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1979年聴いたコンサートから書いてます。
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今書いているのは1979年カラヤン、ベルリン・フィルの来日公演より。
の続きです。
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この1979年の来日公演は9回公演で、そのうちマーラーの6番とベートーヴェンの第九、都合2回聴きました。
普門館で9回公演が行われたのですが、当時東京に住んでいなかったということもあり2回聴くのがやっとでした。
公演の模様は既にアップしました。
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それで、第九の帰り、
会場が普門館だったので当時、方南町まであった丸ノ内線に乗って新宿まで出て、行き当りばったりの居酒屋に入り、お酒を飲んで帰ることにしました。
そのときの風景はだいぶくもりガラスになってきましたけれど、たしか、靴を脱いで、囲炉裏のようなものが真ん中にあり、それを取り囲むようにわいわいと騒がしい場所、薄暗いような感じで、スペースは結構広いようなところでした。
この日の第九の演奏評談義をしていたら、らしき、人間が二人はいってきました。どうもみたことあるなぁ、飲みながらちょっと気になり始めた。
そうだ、クラじゃん。
ライスターさんがもう一人パーカッションの二番手フォグラーさんと飲みに来たところでした。テーリヘンもいたような気がしましたが、いたら例によってサインをもらっているはずですので、ないということは、いなかった。
囲炉裏を挟んで向かいの方に座っていたので、来日公演のプログラムをかざしたら、ほうほうという感じで、ちょっといっしょに飲むか、みたいな感じになり、少しだけ酒盛りがはじまりました。テーリヘンさんの話はそこで出たのかもしれません。
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彼らは演奏後の骨休めなのであまりじゃまになってはいけないので、席に戻りましたが、サインももらってしまったので、周囲の客たちがチラチラみておりました。でもいくらベルリン・フィルといえども、その道の趣味がある人でなければ誰だかさっぱりわからないでしょうね。日常テレビで顔が売れているというわけでもありませんし。
でも、かなり確率が小さいはずの偶然の新宿の居酒屋、いきあたりばったりがいきあたりバッチリになった夜でした。楽しい一晩でした。
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