河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

2330- ベトコン3、三浦、スダーン、KSB、2017.5.4

2017-05-04 15:01:34 | コンサート

2017年5月4日(木) 1:30-2:20pm 邦楽ホール、石川県立音楽堂

ベートーヴェン ロンド ハ長調  7′
  ピアノ独奏、三浦友理枝

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番ハ短調  17-11+10′
  ピアノ、三浦友理枝


ユベール・スダーン 指揮 ベルリン・カンマーシンフォニー


ガル祭2017

三浦さんは今年の東京春祭りのベンジャミン特集で一度聴きました。
2300- ベンジャミン・ブリテンの世界、2017.3.26 


ベートーヴェン3番コンチェルト。
長いオケ先出し提示部、煮こごりKSB少し分離し始めたかな。ここらへんは指揮者の作用がありそうだ。

美しいピアノだ。柔らかなタッチ。粒立ちの良い音群もソフトな中に取り込まれていく。そして、カラフルな輝きはピアノを聴く楽しみを無限にさせてくれる。
中間楽章の静謐な表現はさらに素晴らしい。ホールの空気感変わりました。モノローグ風味満載でゆっくりと語られるベートーヴェンもう一つの内面。
三浦さんはプレイしているパートをよく見ている。室内楽的なアンサンブル志向あると見えます。インストゥルメントの束がピアノ自身も含めて重奏になって歌われるときの味わいが絶品。結局、ソロもアンサンブルもオケバック提示部のようなところもそれぞれ相応に対応できていて柔軟、天性のものを感じました。スバラシイ。
色合いはハ短調というよりも、1曲目の独奏ロンドのハ長調の色。3番のイメージがすっかり変わりました。
室内楽的な筆のタッチは伴奏のオーケストラにもプラスに作用しましたね。表現力の大きさがフルオケに伝播、正直なオーケストラというべきか。
いい演奏会でした。ありがとうございました。
おわり


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。