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色々あって投稿できないでいたが、一応生きていたし本も読んでいたし、浜田省吾とジェームズ・テイラーのライブも観たし、ちい活もしている。映画は全然観ていないが。
生きているうちに『ユリシーズ』は読んでみたいが、長いし難しそう。それに読む前にホメロスも読んでおきたい。その前哨戦という意味も含めて、教養を深める意味でも岩波ジュニア新書でギリシア神話について学んでみようと思う。
ギリシア神話に関しては私も含めてゼウスだとか、ポセイドンだとかメドゥーサとかいう名前とミノタウロスの迷宮やパンドラの箱のエピソードをなんとなく知っている程度だろう。
世代ではないが、ビックリマンの主要人物になるくらいのゼウスだからギリシア神話とはさぞかし高尚で幻想的なのかと思ったら全然そんなことはない。登場人物は全員畜生だらけで。強姦、近親相姦、家族間での殺しといったエピソードだらけである。中でもゼウスは特にひどく、愛人作りまくりだし、娘をさらって結婚するだとか外道すぎる。
しかしながら、エピソードの多くは現代の創作に通ずるところが多い。よく、演劇やる人や創作する人は、あらゆる元ネタであるシェイクスピアを読めというが、ギリシア神話においても同じことを言えそう。
また、哲学、星座、絵画にも関係していたりとギリシア神話を知っていると様々な場面で楽しみ方が増えそうだ。
この本はギリシア神話の登場人物やエピソード抜粋をしながら、統括的に説明しており全貌がつかめるという点でいい本であった。