMコース(Master of Laws、法学修士課程)に入学。
 LLMコースは、既に法学部を卒業しているか弁護士資格を持っている外国人留学生向けのプログラム。9カ月のコース。
 小室氏は、国際基督教大学(ICU)の教養学部卒で、銀行勤務の後に社会人入学した一橋大学大学院でも法学の博士課程ではなかった。また、日本の弁護士資格も持っていない。だが、フォーダム大学は、入学を認めた。
 約200人の留学生のうち1人しか受けられない学費全額免除のマーティン奨学金(650万円、返済不要)を受けた。
 フォーダム大学の公式サイトで、「日本のプリンセス・マコのフィアンセ(婚約者)」と紹介された。

●2019年5月、LLMコースを卒業、JDコースに編入

 小室氏の目標は、ニューヨーク州の弁護士資格の取得。米国では、一般にLLMコース修了だけでは、司法試験の受験資格はない。小室氏は日本の大学での法律学位は持っていないので、法曹資格を取るためのJDコースへの進学が必要と考えたものと見られる。
 JDコースは、アメリカ人の学生向けに法学教育を実施することを目的としたロースクール。3年間の博士課程。小室氏は、その2年目に編入する。

●2021年5月、JDコース卒業

 5月23日に行われたフォーダム大学の卒業式の名簿に、小室圭氏の名前が掲載されていた。各種報道により名前があったことが確認されている。
 フォーダム大学の卒業式では、写真とメッセージで卒業生が紹介される。だが、小室氏は名前だけであり、しかも本人は欠席した。

●2021年7月、ニューヨーク州の司法試験を受験

 受験したと見られており、本人もそう語っていると伝えられる。

●2021年9月、大学の卒業名簿から削除されていることが確認

 小室圭氏の名前が、フォーダム大の卒業名簿から削除されていることが分かる。卒業名簿検索で検索しても、名前がヒットしない。フォーダム大学の全学部の卒業者名簿に氏名がない。
 タイ在住の YouTuber「けいちゃん」がフォーダム大学に問い合わせたところ、大学から「2019年に卒業した」という回答があった。それは、LLMコースのこと。JDコースであれば、「2021年に卒業した」という回答でなければならない。再度「けいちゃん」は、JDコースを卒業していないかのメールを大学側に送った。それへの回答は「プライバシー上の理由により、私たちはすでに持っている以上の情報を提供することはできません」というものだった。
 2021年の卒業に関することが個人情報として公開できないとすれば、2019年の卒業も個人情報ゆえ、それは明らかにするというのは、辻褄が合わない。
 卒業名簿からの削除は、小室氏の同級生の内部告発があったからだという噂が広がる。小室氏の姿を見たという学生がいない、友人もいなかったとのことから、ほとんど授業に出ていなかった模様。特別に個人授業を受けていたのか。
 大学側は再調査し、単位不足によって卒業名簿から削除したのか。あるいは、何らかの不正が認められたのか。
 原因は分からないが、卒業が取り消しされたものと見られる。

●2021年10月、司法試験に不合格と判明
 
 ニューヨーク州法務委員会は10月29日、公式HPに「2021年7月司法試験結果」と題したリストを掲載。合格者リストの「K」の欄に、小室氏の名前が見当たらないことが確認された。
 30日午後、NHKが全国放送で不合格を伝えた。NHKは、小室氏が日本で勤務していた弁護士事務所の所長で、留学なども支援してきた弁護士の奧野善彦氏に取材。奧野氏によると、30日午前、小室氏と電話で話した際に、小室氏が「今回の試験の結果は不合格でした。大変申し訳ございません」「来年2月の試験に再びチャレンジします。努力を積み重ねていきます」と話したという。
 奥野氏の伝える小室氏の発言から、受験はしたが不合格だったこと、また受験資格があるので再受験することと理解される。
 これに対し、受験資格がないため受験していないのではないかという疑惑が上がる。
 米国は州によって弁護士資格が異なり、多くの州ではJDコースを卒業していないといけないが、ニューヨーク州では、特別にLLMコースのみでも受験資格が与えられるらしい。
 ニューヨーク州の司法試験の受験資格は、

(1)祖国(小室氏は日本)の法学部で学位を取る
(2)ABA(American Bar Association)認定のロースクールのLLMコースを修了
(3)個別審査での判断

とのこと。
 まず小室圭氏は、(1)の資格を満たしていない。国際基督教大学(ICU)の教養学部アーツ・サイエンス学科の卒業であり、法学部を出ていない。一橋大学大学院は経営法務専攻(国際企業戦略研究科)の卒業であり、法学大学院も出ていない。ニューヨーク州法務委員会は、経営法務専攻を以って法学大学院を卒業と同等と評価したのか。
 仮に(1)は条件を満たしたとした場合、フォーダム大学LLMコース修了で受験資格を得られるのなら、小室氏はJDコースに編入する必要はなかったことになる。実力をつけるためにJDコースで学んだのか。大学は2021年5月時点で小室氏を卒業としており、司法試験受験の際は、卒業という経歴を以って、ニューヨーク州法務委員会は受験資格を認めたのか。
 (3)は、適性・経歴等、個人的な事情に関する判断と思われる。
 小室氏は(1)~(3)に問題がないとされ、ニューヨーク州の司法試験を受験したとすると、受験後の採点と審査の過程でフォーダム大学の卒業資格が取り消しとなったことがわかり、受験資格喪失とみなされて不合格とされた可能性もあり得る。この場合、試験の成績がよくても、そもそも資格がないという判断となるだろう。

●今後、小室氏は司法試験を受けられるのか

 奧野弁護士は、小室氏が「今回の試験の結果は不合格でした。大変申し訳ございません」「来年2月の試験に再びチャレンジします。努力を積み重ねていきます」と語ったという。
 もし小室氏が大いに世話になった奥野弁護士に嘘をついているとすれば、話はさらに複雑になる。
 受験はしたが不合格だった、また受験資格があるので再受験できるということならば、再度挑戦すればよい。
 元財務官僚でニューヨーク州の弁護士資格を持つ山口真由氏によると、同州の司法試験は、1回目より2回目の方が合格率は低い。その理由として、2月試験や複数回受験の人は働きながら試験に備えるケースが多いからだという。
 「1回落ちたら問題ないけど、2回落ちたら人生設計を変えなきゃいけないという大きな問題だと思うので、次の2月が正念場かなと思います」と山口氏は述べている。また万が一、次回も落ちるようなことがあれば「事務所はクビになる可能性高いと思います」とも語っている。
 小室氏は、現在、法律事務所に弁護士見習い的な位置付けの Law Clerk(法律事務員、弁護士の助手)として勤務している。この仕事は、1年目は寝るヒマもないほどの激務だと伝えられる。
 来年2月の再受験まで、3か月余り。実力は十ニ分で、フォーダム大学の卒業資格にも問題なく、その他のあり得ないような要因で滑ったということなら、次は大丈夫だろうが、夫婦での海外生活の準備、現地での新婚生活のスタート、様々な手続き、そして日々の法律事務員としての激務。さらに面倒な母親への対応、嫁姑間の調整。受験勉強に充てられる時間は、限られるだろう。
 最悪の場合、本稿に書いたように、フォーダム大学から卒業資格を取り消されたとすれば、司法試験を再受験する資格を失った可能性があるのではないか。また、現在勤めている法律事務所の雇用にも影響するのではないか。
 どうなることやら。

関連掲示
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