太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

分かったこと

2018-07-03 08:37:52 | 日記

次で分かる日本の実力と思っていたW杯ベルギー戦で惜しいところまで行きながら2-3で敗れた。先の試合で時間稼ぎと批判され、決勝Tでボロ負けしたらそれ見たことかと世界から大ブーイング起こる所だった。でも結果は大接戦と言える。これで分かったことはFIFAランキングもトーナメントとなれば世界のチームにそれ程差が出ないと言うことである。ロシアの大健闘の一方、ポルトガルやスペイン、アルゼンチンなどは敗退してしまったことからも分かる。W杯だけは事前に訳知り顔で予想しない方が無難だ。スポーツの世界でも技量は似て来る。国旗を背負って戦うが多くの有名選手は他国の強豪クラブに所属しており、当然習得したトレーニング方法とか個人技は自国にも活かされる。サッカーでも類似国家群が現れることは人や情報が往きかう世界では当然のことかも知れない。

歌丸さんが亡くなった81歳だそうである。人生の前半は関西で過ごしたから上方落語も結構聴いたように思う。上方はちょと人気が出ると芸人、タレントの方に走る人が多かったように思う。落語家もちょっと顔が売れるとTVブームに乗って本業そっちのけでタレント活動をする人が随分多かった。先の女性問題で会長を辞任した人も新作落語で人気はあったが落語家としては相当軽かったように思う。新作落語のぜんざい公社は時代を 皮肉り面白かったがついぞ古典の記憶は無い。その少し前には誰も超えることができない大御所、桂米朝という圧倒的に優れた大物落語家も居たが、博識でも有名で小松左京氏と一緒にラジオのパーソナリティをしていた時などはしばしば左京氏が知識でやり込められる場面があった。残念ながら上方落語で重鎮とかは米朝さん以外は思い出さない。

歌丸さんも若い頃はそれほど目立つ存在では無かったように記憶する。経歴を聞くと途中から古典落語に本格的に取り組んだとのこと。古典落語にもキズがあり、現代に訳してして行くという言葉があったが終生落語を極めようとした立派な落語だった。そもそも笑点の司会やインタビューでは話に一切の無駄がないことには感心していた。古典のキズを修正している間に身に着いた無駄を省くという作業の成果であろう。晩年素晴らしい噺家になったのは信念で常に自分を磨きあげることを実践していたからであろう。それは名誉や功績とは別物で簡単に真似できることでは無い。歳を重ねるごとに成長するという生き方である。円熟みが増すと言っても良いかも知れない。このような人は実生活ではめったにお目にかからない。思い出しても一人か二人である。そうありたいと思うが煩悩が強すぎる。暑い最中、別荘で避暑などと想像しているようではどうも。時間が宜しいようで。