kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

エネルギー高、円安の影響

2021-10-13 06:23:12 | 日記
原油価格高騰は車社会の米国経済に悪影響を及ぼします。日本でも電気料金
の上昇や石油製品の連鎖的な値上がりに繋がります。そして113円台まで進
んだ円安も物価の値上がりラッシュの要因となります。

予想外の原油高と円安が今後も続けば企業はコストアップ分の値上げが出来
なければ業績への影響は避けられません。一方電力料金やガスなどエネルギ
ー価格の上昇に加えて身近な食品価格までも上昇すれば一段と財布の紐は固
くなり国内景気にも悪影響が出るでしょう。

エネルギー価格の上昇や円安がどこまで続くのかは不明です。決算発表で企
業側がどこまで原材料費などのコストアップが業績へ影響を与えるのか、数
ヶ月前には予想しないファクターが出てきました。

勿論円安効果で恩恵を受けるセクターや企業もあるでしょう。しかしエネル
ギーも穀物や牛肉など多くを輸入に依存している日本経済の現状を考えると
国民生活には間違いなくマイナス面が大きいようです。

株式市場にとっては番の悪材料はインフレです。当初パウエル氏がインフレ
は一時的だという見方はどうやら的を外した見方だったようです。市場はテ
ーパリングの開始を織り込みましたが利上げの前倒しまでは織り込んでいま
せん。

コロナ感染者数は沈静化しつつあるということは好材料ですがインフレ抑制
による利上げは巣籠り消費銘柄や経済再開銘柄も含めた市場全体の足枷にな
り得ます。既にナスダック指数は環境変化を織り込むように9月上旬の高値
から調整色を強めています。

東京市場には選挙後の景気刺激策への期待や年末高への期待もあり多くの市
場関係者は9を更新して3万2000円程度まで年末には上昇するだろうと予想し
ています。その前にもう一度市場環境を点検するという作業が欠かせないよ
うです。

コメント
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