太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

2度目の電話詐欺

2019-08-24 07:49:47 | 仕事に関すること

半年ほど前オレオレ詐欺に引っ掛かりそうになった話はブログに書いた。昨日は別の手口の電話があり、危うく引っ掛かりそうになったが何とか被害もなく終わったが参考のため記しておく。

「こちらは××(地元)警察署生活安全課のKと申します。緊急で電話を差し上げたのは最近オレオレ詐欺の集団を摘発したところ、リストが見つかりお宅の名前と電話番号があったものですから確認のため電話させて貰っています。最近電話詐欺のようなものに引っ掛かっていませんか」と言う。「被害は無いけど半年くらい前、オレオレ詐欺の電話で危うく騙されるところでした。」「今後の参考のために内容を教えて頂けますかというので息子を名乗る者から喉にポリープが見つかって今生検を受けているという。家に帰るけど居るかと聞かれ何時でもいいよと言った。その後体の異変の具合とか暫く話続けた。零時を過ぎても帰って来ない。息子に連絡したら電話など掛けていないと言う。ポリープは声が変だと言われた時の言い訳だった。こちらは親族に同様な病気がありてっきり遺伝かと思ったが務めて冷静を装い電話対応したのが見破られたと思って詐欺は中止したのだろう。」と様子を話すと、手口として今後の対応に生かされますありがとうございましたとのこと。

ここで終わるかと思ったら「実は犯人グループの一部を逮捕したのですが、その中に現役に銀行員が3名含まれていまして勝手に預金を引き出して痕跡が残らないよう始末していました。確認ですが(地銀1行、大手都市銀、郵貯を挙げて)この中に取引銀行がありますかという。「えっ現役の銀行員?マスコミに流しました?」「いえ全員を捕まえたわけではないので操作に支障があり出していません。」とのこと。取引銀行は家内任せで知らないというと「それでは奥さんがいらっしゃる時にもう一度か電話差し上げます。」と言ってまた話題を変える。

「最近菅内にも外人が増えて空き巣が多発しているのですが被害に会われたことは?」が被害に会われたことはと聞く。無いというと、自宅に現金を置いている方が狙われているのですが、お宅ではそんな事無いでしょうねと聞く。ここでピンときて「警察が自宅に現金を置いてますかなどと聞く?」と少々怒って言い返した。スミマセン20分くらい話したのでつい行き過ぎたことを聞いてしまいました。この時電話の向こうではリストに載った人への確認電話らしき音がずっと聞こえていたのがピタッと止まった。それでももう一度奥様に電話させていただきますと言う。何を家内に聞くのか、私が伝えれば十分だろうと言うと、いえ20分近く話したので内容をお忘れではと思いましてと言う。「細部まで覚えているからもう電話は必要ない。生活課に電話して名前を確認するといったらどうぞと言って電話は切れた。

直ぐに警察の生活安全課に電話してK氏の存在を聞くと即座にそのような者はいませんと。電話の内容を説明すると、今集中的にお宅の近くから電話がかかってきており口上もほぼ同じですという。警察署まで走れば10分くらいのお膝元を荒らされていますねと言うと、そうなんです、特に駅の近くが狙われやすいのですとのこと。逃亡を考えてのことだろうか。それにしても相当な演技力と相手の話に応じてストーリーを変える話術は流石である。悪知恵を巡らす連中だ、詐欺グループに置いとくのは勿体ない。その知恵別に生かせと言いたくなる。今回長電話になったのは相手が警察だと言い、途中までは怪し気な話は一切無かったので電話を切るタイミングが無かったからだ。警察がこんなに長い電話をするわけが無いと後では思ったが、まさか一方的に警察からの電話をガシャンと切る訳にも行かなかった。本題(自宅に金はあるか)に入る前が相当長かったのだが。自宅に現金は置いているかと聞かれた時、数日前なら自宅に5億円ある筈だったが今は外れ券しかない。これでも良かったら盗りに来てといってやれば良かった。