29日に日経平均は5月10日以来の9000円を回復しました。EU首脳会議前は
メルケル首相からネガティブな言動があり市場の期待値はかなり低下してい
ましたから合意内容はポジティブサプライだったようです。重要イベントを前に
市場は不安からスペインやイタリア国債の利回り上昇→EU諸国は市場に背
中を押されるように対策を発表、取り敢えず当面の危機は回避される。今回
も同様の結末でした。
日経平均の9000円台乗せが騒がれていますが、TOPIXは4日にザラ場安値
(692)これは実に29年ぶりの安値を記録してから29日のザラ場高値771まで
戻っていますからTOPIXの戻りは日経平均を上回ってします。
同じ期間の個別銘柄の推移はファーストリティリングやファナックやTDKとい
った日経平均に影響が大きな値嵩株の下落と三菱UFJや野村など時価総額
の大きな金融株の上昇が鮮明だったというものでした。勿論、前記値嵩3銘柄
は業績の懸念が背景にありますが、3月の日経平均1万円乗せの立役者だっ
た値嵩株が6月相場では不振で欧州財政危機で見送られていた金融株の値
上がり率が高いのは単なる偶然でしょうか。
ひょっとしたらヘッジファンドによる日経平均買いのTOPIX売りという取引の解
消による影響も少なからずあったのではないでしょうか。もっともこれは想像の
域を出ませんが、3月までの主役と今回の戻り相場の主役銘柄は明らかに違
います。
いずれにしても欧州財政危機解決の第一歩を踏み出したことは評価できます
が、ユーロ問題の根本解決はまだ先になりそうですから内外の投資家がリス
クオンから資金を株式市場に本格的に振り向けることは目先考えにくく、二日
新補の7月も先物による乱高下は避けられないでしょう。
また昨年は7月8日の1万137円が高値でした。ロンドンオリンピック(7月27~
8月12日)が始まり夏休みシーズンと重なり大きなスポーツイベント期間中の
市場は閑散になる傾向がある。
中間決算のある9月には3月高値の絶対期日がの月あることを考えると7月
に高値を付ける可能性は高いと思います。また東京市場は今週で上昇トレン
ドが4週目です。日経平均の安値はSQ前の4日でした。先物主導の相場で
ある以上高値も7月SQ(13日)前後になるのかもしれません。
目先の作戦は29日まで3日続伸で340円上昇、騰落レシオ120越え、9千円乗
せで目先の目標達成感もあります。7月相場のスタートの2日新補を考えると
波乱の考えながら押し目買いに徹することが重要です。
メルケル首相からネガティブな言動があり市場の期待値はかなり低下してい
ましたから合意内容はポジティブサプライだったようです。重要イベントを前に
市場は不安からスペインやイタリア国債の利回り上昇→EU諸国は市場に背
中を押されるように対策を発表、取り敢えず当面の危機は回避される。今回
も同様の結末でした。
日経平均の9000円台乗せが騒がれていますが、TOPIXは4日にザラ場安値
(692)これは実に29年ぶりの安値を記録してから29日のザラ場高値771まで
戻っていますからTOPIXの戻りは日経平均を上回ってします。
同じ期間の個別銘柄の推移はファーストリティリングやファナックやTDKとい
った日経平均に影響が大きな値嵩株の下落と三菱UFJや野村など時価総額
の大きな金融株の上昇が鮮明だったというものでした。勿論、前記値嵩3銘柄
は業績の懸念が背景にありますが、3月の日経平均1万円乗せの立役者だっ
た値嵩株が6月相場では不振で欧州財政危機で見送られていた金融株の値
上がり率が高いのは単なる偶然でしょうか。
ひょっとしたらヘッジファンドによる日経平均買いのTOPIX売りという取引の解
消による影響も少なからずあったのではないでしょうか。もっともこれは想像の
域を出ませんが、3月までの主役と今回の戻り相場の主役銘柄は明らかに違
います。
いずれにしても欧州財政危機解決の第一歩を踏み出したことは評価できます
が、ユーロ問題の根本解決はまだ先になりそうですから内外の投資家がリス
クオンから資金を株式市場に本格的に振り向けることは目先考えにくく、二日
新補の7月も先物による乱高下は避けられないでしょう。
また昨年は7月8日の1万137円が高値でした。ロンドンオリンピック(7月27~
8月12日)が始まり夏休みシーズンと重なり大きなスポーツイベント期間中の
市場は閑散になる傾向がある。
中間決算のある9月には3月高値の絶対期日がの月あることを考えると7月
に高値を付ける可能性は高いと思います。また東京市場は今週で上昇トレン
ドが4週目です。日経平均の安値はSQ前の4日でした。先物主導の相場で
ある以上高値も7月SQ(13日)前後になるのかもしれません。
目先の作戦は29日まで3日続伸で340円上昇、騰落レシオ120越え、9千円乗
せで目先の目標達成感もあります。7月相場のスタートの2日新補を考えると
波乱の考えながら押し目買いに徹することが重要です。