今日は7月相場最後の立ち合いです。今月の東京市場は底堅かったのか
、それとも上値は重く期待された2万3000円回復は8月以降に先送りされ
たのか。ここ1週間の日経平均の日足チャートは頭が丸くなり下方向に向
っているような印象を受けます。注意が必要かもしれません。
また少なくとも業種、銘柄では指数以上の変動があったようです。景気の
波に比較的左右されにくく、為替相場の影響も受けにくい日用品業界は
相場が先行き不透明になると選好されるセクターです。しかし30日の市
場では業界最大手の花王が決算を受けて大幅安一方ライバルのライオ
ンは10年来高値更新と明暗が分かれました。
日用品業界の優等生の花王は化粧品部門がインバウンド消費の蒸発と
マスク着用が日常になり化粧を控える女性が増えたことが逆風になった
ようです。一方ライオンは化粧品事業を手掛けておらずしかも国内シェア
首位のハンドソープの需要急増だけでなく、歯磨き粉など「オーラルケア」
も追い風が吹きました。
ウィズコロナが日常になり手掛けている製品群の違いが両社の明暗を分
けたようです。花王は化粧品部門の苦戦は予想されていました。それでも
ハンドソープや家庭用洗剤の需要拡大でカバーできると市場でも予想し
ていただけに予想外の減益で失望売りが増えたようです。
日本では感染者数の上では既に第2波が発生しているといって間違いな
いでしょう。しかも以前から第1波よりも第2波の感染者の山は高くなると
言われていました。新型コロナには季節性は関係ないという発表もあり
第2波が収まっても秋から冬にかけて第3波、第4波にも警戒が必要にな
りました。
30日も下げ止まらず年初来安値を更新したJR4社の株価が市場に発し
ているメッセージは飲食、宿泊、運輸、レジャーなど内需系の業界を取り
巻く環境は当面厳しい状況が続くということではないのでしょうか。勿論
ワクチンが実用化されれば急反発する場面もあるでしょう。
しかし5年10年かかるといわれているワクチンの早期実用化は安全面や
効果など懸念するところも多いと一部の感染症専門家は話しています。
2月に中国の武漢で感染爆発が発生した時には感染力及び致死率は今
現実に起きているよりもずっとずっと低いというのが定説でした。コロナ
ウイルスは季節性ウイルスとまた違った特徴を持っているようです。本当
の姿が解明されるのはまだまだ先のようです。
コロナウイルスに打ち勝ち以前のような日常が戻るのはずっと先なのか
もしれません。ウイルスの本当の正体が解明されていない状況では今逆
風が吹いて下げている銘柄への投資も余程慎重に吟味しないと取り返し
のつかないことになりかねません。
、それとも上値は重く期待された2万3000円回復は8月以降に先送りされ
たのか。ここ1週間の日経平均の日足チャートは頭が丸くなり下方向に向
っているような印象を受けます。注意が必要かもしれません。
また少なくとも業種、銘柄では指数以上の変動があったようです。景気の
波に比較的左右されにくく、為替相場の影響も受けにくい日用品業界は
相場が先行き不透明になると選好されるセクターです。しかし30日の市
場では業界最大手の花王が決算を受けて大幅安一方ライバルのライオ
ンは10年来高値更新と明暗が分かれました。
日用品業界の優等生の花王は化粧品部門がインバウンド消費の蒸発と
マスク着用が日常になり化粧を控える女性が増えたことが逆風になった
ようです。一方ライオンは化粧品事業を手掛けておらずしかも国内シェア
首位のハンドソープの需要急増だけでなく、歯磨き粉など「オーラルケア」
も追い風が吹きました。
ウィズコロナが日常になり手掛けている製品群の違いが両社の明暗を分
けたようです。花王は化粧品部門の苦戦は予想されていました。それでも
ハンドソープや家庭用洗剤の需要拡大でカバーできると市場でも予想し
ていただけに予想外の減益で失望売りが増えたようです。
日本では感染者数の上では既に第2波が発生しているといって間違いな
いでしょう。しかも以前から第1波よりも第2波の感染者の山は高くなると
言われていました。新型コロナには季節性は関係ないという発表もあり
第2波が収まっても秋から冬にかけて第3波、第4波にも警戒が必要にな
りました。
30日も下げ止まらず年初来安値を更新したJR4社の株価が市場に発し
ているメッセージは飲食、宿泊、運輸、レジャーなど内需系の業界を取り
巻く環境は当面厳しい状況が続くということではないのでしょうか。勿論
ワクチンが実用化されれば急反発する場面もあるでしょう。
しかし5年10年かかるといわれているワクチンの早期実用化は安全面や
効果など懸念するところも多いと一部の感染症専門家は話しています。
2月に中国の武漢で感染爆発が発生した時には感染力及び致死率は今
現実に起きているよりもずっとずっと低いというのが定説でした。コロナ
ウイルスは季節性ウイルスとまた違った特徴を持っているようです。本当
の姿が解明されるのはまだまだ先のようです。
コロナウイルスに打ち勝ち以前のような日常が戻るのはずっと先なのか
もしれません。ウイルスの本当の正体が解明されていない状況では今逆
風が吹いて下げている銘柄への投資も余程慎重に吟味しないと取り返し
のつかないことになりかねません。