ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『新劇場版 頭文字D Legend 1&2』

2016-02-17 23:57:01 | 邦画
マンガも読んだことがなかったので、完全に初めて触れる作品だけど、ストーリーが分からなくても楽しめる劇場版なのがありがたい。豆腐屋というのは知っていたけど、なんで豆腐かと思ったが、ちゃんとその設定は活かされているんだな。

ただ、楽しいかと言われると非常に微妙。いい年した人たちが公道であんなことしてアホかとしか思えない。ホントに根本のとこからの否定だけど。そもそも車に全く興味もないから激しいカーチェイスでもノれないし、感情移入も出来ない。終始冷めた目で観ていた。

『車輪の下で』 ヘルマン・ヘッセ

2016-02-17 23:47:16 | 
一度は「愛読書はヘッセです」と言ってみたいけど数年前『荒野のおおかみ』に手を出したけど最後まで読めなかった。でも、少しは成長したので再チャレンジ。『車輪の下』の方が馴染みのあるタイトルだけど自分が借りたのはこっちの方。

初ヘッセだけど、なかなかに読みごたえがあり自分好みのいい作品であった。地元で秀才ともてはやされていたけど進学校で挫折、地元に帰って工場で働くが酔って川で溺れて死ぬという救いのなさ。主人公ハンスがこんなになったのは誰のせいなのか。父親?周りの大人?学友?それとも自分自身の責任か。
この本が世に出たのは100年ほど前だけど、似たような事例は現代もあると聞く。100年経っても同じことを繰り返しているなんてなんだか悲しいな。

青年期は悩んでもがいてなんぼだけど、考えすぎも良くないな。進学校とは無縁で期待もされずロクに勉強もしてこなかった自分はなんて幸せなのか。

『ビル・カニンガム&ニューヨーク』

2016-02-17 19:26:24 | 洋画
ニューヨークのストリートで道行く人を撮り続けているカメラマン、ビル・カニンガム氏のドキュメンタリー。以前どっかで予告を観てちょこっと気になっていた映画。

ニューヨーク・タイムズに載せる写真をストリートでひたすら撮り続けるカニンガム氏。被写体に許可を撮っているのか知らないけど後ろから近付いて女性の足を撮っている姿は事案そのもの。しかしながら、ニューヨーカーの間では有名なのかちょくちょく声をかけられている。一見すると変人に間違いないが、仕事に関してはかなりこだわりを持っている模様。着飾った有名女優は撮らない、仕事に口を出されたくないから金は受け取らないという。
それでも、誕生日には仕事仲間に盛大に祝われているのだから、やっぱり魅力ある人物なのだろう。

東京でもユニークな格好をしている人はちょくちょくいるけど、やっぱりニューヨークならではの画ってあるな。

『SHORT PEACE』

2016-02-17 13:21:24 | 邦画
4人の監督が制作した全68分ほどの作品。この手の作品って監督の実力がしっかり比較されてしまうのでやりづらいだろうなと思いながら観ている。でも、今作は割とどれも面白かったな。一作目の「九十九」は色彩豊かな感じがしたし、「GAMBO」はいいアクションだった。「武器よさらば」は王道的なSFアクションったけど、劇場公開作品でモザイクが入るアニメ映画は初めて観た気がする。

残念なのは肝心の大友の作品がつまらなかったということ。

『かもめのジョナサン』 リチャード・バック

2016-02-16 21:20:34 | 
昨年だったかな、今作の完成版が出たけど自分が読んだのは40年も前に出版された版。短いうえに写真も多いからサクッと読めるけど、すごく難しい。いや、難しいというより深すぎてついていけない。話を追うだけなら容易だが、ストーリーのその奥にあるものが全く理解できない。以前、同じくバックの『イリュージョン』を読んだ時もそんな気持ちになった。何回か読むべきなのかもだけど、この一回でお腹いっぱいになってしまった。

ところで実際のカモメは時速何キロくらいで飛ぶのか気になって調べたら時速36キロだって。