太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

馬齢を重ねる

2023-02-27 08:08:07 | 日記
 風の強い1日だった。日本海側ではまだ雪も降っている。裏隣りの方が引っ越しするようである。家は築30年を超えており解体して土地は売却するとのこと。駅まで歩いて5分、幼稚園や小、中学校も至近にあり大型スーパーやホームセンター回転寿司、ラーメン屋などの商業施設も自転車で10分くらいのところ。大規模な整形外科、葬儀屋、各種医院も全て徒歩圏内にある。変わらないなあと思っていた街も30年くらい経つと相当変わっている。生活するには何の不便もないところで売りに出して1時間で売れたとのこと。お付き合いがある家ではないので詳しくは知らないが同居家族の方は徐々に減って行き最後は息子さんらしき人が一人で住んでいた。家はあまり手入れはされなかったようである。何十倍もの倍率で手に入れたのに何だか勿体ないような気もする。こちらは1昨年リフォームしたばかりでまだ最低10年くらいは住まないとと思っているが。町内にも解体して新築しているところが何軒かある。毎日見ていると変化は分からないが30年くらい経つとはっきり違いが分る。人間も30年ぶり位に会うと相当変わっているのだろう。我が身を振り返ると顔の皺とシミが相当目立つようになってきた。何時頃からかの記憶はない。若い頃はふっくらした頬をしていたが下に垂れるとともに皺になった。商業施設の周辺はまだ田圃も相当残っており宅地開発されればまだまだ栄えて行くのだろう。街が発展途上にありながら老け行く身は止めようもない。馬齢を重ねるとはこのことだろう。
 SFショートで不老不死の薬を開発した科学者が居た。ただし1回しか効果はないので飲む機会は慎重にならざるを得ない。ある時強烈な悪性のウィルスに冒され、いよいよこれで最後かと思われた時に薬を飲んだ。ウィルスも不老不死のまま生き残った。自然には逆らうものではない。もし望むなら光速近くで飛ぶロケットに乗れば時間はゆっくり流れる。皺シミのためにそこまでやらなくてもとは思うが。