「世界報道写真展2017」 東京都写真美術館

昨年も観に行ってそれなりに良かったので今年も行くことに。空いているかと思ったが、最終日なので混んでいる。やはり美術展は最終休日に言ってはダメだな。

前回同様、戦場や日常、自然といった多様なシーンが切り取られている。観ていて思ったのは写真の持つメッセージ社会性云々を抜きにして、純粋に写真が美しいということ。もちろん戦場や死といった痛ましいものが写っているのだが、その一瞬に人間の「生」やドラマが見事に切り取られている。説明文が作品の横にあるのだけど、まずはそれを読まずに写真だけ観てみるというのもいいと思う。
普段映画や小説にばかり触れているから、こういう現実を直視するというのは新鮮だ。また、世の中には報道されない、自分たちのアンテナに引っかからないものもたくさんあるもんだなと感じた。