どうやら東京市場の1月のパフォーマンスは非常に厳しい結果となりそうです。
まさか新興国通貨の下落で足元をすくわれるとは思いませんでした。しかし
改めてもう一度考えてみてください。かねてからFRBが緩和縮小に舵を切れば
緩和マネーの巻き戻しで新興国から資金が流失すると言われていました。
ですから新興国の通貨や株式市場の動揺はある程度は予想されていました。
未曽有の緩和策からの出口ですからそれなりの混乱は予想されていた筈です。
しかしFRBが緩和縮小に政策を変更出来るくらい米国景気は回復したとの解
釈で12月の緩和縮小決定の時には市場は好意的に受け止めてNY市場もクリ
スマスラリーが来た訳です。新興国から流失したマネーも日米欧の先進国に流
れ込むから先進国の株式市場は2014年も堅調に推移するとの見立てであった
訳です。やはり市場の勇み足だったのでしょうか。
大幅安で始まった大発会も年末の連騰による微調整だと当初は思われていま
したが1月相場にこれだけ下げたことでどうやら本格調整になってしまったよう
です。日本企業の好決算も多くは織り込み済みのようです。むしろ下方修正で
もすれば急落する銘柄のほうが目立ちます。頼みの外国人投資家は1月第3週
も売り越しでした。これで年明け以降週連続で売り越しです。しかも2329億円と
売り越し額が膨らんでいます。外国人投資家はいったん売り越しに転じるとその
傾向がしばらく続きます。外国人投資家が売り越しのままだと東京市場の出直り
は期待できません。
それにしても東京市場のボラティリティは高すぎます。1月は30日現在19営業日
中8営業日で300円以上株価が変動しました。ジェットコースターのような変動が
続くうちはまだ株価の下値模索が続きそうです。下値は1万6291円まで上昇する
前のボックスの上限だった1万4800円なのかそれとも11月8日のスタートラインの
1万4000円くらいまで下げてしまうのか、その間で下げ止まるのか分かりません。
NY市場や円相場など複雑なパズルが組み合わせ次第で結果も変わってくるで
しょう。
まさか新興国通貨の下落で足元をすくわれるとは思いませんでした。しかし
改めてもう一度考えてみてください。かねてからFRBが緩和縮小に舵を切れば
緩和マネーの巻き戻しで新興国から資金が流失すると言われていました。
ですから新興国の通貨や株式市場の動揺はある程度は予想されていました。
未曽有の緩和策からの出口ですからそれなりの混乱は予想されていた筈です。
しかしFRBが緩和縮小に政策を変更出来るくらい米国景気は回復したとの解
釈で12月の緩和縮小決定の時には市場は好意的に受け止めてNY市場もクリ
スマスラリーが来た訳です。新興国から流失したマネーも日米欧の先進国に流
れ込むから先進国の株式市場は2014年も堅調に推移するとの見立てであった
訳です。やはり市場の勇み足だったのでしょうか。
大幅安で始まった大発会も年末の連騰による微調整だと当初は思われていま
したが1月相場にこれだけ下げたことでどうやら本格調整になってしまったよう
です。日本企業の好決算も多くは織り込み済みのようです。むしろ下方修正で
もすれば急落する銘柄のほうが目立ちます。頼みの外国人投資家は1月第3週
も売り越しでした。これで年明け以降週連続で売り越しです。しかも2329億円と
売り越し額が膨らんでいます。外国人投資家はいったん売り越しに転じるとその
傾向がしばらく続きます。外国人投資家が売り越しのままだと東京市場の出直り
は期待できません。
それにしても東京市場のボラティリティは高すぎます。1月は30日現在19営業日
中8営業日で300円以上株価が変動しました。ジェットコースターのような変動が
続くうちはまだ株価の下値模索が続きそうです。下値は1万6291円まで上昇する
前のボックスの上限だった1万4800円なのかそれとも11月8日のスタートラインの
1万4000円くらいまで下げてしまうのか、その間で下げ止まるのか分かりません。
NY市場や円相場など複雑なパズルが組み合わせ次第で結果も変わってくるで
しょう。