J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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岡山シーガルズ82

2017-10-30 00:01:41 | 岡山シーガルズ

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 昨日の山陽新聞朝刊に「シーガルズと企業の協業広がる ファン拡大、活動資金を確保」というタイトルのいい記事が載っていました。先日のファン感に参加しても、お土産品の中にスポンサー企業のサンプル商品と思われるものが同封されており、何年も前からそういう傾向があり、ちょっと気になっていました。当ブログでよく地域に根差すという言い方をしますが、今回の記事では「協業」という言葉が出てきました。以下、引用して紹介。

 「岡山シーガルズと企業が協業し、製品開発などに取り組むケースが増えている。ファン拡大や活動資金の確保に力を入れるシーガルズ側と、地元チームの後押しで地域貢献をPRしたい企業側。双方の思いが一致し、化粧品や食品など、連携は幅広い業種に及んでいる。」

 いいですね。単なるスポンサードだと、企業がクラブにスポンサー料を払い、クラブでは入場優待する程度の関係ですが、この「協業」というのは更に一歩進んで、クラブと企業が協力してWINWINの関係にもっていくやり方です。今回、シーガルズの協業相手となった企業を順番に紹介します。
     
㈱ナガセビューティケァ(化粧品等販売:東京)】
 乳液、化粧水、洗顔料の新ブランド「ナガセ キューアクト」をシーガルズと共同開発し、5月に発売。
「汗による肌トラブル防止をうたった製品。開発に当たり、アスリートの声を反映させようと選手16人にアンケートを実施。スキンケア商品で重視する要素として「成分の効果」「保湿・うるおい」などが浮かび上がり、保湿効果の高いトレハロースや肌荒れを防ぐローズマリー葉エキスを配合した。」
「同社の化粧品の主要ユーザーはこれまで30代以上だった。スポーツをしている若年層にアプローチするため、2015年からスポンサーとなっているシーガルズに白羽の矢を立てた。」
「競技に打ち込み、純粋な印象がある。若々しく健やかな生き方を求める会社の理念『活美若健』のイメージにぴったり」と同社広報担当者のコメント。
山陽新聞該当記事:http://www.sanyonews.jp/article/589404/1/?rct=seagulls

 化学品専門商社・長瀬産業(大阪)の子会社だそうです。汗による肌荒れや乾燥といった肌のトラブルに着目し、保湿性などを高めるというこの協業商品については、確か去年のファン感の時も同封されていたと思います。化粧水等で選手16人にリサーチし、シーガルズと商品を共同開発って素晴らしいですね。しかも今までの中年に入る年齢層から、若年層にシフトする目的というのもいいです。自分達で試して化粧品類を開発するという事では、選手達もやりがいがあるでしょう。次は食品ですね。

坂本産業㈱(鶏卵生産:笠岡市)】
 '15年に選手の写真入りの「岡山シーガルズ応援たまご」を販売。
「ビタミンD、Eを配合した“健康仕様”で、山陽マルナカ(岡山市)の岡山県内約50店舗で月約3千パックを販売している。」
            
㈱なかや宗義(洋菓子製造販売:玉野市)】
 選手が好きなクッキー7種類を詰め合わせたセットを'16年に商品化。
「チームカラーの青を基調にしたオリジナルパッケージを使用。印刷されたQRコードをスマートフォンなどで読み取ると選手紹介のページが見られるなど、チームの情報発信の機能も果たす。」
「商品の印象が強くなるなど販売面の利点もある。今後はクッキーを置く店を募り、応援の輪を広げていきたい」と同社社長のコメント。

 応援たまごは有力スポンサーであるマルナカさんの意向もあったのかもしれませんね。思わず、J2川崎の「応援バナナ」を思い出しました。県内50店舗ってほとんどじゃないのかな。近くのマルナカで聞いてみるとしよう。クッキーセットもいいですね。選手が好きなタイプというのは、まるでJ1広島の選手コラボ弁当のようですね。だいぶ昔に「ペトロヴィッチ弁当」があったのを思い出しました。そのクッキー版ですね。スマホをかざすとページが出てくるというのも凝ってます。このクッキーって、以前に試合会場で高校生達が売っていたクッキーにパッケージが似てる気がするが、気のせいか。

㈱中原三法堂(仏壇・仏具販売:倉敷市)】
 副主将の吉田みなみ選手と3年前から正社員として契約。
「シーズンオフの休日を中心に年に十数回、一日店長として岡山県内の店舗を巡回。数珠ブレスレットやうちわづくりなどを通じて来店者と触れ合う。」「来店客が通常の休日より2~3割増え、店で扱う京雑貨の売り上げが伸びるなど目に見える効果も表れている。」
 「吉田選手の人柄が素晴らしく、会社のイメージアップにつながっている。家族連れや小中学生ら、今までとは違った顧客が店を訪れるようになった」と同社常務のコメント。
㈱中原三法堂公式HP該当記事:http://www.sanpoudo.co.jp/information/detail/20170912173500

 この中原三法堂さんはもうすっかりおなじみですね。もう何年やってんだろう。倉敷の店舗などは近いので、一度は覗いてみたいと思っていますが、なかなか行けません。吉田副主将、人柄を褒めてもらっているのは大きく、正社員なんですね。これは引退後も安泰。でも、コーチとしてチームに残って欲しいですが。よく出前教室などはサッカーでもどこのクラブも普通にやっていますが、ハンドメイド教室というのは他に例が無い画期的な事例ですね。

「協業が広がる背景には、シーガルズの地道な取り組みもある。年間50万円以上の広告契約を結ぶスポンサー企業数は、5年前の33社から17年は83社に増加。加えて近年は宮下遥選手、山口舞選手ら日本代表のプレーヤーをコンスタントに輩出。人気の高まりに伴い、「催しへの選手派遣など協力を求められるケースが増えてきた」(シーガルズ)という。」
「岡山シーガルズの大峯剛クリエイティブディレクターは『地元企業とのつながりは、チーム運営の支えになるだけでなく、選手のセカンドキャリアを考えたときにも心強い。今後も連携を深めていきたい』と話している。」
引用:山陽新聞

 まさに地域に根差す選手活動だと思います。上に出てきた企業は売上の一部をチームの活動資金として寄付しているそうです。応援商品としてチームの経営にも貢献しているのですね。よく読むと、「セカンドキャリア」という言葉が出てきます。吉田副主将のような事例が今後増えていって欲しいです。セカンドキャリアといえば、Jリーグでもずっと頭を悩ませているテーマ。短い選手寿命であるプロスポーツ選手には、本当に不可欠な課題であり、それを率先してシーガルズが取り組んでいるのは素晴らしいと思います。選手の得意分野を生かせて、他の選手も一日店長が誕生して欲しいです。
 さて、来週から待ちに待ったVチャレンジリーグが開幕。今回はDAZNライフが更に忙しくなります。時にはシーガルズの生書き込みなんていうのもいいかもしれません。無敗ぶっちぎりで行きましょう! 

 話は変わり今日、ファジのアウェー湘南戦がありました。その模様は明日。

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