太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

高齢者に任せて欲しいこと

2020-10-18 08:31:10 | 社会観察
 昨日市民講座で予定通りの質問をしてみた。講師はIPCC(気候変動に関する政府間パネル)報告書の代表執筆者も務めている本格研究者である。講義内容は温暖化が引き起こす様々なリスクについてであった。初めて聞くような話は無かったが幅広い説明は聴講生には役立ったろう。特に最近の豪雨だとか台風の移動速度が遅くなるなど身近な例の説明は良かった。こちらの質問は『時間軸の問題はあると思いますが今は間氷期で何れ氷期に向かうが化石燃料が温暖化を促進するとしたら技術的にも利用方法は分かっているのでその時のために温存しておくというアイデアはIPCCには無かったのですか?』答えは地球の温度変化のグラフを何万年単位かで示しながら『確かに氷期は何万年単位かでサイクリックに繰り返しており、今は間氷期で何れ寒冷化に向かうでしょう。しかしIPCCの気候変動はここ100年を見通しており時間軸が違います。』と真面目だった。こちらは化石燃料は使わないでいざという時に温存しておきましょうという『化石燃料を使わない方便』にしたらどうか言ったブラックジョークだったのだがまともな答えで拍子抜けしてしまった。
 環境問題はエネルギー問題でもある。福島の原発で出た放射能汚染水(トリチウム)の海洋放出が決まりそうだ。タンクへの貯蔵が限界に近くいずれそうなるものとは思っていた。問題になるのは安全だと言われても海外での海産物に対する風評被害は免れない。国内では無知や誤解からくる風評というよりじんわりと効いてくる買い控え、自主規制の問題が起こるだろう。敢えて現地産の海産物を買わなくても別の産地があるから何となく避けるという状況だ。大阪府知事が安全が確認されたものなら大阪湾で汚染水放出の一部を担っても良いと発言している。一度ブログに書いたが日本の沿岸線全てで受け持ったらどうだろう。まさか国内海産物が全滅するより特定地域に限定する方がマシなどとは言わないだろう。かって政治家の誰かが言って問題になった言葉に、最後は金目でしょといのがあるがこれは補償の金目的というのではなく、選択肢がなければ最後は補償(金)という意味だったと思う。アベノミクスの果実より早く汚染水が全国津々浦々に行きわたっても国が安全宣言を出すなら私は躊躇なく魚介類を食べる。それでも子供は将来があり不安だというなら食べるのは老人に任せて欲しい。60歳以上が国に貢献できるのはこれ位しか無い。万が一人体に何か起こっても老齢のせいと区別はつかない。ただし条件がある。大量消費のためには安くして貰わねばならない。ウニいくら丼なんか仇のように食べみせる。もう事故が起こってしまって汚染水が貯まり続けてもフランスアルバ社のろ過装置は、国産のALPSはどうだ、随分金が掛かったろう氷壁はなど最初の謳い文句はどうだったなどと細かい事は言わない。あの林立する貯蔵タンク群を見ると兎に角決着をと思ってしまう。一旦事故原発で事故が起こればこうなる。寿都の高レベル放射性廃棄物の最終処分場の調査も財政上での交付金で背に腹は代えられぬと言う思いと誰かが受け入れなければという苦渋の決断だろう。何処も好き好んで誘致はしない。社説で原発の再稼働をしきりに主張する時もこれらの問題を同時に論ずるべきである。もし燃料は調達済で発電所の償却も進んでいる原発だけでも安全が確認されたものは稼働したいと言うなら60歳以上が消費する電力量までに限って欲しい。老人電力だ。何れ老人は大量に消え去り極わずかな老人が再生産される。