太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

市民講座が開講した

2024-05-13 07:24:18 | 日記

 あれほど礼賛していたインバウンド景気だがこのところオーバーツーリズム(観光公害)のニュースがやたら目立つ。超円安でお得な国日本を訪れる理由は分かる。一方、インバウンドの恩恵を被るのが一部関係者だけであることを市民は感じ出しているのではないだろうか。押し寄せる観光客にマナーを説くのにも限界がある。郷に入れば郷に従え(When in Rome, do as the Romans do )という言葉もあれば「旅の恥はかき捨て」もある。欧米では中国人と間違われることが多かった。その中国では日本人と思われた。外観で分かりますかと聞いたら、顔では分からないけどちょっとした持ち物や服装で中国人でないことは分かると言われた。全く同国人と間違われたのはモンゴルだろう。平気でモンゴル語で話しかけられた。韓国の美人タレントをみて何処の国と分る人は少ない。ヨーロッパは何人であるかなど区別はつかない。向うは国は分からないが東洋人であることは分かっている。オーバーツーリズムの解決は円高しかないがひと昔前、日本は何でも高いと言われていた。もし次に円高になったらこれも昔の農協さんのようにアウトバウンドで世界を荒らしまわろうではないか。憧れで日本にやってきた人達のはしゃぐ気持ちも分からないではない。ここは一つ投げ散らかしたゴミを辛抱強く拾い集める姿を見せることが投げ捨て禁止の看板よりよほど効果があることを知って欲しい。昔天安門をくぐって中に入ると地面にシートを引いて物を食べている中国人が沢山居た。地方から一生に一度天安門を見てという所謂お上りさんだった。それが次第に整然と通路を歩く観光客に変わって行った。マナーや節度の浸透には時間がかかる。

昨日の市民講座「ウクライナ戦争の背景」は予想通りというか酷いものだった。現役教授がこれでは学生は。歴史的背景の説明でウクライナ東部(現在占領されている)やクリミアではロシア語を喋る人が多いとのこと。それなら英語を喋る英米以外の国は占領されても文句は言えないのかとなる。フィリピンはどうなる。アフリカにも公用語が英語の国は結構ある。台湾だって同じことだ。言語は戦争の理由にはならない。ウクライナがNATO加盟を目指すと憲法に明記したのが問題だという。どこと組もうが安全保障の主権は当事国にあるのではないか。現在の戦争で伝えられる情報はアメリカに偏り過ぎて真実とは言い難いとのこと。そんな中で戦争が始まって以来ロシアの鉱工業生産とかGDPは漸増していると言うグラフを示し、これは経済制裁の意味がないという。さすがにこれは納得できずQ&Aで質問した。「鉱工業生産やGDPは軍事関連産業も含まれているのか?」答えは「統計は産業別にはなっていないが含まれている。」とのこと。もっと突っ込んで雇用統計は兵士も含まれるのかとか世論調査はどの程度公正中立のものかとか聞いても良かったが嫌味になるので止めた。

基本的にはある国の専門家はその国が好きである。好きでなければ自らのキャリアを否定することになるから間違っているとは認めない。戦争終結の条件を訊いた人が居たが答えは曖昧。ここまで来たら占領地は国連の信託統治とし10年後に投票によって住民に帰属の意思をを問うとか画期的な案はないのか。専門家なら。



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