今日は2023年取引の最終日の大納会です。3万3000円台で今年の取引を終える可能性が高そう
です。4月中旬から急上昇した日経平均は6月中旬までの2ヶ月で3割上昇しました。この間FRB
が引き締め継続のスタンスだったことからダウ指数は3万4000ドルが壁となりました。
一方日経平均は円安による外需企業の業績上振れとガバナンス改革による日本企業の経営効率
化期待から日経平均は大幅上昇しました。結果としてダウ指数の差はみるみる縮まり逆転もあ
るのかと思いました。
しかし11月からの急騰でダウ指数はあっさり3万4000円ドルの壁を越え弾みがつき3万7000ドル
台まで駆け上がりました。やはり長期投資をするなら米国株は欠かせないという結果だったよ
うです。マグニフィセント・セブンに代表される成長株が柱の米国株に対して景気敏感銘柄主体
のバリュー株の多い日本株では利益成長で一枚も二枚も米国株が上です。
生成AIでもやはりリード役は米国企業です。為替変動はあっても三分の二程度は少なくとも米国
株で運用すべきかもしれません。日本株にも米国株と遜色のない収益を挙げている企業はあります。
時価総額上位ではファーストリテイリング、キーエンス、信越化学SMCなどです。
しかし株価水準が数万円を超える銘柄が多く投資資金が多額になることや中国景気や世界景気の
波を受ける設備投資関連が多いというのもハードルとなっています。もし来年米国の景気悪化に
向えばこれらの銘柄は影響を受けます。成長投資で日本の個別銘柄を購入するには注意が必要です。
米国株のように1株単位から購入可能なら回数を分散してリスクを抑えることは出来ますが、投資
単位の大きな日本銘柄を買うのは新NISAではハードルが高くなります。有望セクターの半導体銘
柄も多くは投資額が膨らみます。
王道を行くならマグニフィセント・セブンに代表されるようなグロース銘柄が多い米国株は候補
から外せません。確かに需給面では新NISAは大きな追い風になります。しかし資金の受け皿にな
る魅力ある投資先に日本株が選ばれるかどうかポイントになります。米国株は成長性で選ばれて
います。
しかし日本株は半導体など成長株だけでなく円安メリットや構造改革期待からの人気になっていま
す。自社株や増配、政策株の売却など構造改革が期待されての人気です。株式投資は成長を買うの
が本来の姿です。成長株の多い米国株の軍配が上がるのは当然です。日本企業が新NISAで選ばれる
ようになるには成長を取り戻せるかどうかです。
※1年間購読ありがとうございます。
次回の更新は新年4日を予定しています。
です。4月中旬から急上昇した日経平均は6月中旬までの2ヶ月で3割上昇しました。この間FRB
が引き締め継続のスタンスだったことからダウ指数は3万4000ドルが壁となりました。
一方日経平均は円安による外需企業の業績上振れとガバナンス改革による日本企業の経営効率
化期待から日経平均は大幅上昇しました。結果としてダウ指数の差はみるみる縮まり逆転もあ
るのかと思いました。
しかし11月からの急騰でダウ指数はあっさり3万4000円ドルの壁を越え弾みがつき3万7000ドル
台まで駆け上がりました。やはり長期投資をするなら米国株は欠かせないという結果だったよ
うです。マグニフィセント・セブンに代表される成長株が柱の米国株に対して景気敏感銘柄主体
のバリュー株の多い日本株では利益成長で一枚も二枚も米国株が上です。
生成AIでもやはりリード役は米国企業です。為替変動はあっても三分の二程度は少なくとも米国
株で運用すべきかもしれません。日本株にも米国株と遜色のない収益を挙げている企業はあります。
時価総額上位ではファーストリテイリング、キーエンス、信越化学SMCなどです。
しかし株価水準が数万円を超える銘柄が多く投資資金が多額になることや中国景気や世界景気の
波を受ける設備投資関連が多いというのもハードルとなっています。もし来年米国の景気悪化に
向えばこれらの銘柄は影響を受けます。成長投資で日本の個別銘柄を購入するには注意が必要です。
米国株のように1株単位から購入可能なら回数を分散してリスクを抑えることは出来ますが、投資
単位の大きな日本銘柄を買うのは新NISAではハードルが高くなります。有望セクターの半導体銘
柄も多くは投資額が膨らみます。
王道を行くならマグニフィセント・セブンに代表されるようなグロース銘柄が多い米国株は候補
から外せません。確かに需給面では新NISAは大きな追い風になります。しかし資金の受け皿にな
る魅力ある投資先に日本株が選ばれるかどうかポイントになります。米国株は成長性で選ばれて
います。
しかし日本株は半導体など成長株だけでなく円安メリットや構造改革期待からの人気になっていま
す。自社株や増配、政策株の売却など構造改革が期待されての人気です。株式投資は成長を買うの
が本来の姿です。成長株の多い米国株の軍配が上がるのは当然です。日本企業が新NISAで選ばれる
ようになるには成長を取り戻せるかどうかです。
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