太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

抜けない年度気分

2023-02-01 09:12:08 | 日記
 今日から2月、如月である。衣更着(きさらぎ)とも言ってまだ寒さが残っていて、衣を重ね着する(更に着る)月らしい。しかし今日は暖かくなるとの予報で何となくウキウキする。2月は日数も少なくあっという間に過ぎる。しかし勤めていた頃は結構大変な月であった。3月が期末であり特に営業部門では3月では遅い、売り上げを伸ばせと発破がかかる。営業ではなかったが、購入予定の器具備品があれば延ばせるものは4月に回せ、予算があるから使って良いというものではない、と。役所(公共)の事業を受託していれば期末(3月)に向けて完工の秒読みに入る。
 世の中、年(暦年)と年度の二通りの過ごし方がある。C.Y(カレンダーイヤー)は、1月1日から12月31日までの1年間を意味し、F.Y(フィスカルイヤー)は、財政上、会計上の特定の1年間の区切りの意味である。
 日本の場合は学生時代も含めて(会計)年度生活(4~3月)が中心である。今でこそ減ったが3月にやたら道路の掘り起こし工事が増えるのは会計年度への駆け込みである。勿論年度に使い切れなかった歳出予算を翌年度に移す繰り越しも可能だが相当厄介な手続きと理由が必要である。政府の予算で自然災害など避けられない事故で支出ができなかった場合や年度内に支出が終わらない見込みのあるものはあらかじめ国会の議決を経るなど財政法で決まりがある。自治体レベルではまずあり得ない。世界の統計の多くはC.Yで纏められる。F.Yは国によって異なるため国際統計に統一するためには2度手間が必要となる。
 正月が年が改まった気分になれないとブログに書いたことがあるがリタイアして5年以上経つのに未だに年度生活気分が抜けきらないせいである。C.Yで暮らしても何の不都合もないのだが暦ほど簡単には変われない。確定申告はC.Yだが提出は年度内(3/15)である。なんとなくC.YとF.Yが統一された気分か。実生活でもなんとなくそうなるだろう。その時が完全リアタイか。