く~にゃん雑記帳

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<大和郡山盆梅展> 「順慶」「大納言」など郡山城に因む名前も

2017年02月24日 | 花の四季

【14回目・会場は郡山城跡の櫓、愛好者が丹精込め育てた100鉢余】

 各地から一足早く春の到来を告げる梅の便りが届く中、2月上旬に始まった奈良県大和郡山市の「大和郡山盆梅展」も見頃を迎えている。今年で14回目。会場は郡山城跡のふだん非公開の追手向櫓・多門櫓内。今年で14回目で、市内の愛好者や造園業者が丹精込めて育てた100鉢余が花の香と枝ぶりを競うようにずらりと並ぶ。関西の盆梅展といえば滋賀県の「長浜盆梅展」が有名。だが、それに負けず劣らず見事な盆梅が来場者を迎えてくれる。3月9日まで。

 盆梅にはそれぞれ「紅胡蝶」「清姫」「飛天」「春の淡雪」など優美な名前が付けられている。「順慶」「大納言」「信玄」といった戦国~安土桃山時代の武将に因むものも。「順慶」は戦国大名で大和を統一し郡山城を築城した筒井順慶に、「大納言」は豊臣秀吉の実弟で朝廷から「従二位権大納言」の官位を贈られた郡山城主・豊臣秀長に因む。大人の背丈より高く、幹が空洞になったものも多い。「悠妃」と呼ばれる梅はこの盆梅展の〝顔〟といい、樹齢は120年に達する(下の写真最上段㊧)。盆梅のたくましい生命力に改めて圧倒された。

  

  

   

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